彼らの出会い
レジスタンスのメディック
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規則的な寝息が聞こえる。エリカさんの部屋。俺はエリカさんの頬を撫でて、少しだけ幸せな気持ちになった。エリカさんは最近物語以外の本も読むようになった。「メディックとして勉強しなきゃいけないことが沢山あるって気づいたから」って恥ずかしそうに笑いながら言ったエリカさんはきっと、この間の「病気」の仕組みを知ったんだろう。
「私、自分が思ってた以上に自分がなにも知らないって気付いて、恥ずかしくて・・・」
って笑ったエリカさんが少しだけ楽しそうなのは、きっと「知らない」ことを「知る」楽しみも見つけたからじゃないかな、って思う。
だからだろう。二人で過ごすと約束していたのに、今日のエリカさんは眠そうで、俺が物語を読む傍らでついには寝息をたて始めていた。多分、昨日も夜更かしして勉強してたんだ。そんなに無理しなくても良いのに。そう思って、愛しくなる。
真っ白い頬を撫でる指を少しずらす。まだ一度しか触れてない小さな唇を撫でることに一瞬とまどって、ゆっくり触れた。柔らかな唇。いつだってそれに触れたいけど、ゆっくりで良いか、とも思う。焦らずに、ゆっくりと。エリカさんは頑張って俺に近づこうとしてくれる。少しずつ、それでも、俺はそのたびに幸せすぎるから。
俺の指がくすぐったかったのか、エリカさんは小さく身動いで、ゆっくり瞼を開けた。
「・・・あれ?」
「おはようございます、エリカさん」
囁いた俺にぼんやりして、そしてエリカさんの顔が赤くなる。
「あ、あの、私・・・」
「昨日も夜更かししたんですか?」
「あ、あの・・・」
エリカさんは少し怯えた目で俺を見る。怒られる、って思ったのかな?
「寝顔、可愛かったですよ?」
ちょっとからかってみたくて言った意地悪にエリカさんはまた顔を赤くして、頬を膨らました。
「ローレンツさん意地悪です・・・」
「大好きな人には意地悪したくなるんですよ」
大好きで、可愛くて、いろんな表情のエリカさんが見てみたくて。
そんな俺に少し拗ねた表情をしたエリカさんはいきなり俺に抱きついて押し倒してきた。
「エリカ、さん・・・?」
「私も見たいです!」
「え?」
「ローレンツさんの寝顔!眼鏡を外したお顔も!全部見たいです!」
「あ、あ、あの・・・」
思いもよらなかった攻撃に驚いて、そしてふいにおかしくなった。こんなふうに言ってもらえるなんて、幸せだなぁ。
「それに、私だって知ってるんです!」
「え?」
「ローレンツさん、今日も朝早くに訓練なさってたこと!」
「あ、それは・・・」
少しでも強くなりたくて、誰かの邪魔にならないようにやってる朝の訓練。
「ローレンツさんだって眠たいでしょう?」
「え?あ、ま、まあ・・・」
「だから、一緒にお昼寝してください!」
そう言うエリカさんの少し拗ねた表情が可愛くて、俺は少し笑いながら頷いた。
→
「私、自分が思ってた以上に自分がなにも知らないって気付いて、恥ずかしくて・・・」
って笑ったエリカさんが少しだけ楽しそうなのは、きっと「知らない」ことを「知る」楽しみも見つけたからじゃないかな、って思う。
だからだろう。二人で過ごすと約束していたのに、今日のエリカさんは眠そうで、俺が物語を読む傍らでついには寝息をたて始めていた。多分、昨日も夜更かしして勉強してたんだ。そんなに無理しなくても良いのに。そう思って、愛しくなる。
真っ白い頬を撫でる指を少しずらす。まだ一度しか触れてない小さな唇を撫でることに一瞬とまどって、ゆっくり触れた。柔らかな唇。いつだってそれに触れたいけど、ゆっくりで良いか、とも思う。焦らずに、ゆっくりと。エリカさんは頑張って俺に近づこうとしてくれる。少しずつ、それでも、俺はそのたびに幸せすぎるから。
俺の指がくすぐったかったのか、エリカさんは小さく身動いで、ゆっくり瞼を開けた。
「・・・あれ?」
「おはようございます、エリカさん」
囁いた俺にぼんやりして、そしてエリカさんの顔が赤くなる。
「あ、あの、私・・・」
「昨日も夜更かししたんですか?」
「あ、あの・・・」
エリカさんは少し怯えた目で俺を見る。怒られる、って思ったのかな?
「寝顔、可愛かったですよ?」
ちょっとからかってみたくて言った意地悪にエリカさんはまた顔を赤くして、頬を膨らました。
「ローレンツさん意地悪です・・・」
「大好きな人には意地悪したくなるんですよ」
大好きで、可愛くて、いろんな表情のエリカさんが見てみたくて。
そんな俺に少し拗ねた表情をしたエリカさんはいきなり俺に抱きついて押し倒してきた。
「エリカ、さん・・・?」
「私も見たいです!」
「え?」
「ローレンツさんの寝顔!眼鏡を外したお顔も!全部見たいです!」
「あ、あ、あの・・・」
思いもよらなかった攻撃に驚いて、そしてふいにおかしくなった。こんなふうに言ってもらえるなんて、幸せだなぁ。
「それに、私だって知ってるんです!」
「え?」
「ローレンツさん、今日も朝早くに訓練なさってたこと!」
「あ、それは・・・」
少しでも強くなりたくて、誰かの邪魔にならないようにやってる朝の訓練。
「ローレンツさんだって眠たいでしょう?」
「え?あ、ま、まあ・・・」
「だから、一緒にお昼寝してください!」
そう言うエリカさんの少し拗ねた表情が可愛くて、俺は少し笑いながら頷いた。
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