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Chapter-1


二足歩行のぬいぐるみのはずが
骨折で四足歩行に


これじゃあクマっぽい


「いや、ぼくクマだけれど」


クマだけれどもクマじゃない


「困ったな。せめて飛行形態があれば。ん? お腹に違和感が……」


お腹。
ぼくのお腹。


「やややっ、腹綿はらわたが出ているよ!」


痛みがなくて
気づかなかった

何だか痩せちゃった気がする


「死ぬ……死んじゃうかも」


転んだことが
命とり


「大変、大変だよ! あぁ、急ぐと綿が。綿がこぼれる。助けて!」


ぼくは慌てて
医者であり、創造主であるアトレイシアの待つ家へと戻った
 

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