彼らの出会い
レジスタンスのメディック
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基地の空地に響く声に足を止めた。この声はマスターさんの声だ。
「わー!ごめんなさーい!」
「気にしないで、マスター!」
「わー!またごめんなさーい!」
マスターさんの手元にはグローブ。ちょっと距離をとって立っているスプリング・フィールドくんにマスターさんはペコペコ頭を下げている。
「大丈夫だよ、マスター。落ち着いて、しっかり俺の方を向いて投げてみて」
スプリング・フィールドくんの言葉に頷いて、マスターさんはボールを投げる。緊張しているみたいな顔が、ちょっと可愛い。
「うわ!」
「・・・」
ボールはスプリング・フィールドくんから遠く、右側に逸れて、マスターさんはしゅんと項垂れる。
「大丈夫だよ、マスター。ちょっと休憩しよっか?」
こくんと頷くマスターさんに微笑んで、スプリング・フィールドくんは「飲み物もらってくるね!」と基地に戻っていった。
「マ、マスターさん・・・?」
「わわっ!ローレンツさん!いつから!?」
「ちょっと前に・・・」
俺の言葉に真っ赤になるマスターさんはまた下を向く。
「私、キャッチボールの才能ないんでしょうか・・・。スプリング・フィールドさんは慣れてないから仕方ないって笑ってくれるけど・・・」
ため息をつくマスターさんはいつもより更に小さく見える。
「でも、スプリング・フィールドさんは可愛いですね!下の弟が生きてたら、彼くらいになってるのかな・・・」
「マスターさん・・・」
悲しそうに笑うマスターさんを見つめて、俺は「あれ?」と思う。
下の、弟・・・?
マスターさんはどう見てもスプリング・フィールドくんと同じくらいに見えるけど・・・。
「マスターさんって弟がいるんですか?」
「はい。弟が二人と妹が一人。下の弟とは5つくらい離れてたから、ちょうどあれくらいかな、って」
そう言って微笑むマスターさんに俺は恐る恐る尋ねた。
「あの・・・マスターさんの年齢って・・・」
「今度の誕生日で20歳です」
「ええ!?」
驚く俺に「なんですかー!」とマスターさんは唇を尖らせた。
「わ、若く見えるな、って・・・その・・・」
しどろもどろな俺に「良いですよー!子供っぽいって言われるのは慣れてます!」と頬を膨らませた。
→
「わー!ごめんなさーい!」
「気にしないで、マスター!」
「わー!またごめんなさーい!」
マスターさんの手元にはグローブ。ちょっと距離をとって立っているスプリング・フィールドくんにマスターさんはペコペコ頭を下げている。
「大丈夫だよ、マスター。落ち着いて、しっかり俺の方を向いて投げてみて」
スプリング・フィールドくんの言葉に頷いて、マスターさんはボールを投げる。緊張しているみたいな顔が、ちょっと可愛い。
「うわ!」
「・・・」
ボールはスプリング・フィールドくんから遠く、右側に逸れて、マスターさんはしゅんと項垂れる。
「大丈夫だよ、マスター。ちょっと休憩しよっか?」
こくんと頷くマスターさんに微笑んで、スプリング・フィールドくんは「飲み物もらってくるね!」と基地に戻っていった。
「マ、マスターさん・・・?」
「わわっ!ローレンツさん!いつから!?」
「ちょっと前に・・・」
俺の言葉に真っ赤になるマスターさんはまた下を向く。
「私、キャッチボールの才能ないんでしょうか・・・。スプリング・フィールドさんは慣れてないから仕方ないって笑ってくれるけど・・・」
ため息をつくマスターさんはいつもより更に小さく見える。
「でも、スプリング・フィールドさんは可愛いですね!下の弟が生きてたら、彼くらいになってるのかな・・・」
「マスターさん・・・」
悲しそうに笑うマスターさんを見つめて、俺は「あれ?」と思う。
下の、弟・・・?
マスターさんはどう見てもスプリング・フィールドくんと同じくらいに見えるけど・・・。
「マスターさんって弟がいるんですか?」
「はい。弟が二人と妹が一人。下の弟とは5つくらい離れてたから、ちょうどあれくらいかな、って」
そう言って微笑むマスターさんに俺は恐る恐る尋ねた。
「あの・・・マスターさんの年齢って・・・」
「今度の誕生日で20歳です」
「ええ!?」
驚く俺に「なんですかー!」とマスターさんは唇を尖らせた。
「わ、若く見えるな、って・・・その・・・」
しどろもどろな俺に「良いですよー!子供っぽいって言われるのは慣れてます!」と頬を膨らませた。
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