彼らの出会い
レジスタンスのメディック
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エリカさんの声が聞こえる。かすかだけど。
「エリカ、さん?」
キョロキョロしても姿は見えない。空耳?俺、エリカさんのことが好きすぎて、空耳が聞こえるのかな?
「・・・て・・・さ・・・」
「・・・けて・・・さい・・・」
「誰かー!」
「・・・え、ええ!?」
・・・どうやら空耳じゃなかったみたいだ。
「ど、どうしたんですか!?」
「ローレンツさん!落とし穴に落ちてしまいましたぁ!」
今にも泣きそうな声のエリカさんは確かに穴に落ちていて、ユキムラさんが掘った穴に落ちたんだな、っていうのはさすがにすぐ分かった。
「つ、つかまってください!」
咄嗟に伸ばした手にエリカさんがつかまる。多分、だけど、他の逞しい貴銃士の方、例えばドライゼさんなんかだったらきっと、エリカさんを引っ張りあげるのは簡単なんだろう。
・・・でも・・・。
「あ、う、うわぁ!!」
俺の場合は、逆効果だった・・・。
「ったた・・・」
落ちた衝撃で額に感じた痛み。でも、おかしいな。体のどこにも痛みを感じない。
「・・・って、はわわ!」
それもそのはずで、俺は思いきりエリカさんを下敷きにしてしまっていた。
「す、すみません!だ、大丈夫ですか
?」
慌てて起き上がってみたけど、エリカさん大丈夫かな?けがとかしてないかな?
それにしても、狭い。落とし穴に落ちて思うことじゃないけど、なんていうか、こんなにエリカさんが近くにいるなんて、ちょっとだけ幸せだな、なんて・・・。否応なしにくっつかざるを得ない空間。もう少しで唇にだって触れられる。
キス、したいなぁ。
なんてことをぼんやり考えて、慌てて頭から追い出す。こんなことがエリカさんに知られたら、きっと怯えられてしまう。
「ど、どうしましょう。助け、来るかなぁ・・・」
さすがに夜までこのままだったら気づいてもらえるかなぁ。なんて考えて、なんとか理性を保つ。それにしてもエリカさん、なんで落とし穴に落ちたんだろう。
「昨日の夜、マルガリータさんたちと夜更かしして、あんまり寝てなくて・・・」
って困った顔で呟いたエリカさんは俺から視線を逸らした。
→
「エリカ、さん?」
キョロキョロしても姿は見えない。空耳?俺、エリカさんのことが好きすぎて、空耳が聞こえるのかな?
「・・・て・・・さ・・・」
「・・・けて・・・さい・・・」
「誰かー!」
「・・・え、ええ!?」
・・・どうやら空耳じゃなかったみたいだ。
「ど、どうしたんですか!?」
「ローレンツさん!落とし穴に落ちてしまいましたぁ!」
今にも泣きそうな声のエリカさんは確かに穴に落ちていて、ユキムラさんが掘った穴に落ちたんだな、っていうのはさすがにすぐ分かった。
「つ、つかまってください!」
咄嗟に伸ばした手にエリカさんがつかまる。多分、だけど、他の逞しい貴銃士の方、例えばドライゼさんなんかだったらきっと、エリカさんを引っ張りあげるのは簡単なんだろう。
・・・でも・・・。
「あ、う、うわぁ!!」
俺の場合は、逆効果だった・・・。
「ったた・・・」
落ちた衝撃で額に感じた痛み。でも、おかしいな。体のどこにも痛みを感じない。
「・・・って、はわわ!」
それもそのはずで、俺は思いきりエリカさんを下敷きにしてしまっていた。
「す、すみません!だ、大丈夫ですか
?」
慌てて起き上がってみたけど、エリカさん大丈夫かな?けがとかしてないかな?
それにしても、狭い。落とし穴に落ちて思うことじゃないけど、なんていうか、こんなにエリカさんが近くにいるなんて、ちょっとだけ幸せだな、なんて・・・。否応なしにくっつかざるを得ない空間。もう少しで唇にだって触れられる。
キス、したいなぁ。
なんてことをぼんやり考えて、慌てて頭から追い出す。こんなことがエリカさんに知られたら、きっと怯えられてしまう。
「ど、どうしましょう。助け、来るかなぁ・・・」
さすがに夜までこのままだったら気づいてもらえるかなぁ。なんて考えて、なんとか理性を保つ。それにしてもエリカさん、なんで落とし穴に落ちたんだろう。
「昨日の夜、マルガリータさんたちと夜更かしして、あんまり寝てなくて・・・」
って困った顔で呟いたエリカさんは俺から視線を逸らした。
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