オタク(日記)

腐女子の鴇先生と七森さん

2024/06/29 07:11
腐女子の鴇先生と七森さんの小説(?!)を書いてて終わらなかったので、二人が服桃と桃服を語っているところをのせます。確実に絶対に超絶キャラ崩壊してる!!!!!すみません。
たぶん全部私の気持ち……

入ってきたのは桃さんと服部さん。向こうの方の席に隣りで座った。
「先生、前から思ってたんですけど、デキてますよね、あの二人……」
先生に小声で話しかける。
これまでの経験から、鴇先生も私と同じように二人をそういう目で見ているだろうというのは確実だった。
「そうね。私もそう思ってたのよ。桃くんのあの可愛さは受けでしか有り得ないって」
くっ……私は密かに唇を噛んだ。
やっぱり逆カプだったか。鴇先生とはジャンルの趣味、キャラの組み合わせの趣味までは合うが、肝心の左右の好みがまるっきり逆なのである。
鬼滅にハマれば炭義と義炭、黒バスにハマれば緑高と高緑、スラダンにハマれば流花と花流、SIRENにハマれば牧宮と宮牧、ハリポタにハマればルスネとスネル、逆裁にハマればナルミツとミツナル。
見事に逆なので今回も予想はしていたが……それでも燃え上がる腐女子の心は止められない。
「先生、落ち着いてください。今、言い間違えたんじゃないですか?ほら、言ってください。『桃さんは攻め』って」
「七森さんは桃服なのね。まあ、分かってはいたけど……理解しかねるわ。服部君が攻めよ。よく考えて?眼鏡で後輩で長身で桃くんに執着しているのよ」
鴇先生はあくまでも落ち着いている。
「いいえ、先生は二人の本質を見てないんですっ!あれはどう見ても一途受け、からの襲い受けですよっ!服部さんは変態さんなんだから自分が女役になってでも桃さんと繋がりたいんです!」
「何言ってるの?桃くんはへたれ気味なんだから、服部君に脅されたら何でもするでしょ。それにあなた、前に服部君が桃くんの触手責めに興奮してるの見てなかったの?もっと挿れたい……(意訳)とか言ってたじゃない。服部君はどう考えても、桃くんを犯したいという欲があるはずなのよ!」
ぐっ。少し言葉に詰まる。
「まあ……そこは認めます。変態さんですからね。しかし桃服にはもう一つのパターンがあるんですよ」
「何?」
「桃さんが無自覚ドS攻めという可能性です!考えてみてください。普段の言動から考えて自分がタチだと信じて疑わない服部さんが、負けていくんですよ!桃さんが『こんなので感じちゃうの?変態だね』って言って、普段は変態と自負している服部さんがその日から言いにくくなる、それを桃さんが見て、服部さんの深いところに自分が影響していると意識しなぜか高揚を覚える。そこからSの方に目覚めていく桃さんと、逆にMの方に開発されていく服部さん……」
「わ、分かったわ。落ち着いて。七森さんにはそれが尊いのかもね。でも服部君のスペックがそれを許さないから。まずお金持ちなのよ?オークションで競りにかけられ、性格の悪そうなモブにひときわ高い値段を出されて絶望している桃くんを服部君が買う、ということが出来るわ。あの無表情でよ。尊い」
オークションときたか……
「ま、待ってください。服部さんが非処女で桃さんを竿のために買った可能性も……」
「落ち着きなさい。まだあるわ。服部君っていっつも桃くんに執着してるでしょ。桃くんもそれに慣れて、扱いが雑でしょ?ここから何が起こるかわかるかしら。そう、急に攻めが自分に絡まなくなって寂しくなる受け、というのが見られるのよ!」
「うぅっ」
好きなシチュ!
「やりますね、先生……やっぱりそういう日常っぽいのが尊いですよね……よし。反省しました。私も日常路線で攻めます」
「そうね。濡れ場ばっかりだったものね」
「はい。……先生、ゾウの事件の時にお会いしたセイくん覚えてますか?」
「ええ。桃くんの従弟よね。そういえばセイ桃、というのも……」
「論外ですっ。そんなことが言いたいんじゃありません!セイくんが自分のことを桃さんの弟のようなものだって言った時、服部さんが対抗して言ったんですよ。『桃先輩の弟のようなものです』って……」
「ぐっ」
おお、大ダメージ!
「それは……尊かったわ。でもそれも私には服桃にしか見えなかったわね。それより、アルパカの事件の時。桃くんが不審者に襲われたとき、服部君が助けたのよ!これはツンデレ攻め。ほんとは桃くんのことが心配なのに恥ずかしいから変態的なこと言ってGPSとかつけてるんだって、私には分かったわ。やっぱ攻めがかわいいカプは美味しいわね」
「そ、それこそ桃服ですよ!服部さんはたしかにツンデレかもしれません。私が落ち込んでる時は分かりにくく励ましてくれるし。でもそれはすべて服部さんが受けであるという材料にしかなりませんっ普段は桃さんに露骨にアピールしてるのに、いざとなると照れてしまう服部さん……もう、辛抱たまりませんっ」
「ど、どこ行くの!?」



私はセイ桃が論外なんて思ってないです

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