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プロローグ 

だから周りを全く見てなかった。
いつのまにか幸也とは別れた場所を歩いてる。…んんん?ここどこだ?なんかサッカー部のみんなが走って行ったよ?もしかしてランニングコース?やば!校門の反対側に来ちゃった!そういえば幸也が途中でなんか言ってたけど、適当に理由付けて逃げた気がする!
どどどどどどどどどうしよう?
と、とりあえず、早く学校行こ!
ダッシュダッシュ!私、走るのは速いほうなんだよ!さっさとつかないと!授業初日に遅刻はヤバい!私は全力で走って、サッカー部の子たちを追い越して校門へ向かう。
サッカー部の子たちがなんか言ってるけど、気にしてられない!いっそげー!そうして、この角を曲がったら学校へ着く……というところで誰かにぶつかった。わぁ。今曲がり角の出会いはヤダなぁぁ~!!!遅刻するって!
『ご、ごめんなさい!!
大丈夫?けがは無い?』
ってなんかぶつかった人、お腹を抱えて震えてる!?だ、大丈夫かな?ちょーっと見たことのある帽子とスーツなんだけど、似てる人もいるよね!うん!
?「お前、くくくっ…全然…変わってないな!」
………明らかに聞き慣れた声が聞こえてきました。チッ。今こいつに捕まったら絶対遅刻だ。全力で逃げよう!リボーン、また今度!
『あっごごごごめんなさい!!
私、そのあの、そろそろい…くね!
ごごごっごきげんよぉー!』
ちょっと慌ててて言ってることおかしいけど気にせずダッシュ!
?「あいつ、変わってないと思ったが、前より慌てやすくなったか?ストレスたまってんのか。ったく、まだあの彼氏と付き合ってたんだな。わかりやすくなっていやがる。」
こんなことをあいつが言ってるなんて、思ってもいないで、私は走ってた。
すぐ再会することになるとはもっともっと思ってなかったけど。
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