彼らの出会い
レジスタンスのメディック
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特別な用事なんてない。けど、エリカさんに会いたくて、俺は衛生室を覗きこんだ。
「あ、あの・・・エリカさんは・・・」
って恐る恐る尋ねたら、ドクターが「今日は調子が悪いようなので部屋で休んでいるように言いましたよ」って言うから、俺は心配になってエリカさんの部屋に向かう。前よりだいぶ体力がついてきたエリカさんだけど、まだまだか弱くて、俺に何ができるわけじゃないけど側にいてあげたいと思う。
「エリカさん?」
部屋をノックして名前を呼べば、微かに聞こえる泣き声。何かあったのかな。入室を促す声になかに入ると、エリカさんはベッドの上。半身を起こしたまま、涙目で俺を見る。
「ど、ど、ど、どうしました!?」
やっぱり体の具合が悪いのかな?それとも、嫌な夢、例えばあの夜の夢でも見たのかな?ま、まさか誰かが乱暴でもしたんじゃ・・・。そんな不安に駆られる俺にエリカさんが口を開く。
「ローレンツさん、私、なんだかわからない病気になってしまいました・・・」
「ええっ!?」
なんだかわからない病気、って、それって、不治の病、とか?
「あ、朝起きたらお腹がいたくて・・・けがもしてないのに血が出てて・・・」
「・・・血?」
「お医者様は病気じゃない、って言うけど、こんなにお腹が痛いのに病気じゃないなんてあり得ないし、きっとお医者様もわからない難しい病気なんだ、って・・・」
しくしくと泣きだしたエリカさんに俺はうっすら「まさか」と思う。確かにエリカさんは小さな頃に家族と離れて、ろくな教育も受けてないし、食事もあまりしていなくてとても痩せてたから、まだ「それ」を知らない可能性はあるけど・・・。
「あ、あ、あの、ですね、それって病気じゃない、のでは・・・」
でも、男の俺じゃうまく説明はできない。誰かレジスタンスの女性に説明してもらうしかないかな、って思って戸惑っていると、エリカさんは涙をためた目で俺を見てきた。
「でも、こんなに痛いんですよ!?」
「それは・・・その・・・」
「それ」の痛みは俺にはわからない。どうしたら良いんだろう、って考えて、ふと何かで読んだ記憶を思い出した。
「あ、温めると良い、って本に書いてあったので、暖かいものをもらって来ます!」
それとも毛布を巻いた方が良いのかな?と考える俺をエリカさんが呼び止めた。
「あ、あの・・・温めるなら、その・・・」
「ぎゅっとしてください!」
「ろ、ローレンツさんにぎゅっとしてもらうと温かくて落ち着くので、その・・・」
赤い顔のエリカさんのなんて可愛いことだろう!俺は悶える心を必死で宥めてエリカさんを包むように後ろから抱きしめた。
→
「あ、あの・・・エリカさんは・・・」
って恐る恐る尋ねたら、ドクターが「今日は調子が悪いようなので部屋で休んでいるように言いましたよ」って言うから、俺は心配になってエリカさんの部屋に向かう。前よりだいぶ体力がついてきたエリカさんだけど、まだまだか弱くて、俺に何ができるわけじゃないけど側にいてあげたいと思う。
「エリカさん?」
部屋をノックして名前を呼べば、微かに聞こえる泣き声。何かあったのかな。入室を促す声になかに入ると、エリカさんはベッドの上。半身を起こしたまま、涙目で俺を見る。
「ど、ど、ど、どうしました!?」
やっぱり体の具合が悪いのかな?それとも、嫌な夢、例えばあの夜の夢でも見たのかな?ま、まさか誰かが乱暴でもしたんじゃ・・・。そんな不安に駆られる俺にエリカさんが口を開く。
「ローレンツさん、私、なんだかわからない病気になってしまいました・・・」
「ええっ!?」
なんだかわからない病気、って、それって、不治の病、とか?
「あ、朝起きたらお腹がいたくて・・・けがもしてないのに血が出てて・・・」
「・・・血?」
「お医者様は病気じゃない、って言うけど、こんなにお腹が痛いのに病気じゃないなんてあり得ないし、きっとお医者様もわからない難しい病気なんだ、って・・・」
しくしくと泣きだしたエリカさんに俺はうっすら「まさか」と思う。確かにエリカさんは小さな頃に家族と離れて、ろくな教育も受けてないし、食事もあまりしていなくてとても痩せてたから、まだ「それ」を知らない可能性はあるけど・・・。
「あ、あ、あの、ですね、それって病気じゃない、のでは・・・」
でも、男の俺じゃうまく説明はできない。誰かレジスタンスの女性に説明してもらうしかないかな、って思って戸惑っていると、エリカさんは涙をためた目で俺を見てきた。
「でも、こんなに痛いんですよ!?」
「それは・・・その・・・」
「それ」の痛みは俺にはわからない。どうしたら良いんだろう、って考えて、ふと何かで読んだ記憶を思い出した。
「あ、温めると良い、って本に書いてあったので、暖かいものをもらって来ます!」
それとも毛布を巻いた方が良いのかな?と考える俺をエリカさんが呼び止めた。
「あ、あの・・・温めるなら、その・・・」
「ぎゅっとしてください!」
「ろ、ローレンツさんにぎゅっとしてもらうと温かくて落ち着くので、その・・・」
赤い顔のエリカさんのなんて可愛いことだろう!俺は悶える心を必死で宥めてエリカさんを包むように後ろから抱きしめた。
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