転生したレジスタンスのメディック
彼らの再会
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店に響き渡る叫び声。頭を抱えて、ローレンツはテーブルに倒れこんだ。
「大丈夫?」
「大丈夫じゃないですよぉ。あああああああ、俺、どうしてこうなんだろう!」
半泣きの声を「まあまあ」と宥めて、俺は苦笑いを浮かべる。
「結果的にはエリカに告れた、ってことじゃん?結果オーライ」
「じゃ、ないですよおおおおおお!」
俺の言葉を遮って、ローレンツはまたテーブルに顔を埋める。
「あんなタイミングで言われたって誰も嬉しくないですよぉ」
ぐすぐすという効果音が付きそうなほどローレンツは凹んでて、さすがに俺も対処に困る。
博物館で一瞬記憶を取り戻したエリカは、けれど、そのあとすぐ倒れて、記憶がない自分に焦って思い出そうとするエリカを宥めていたローレンツはとっさにエリカに「大好き」って口走っていた。
まあ、正直、告った、って言えるかは怪しい・・・。なのに、そんなどさくさ紛れの言葉を拾うなんて、やっぱりエリカもローレンツのこと、好きなんだろうなぁ、って思う。
「そのあと、めちゃくちゃ気まずかったんですよぉ」
「え?返事、聞いてないの?」
「聞いてませんよぉ。あのあとエリカさんめちゃくちゃぎこちなくて・・・。ああああああ。もう、絶対嫌われたぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ローレンツは頭を抱えるけど、それってエリカが意識してた、ってだけじゃないの?
「聞いてみれば良いじゃん?」
「無理ですよぉ。そんなの絶対フラれちゃうじゃないですかぁ」
「分かんないよ?・・・って、あれ?」
来店を告げるベル。ドアが開いて現れる、小さな姿。
「あ、エリカ」
「え?ええ!?」
タイミングよく現れたエリカはキョロキョロと周りを見回して、俺とローレンツを見つけて、動きを止める。
「やっほー、エリカ」
片手をあげて、俺は歩きだす。エリカに近づく俺を通りぬけようとする影の襟首をつかんで、俺は笑顔を作った。
「大丈夫だよ、ローレンツ。まだ閉店時間じゃないし」
「あ、いや、あの・・・」
「二人でゆっくりおしゃべりしなよ」
「あ、あの・・・」
さすがにちょっっっと意地悪かな、って思ったけど、こうでもしないとちゃんと二人は話しあわないだろうし。心を鬼にしてテーブルに座らせて、俺は紅茶を淹れるふりをしにカウンターに戻った。
→
「大丈夫?」
「大丈夫じゃないですよぉ。あああああああ、俺、どうしてこうなんだろう!」
半泣きの声を「まあまあ」と宥めて、俺は苦笑いを浮かべる。
「結果的にはエリカに告れた、ってことじゃん?結果オーライ」
「じゃ、ないですよおおおおおお!」
俺の言葉を遮って、ローレンツはまたテーブルに顔を埋める。
「あんなタイミングで言われたって誰も嬉しくないですよぉ」
ぐすぐすという効果音が付きそうなほどローレンツは凹んでて、さすがに俺も対処に困る。
博物館で一瞬記憶を取り戻したエリカは、けれど、そのあとすぐ倒れて、記憶がない自分に焦って思い出そうとするエリカを宥めていたローレンツはとっさにエリカに「大好き」って口走っていた。
まあ、正直、告った、って言えるかは怪しい・・・。なのに、そんなどさくさ紛れの言葉を拾うなんて、やっぱりエリカもローレンツのこと、好きなんだろうなぁ、って思う。
「そのあと、めちゃくちゃ気まずかったんですよぉ」
「え?返事、聞いてないの?」
「聞いてませんよぉ。あのあとエリカさんめちゃくちゃぎこちなくて・・・。ああああああ。もう、絶対嫌われたぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ローレンツは頭を抱えるけど、それってエリカが意識してた、ってだけじゃないの?
「聞いてみれば良いじゃん?」
「無理ですよぉ。そんなの絶対フラれちゃうじゃないですかぁ」
「分かんないよ?・・・って、あれ?」
来店を告げるベル。ドアが開いて現れる、小さな姿。
「あ、エリカ」
「え?ええ!?」
タイミングよく現れたエリカはキョロキョロと周りを見回して、俺とローレンツを見つけて、動きを止める。
「やっほー、エリカ」
片手をあげて、俺は歩きだす。エリカに近づく俺を通りぬけようとする影の襟首をつかんで、俺は笑顔を作った。
「大丈夫だよ、ローレンツ。まだ閉店時間じゃないし」
「あ、いや、あの・・・」
「二人でゆっくりおしゃべりしなよ」
「あ、あの・・・」
さすがにちょっっっと意地悪かな、って思ったけど、こうでもしないとちゃんと二人は話しあわないだろうし。心を鬼にしてテーブルに座らせて、俺は紅茶を淹れるふりをしにカウンターに戻った。
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