このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

Chapter-1


ぼくが治療中の時
他のぬいぐるみ達は口々に言った


「またエルドがやらかした」

「エルドがアトレイシアに迷惑かけてるわ」

「あれは骨折じゃない。僕らには骨が無い」

「糸が切れただけなのよ」


すると、アトレイシアがぴしゃりと言う


「みんな、静かにして。集中できないわ」


静まりかえると
今度はひそひそ話になる


ぼくは、また迷惑をかけてしまったんだ


思わずぼくは言った


「アトレイシア、ごめんなさい」


いつもなら「別にいい」ぐらい言うのに
今日は言わない理由を


ぼくは

明日知ることになる

5/9ページ
スキ