転生したレジスタンスのメディック
彼らの再会
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銃に戻った俺は、ただエリカさんを見ているしかなくて、泣いても笑っても体調を崩しても、ただそこにあることしかできなくて、それがすごく歯痒かった。触れることができなくても、ただ話を聞いて、慰めて、励まして、そして、一緒に笑いあいたかった。
それが、今はできている。なんて幸せな時間なんだろう・・・。ってうっとりしていたら、いきなりエリカさんのアップが視界に映った。
「聞いてますか?」
「え?あ、えっと・・・」
気まずくて逸らした瞳の端に、唇を尖らせたエリカさんが映る。そんな表情すら可愛くて、俺は困ってしまう。
「私に仕事を教えてくれてたお姉さんが結婚して辞めちゃうんです」
エリカさんは本来、その人の後継のために雇われた。
「だから、お休みが減っちゃうんです!ローレンツさんと会える日も減っちゃうんです!」
少し怒りながら言ったエリカさんに俺は困った顔を作りながら、やっぱりちょっとだけ幸せを感じてしまう。俺と会える日が減る、って相談してくれるっていうのは、それだけ俺と会いたい、って思ってくれてる、ってとらえて良いはずだから。
「ローレンツさん?」
「どうして嬉しそうなんですか!?」と頬を膨らませるエリカさんは小動物みたいだ。そんなふうににやける俺の気持ちをエリカさんは多分知らない。俺は「すみません」と言ってはみるけど、やっぱりにやけてしまう。
「怒るエリカさんも可愛いなぁ、って」
「ローレンツさん!」
ちゃんと聞いてください!と怒るエリカさんは多分分かってはくれない。この時間もどれもが、ずっと昔、俺が欲しくて欲しくてたまらなかった時間だ、って。
そんなことを胸に秘めたまま、俺は「大丈夫ですよ」と笑いかける。
「会えない日が増えたって、会えなくなるわけじゃないなら」
そう。こうやって想いを伝えあうことができるなら。
そう心のなかで呟いて、俺は笑った。
→
それが、今はできている。なんて幸せな時間なんだろう・・・。ってうっとりしていたら、いきなりエリカさんのアップが視界に映った。
「聞いてますか?」
「え?あ、えっと・・・」
気まずくて逸らした瞳の端に、唇を尖らせたエリカさんが映る。そんな表情すら可愛くて、俺は困ってしまう。
「私に仕事を教えてくれてたお姉さんが結婚して辞めちゃうんです」
エリカさんは本来、その人の後継のために雇われた。
「だから、お休みが減っちゃうんです!ローレンツさんと会える日も減っちゃうんです!」
少し怒りながら言ったエリカさんに俺は困った顔を作りながら、やっぱりちょっとだけ幸せを感じてしまう。俺と会える日が減る、って相談してくれるっていうのは、それだけ俺と会いたい、って思ってくれてる、ってとらえて良いはずだから。
「ローレンツさん?」
「どうして嬉しそうなんですか!?」と頬を膨らませるエリカさんは小動物みたいだ。そんなふうににやける俺の気持ちをエリカさんは多分知らない。俺は「すみません」と言ってはみるけど、やっぱりにやけてしまう。
「怒るエリカさんも可愛いなぁ、って」
「ローレンツさん!」
ちゃんと聞いてください!と怒るエリカさんは多分分かってはくれない。この時間もどれもが、ずっと昔、俺が欲しくて欲しくてたまらなかった時間だ、って。
そんなことを胸に秘めたまま、俺は「大丈夫ですよ」と笑いかける。
「会えない日が増えたって、会えなくなるわけじゃないなら」
そう。こうやって想いを伝えあうことができるなら。
そう心のなかで呟いて、俺は笑った。
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