短編
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ここは何処だろうか。
目を開ければ暗い部屋の為なのか、周りは見えない。
フと、自分の違和感に気付いた。
「何、コレ…」
首に革の感触。それに紐がついてる…首輪?
それに服もブカブカで…私、下に何も着けてない!?
理解の出来ない状況に体が強ばる。
「起きた?」
「っ!?」
誰か(声的に恐らく男だろうか)が私に声をかけてきた。
反射的に声のした方へ顔を向けるが、何も見えない。
「体どこも痛くない?」
「え…」
ポンと頭に乗せられた手と優しい声色に私は安心して、頷いた。
「そっか…やっぱり、精神操作魔術にしてよかった。雷とか使ったら痛いし、下手したら跡付いちゃうもんね。まぁ、僕が付けた傷なら嬉しい限りだけど」
男が嬉々としてそう言った瞬間、私の体はまた硬直した。
「そんな怖がらないで。そう言っても名無しさんさんは怖がりだから仕方ないか。僕が居るから大丈夫だよ?」
何でこの男は私の名前を知っているの?
「貴方…誰?」
無意識に声が震える。
「…は?」
男の声が一気に不機嫌に変わった。
「僕の事、あんなに好きって言ってたのに誰ってヒドくない?手だって握りあった仲なのに」
この男は何を言ってるの?私が好きって言った?手を握った?何の話か全く見えない。
「聞いてるの?ねえ!」
「ぐっ…」
首輪を引かれたのだろうか、一瞬首が絞まった。
気付けば私は互いの息がかかるほど男のすぐ側まで近付いていた。
「僕の事、分かるよね?」
「…電気、点けて下さ…い」
必死で考えた結果、思い付いたのはコレだけだった。
「あぁ、そうだね。暗くて顔見えないし、僕も仕事してきたばっかで声ちょっと枯れてるかもしれないもんね。それならわかんないかもね。ちょっと待ってて」
男が私から離れてすぐ、パチンと軽い音がして一瞬で目の前が眩しくなった。
目の前の男は…
「これで分かるよね?」
「…ダリ、先生」
魔暦の担当の、ダンタリオン先生だった。
皆の憧れの先生で…私もそんな憧れている多数の生徒のひとりで…
何で、何で彼が私をこんな状況に…?
「うん。んー、やっぱ顔見えた方がいいね」
「何でこんな…」
「…名無しさんさんは一目惚れって信じる?」
「え…」
「僕ね、名無しさんさんが魔暦の授業に来てくれたときビビッ!って来てね。で、僕のモノにしたいって思ったんだ」
この人は、何を言ってるの?
「最初は見てるだけでよかったんだよ?でもね、段々色んなモノが込み上げてきて…名無しさんさんが僕の居ないところで知らない奴と喋って笑い合ってるって思ったら我慢できなくなって、そっか、捕まえちゃえばいいやって思って。そして今日…やっと捕まえた」
ギシッと音をさせ、ベッドに座りダリ先生は私を後ろから抱き締めた。
「…やっぱ名無しさんさんが僕の匂いしてるって、イイね…」
「っ!」
首元に顔を埋め、そう言ったダリ先生。そして思い出す。私の格好は今裸同然だと。
「やっ…私、こんな格好…」
「僕が着せたんだ。似合うよ?」
「何、で…」
「名無しさんさんが僕の服着て、僕の匂いさせてるって…僕のものになったみたいで興奮するでしょ」
「なっ…」
この人は本当にあのダリ先生なの?
「きっと君を俺色に染めてみせるから」
クサイかな?と言いながら笑うダリ先生に、私はブルリと体を震えさせた。
目を開ければ暗い部屋の為なのか、周りは見えない。
フと、自分の違和感に気付いた。
「何、コレ…」
首に革の感触。それに紐がついてる…首輪?
それに服もブカブカで…私、下に何も着けてない!?
理解の出来ない状況に体が強ばる。
「起きた?」
「っ!?」
誰か(声的に恐らく男だろうか)が私に声をかけてきた。
反射的に声のした方へ顔を向けるが、何も見えない。
「体どこも痛くない?」
「え…」
ポンと頭に乗せられた手と優しい声色に私は安心して、頷いた。
「そっか…やっぱり、精神操作魔術にしてよかった。雷とか使ったら痛いし、下手したら跡付いちゃうもんね。まぁ、僕が付けた傷なら嬉しい限りだけど」
男が嬉々としてそう言った瞬間、私の体はまた硬直した。
「そんな怖がらないで。そう言っても名無しさんさんは怖がりだから仕方ないか。僕が居るから大丈夫だよ?」
何でこの男は私の名前を知っているの?
「貴方…誰?」
無意識に声が震える。
「…は?」
男の声が一気に不機嫌に変わった。
「僕の事、あんなに好きって言ってたのに誰ってヒドくない?手だって握りあった仲なのに」
この男は何を言ってるの?私が好きって言った?手を握った?何の話か全く見えない。
「聞いてるの?ねえ!」
「ぐっ…」
首輪を引かれたのだろうか、一瞬首が絞まった。
気付けば私は互いの息がかかるほど男のすぐ側まで近付いていた。
「僕の事、分かるよね?」
「…電気、点けて下さ…い」
必死で考えた結果、思い付いたのはコレだけだった。
「あぁ、そうだね。暗くて顔見えないし、僕も仕事してきたばっかで声ちょっと枯れてるかもしれないもんね。それならわかんないかもね。ちょっと待ってて」
男が私から離れてすぐ、パチンと軽い音がして一瞬で目の前が眩しくなった。
目の前の男は…
「これで分かるよね?」
「…ダリ、先生」
魔暦の担当の、ダンタリオン先生だった。
皆の憧れの先生で…私もそんな憧れている多数の生徒のひとりで…
何で、何で彼が私をこんな状況に…?
「うん。んー、やっぱ顔見えた方がいいね」
「何でこんな…」
「…名無しさんさんは一目惚れって信じる?」
「え…」
「僕ね、名無しさんさんが魔暦の授業に来てくれたときビビッ!って来てね。で、僕のモノにしたいって思ったんだ」
この人は、何を言ってるの?
「最初は見てるだけでよかったんだよ?でもね、段々色んなモノが込み上げてきて…名無しさんさんが僕の居ないところで知らない奴と喋って笑い合ってるって思ったら我慢できなくなって、そっか、捕まえちゃえばいいやって思って。そして今日…やっと捕まえた」
ギシッと音をさせ、ベッドに座りダリ先生は私を後ろから抱き締めた。
「…やっぱ名無しさんさんが僕の匂いしてるって、イイね…」
「っ!」
首元に顔を埋め、そう言ったダリ先生。そして思い出す。私の格好は今裸同然だと。
「やっ…私、こんな格好…」
「僕が着せたんだ。似合うよ?」
「何、で…」
「名無しさんさんが僕の服着て、僕の匂いさせてるって…僕のものになったみたいで興奮するでしょ」
「なっ…」
この人は本当にあのダリ先生なの?
「きっと君を俺色に染めてみせるから」
クサイかな?と言いながら笑うダリ先生に、私はブルリと体を震えさせた。