復活夢長編『7つを守護し導け天星"あまぼし"』
主人公の名前変更
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私の名前は沢田光奈。並盛町に住むごく普通の女の子。家族はパパ・ママ・兄・私の4人家族。パパはお仕事を頑張るため海外にいるから、実際に家に居るのは3人なんだけど。それでも毎日何事もなく平凡に過ごせているな、とは思っている。
これが私たちの日常ー…そう思っていた。
つい最近までは。
それは兄の沢田綱吉(通称ツーくん)が中学1年になってしばらくのこと。彼の元に"家庭教師をする"という赤ちゃんがやって来たんだ。
名前はリボーン。イタリアから遥々ツーくんの家庭教師をするために海を渡ってきたらしい。
最初は冗談だと思っていた。ママもツーくんも、もちろん私も。
だけど、言葉は流暢だし、リボーンくんより何倍も体が大きいツーくんが「痛い痛いっ!!」って腕を軽く捻られてる姿を見てしまったら冗談でもないのかなって思うしかなかった。
気付けばママはリボーンくんを家庭教師として受け入れて、家にも住まわせるって言い出して。ツーくんは反対してたけれど、ママが言うならって私は特に何も言わなかった。
その日を境に平凡だった毎日が180°ガラリと姿を変えてやってきたんだ。
*
毎日ドッカンどっかんのお祭り騒ぎ、どんちゃん騒ぎ。いつしか我が家にはリボーンくんを追ってやって来たランボくんにビアンキさん、お師匠さんの依頼で悪い人をやっつけにきたイーピンちゃん。
悪い人に追われてやってきたフゥ太くんも我が家や並盛町に住み始めたり、遊びに来るようになったりして、パパが居なくていつも3人だけ我が家は突然に賑やかさを増した。
変わったのは、それだけでもなくて。
今日も、来てる。
ツーくんに"お友だち"ができたんだ。
もちろん、以前から友人は居たと思う。だけどここで言う"お友だち"はツーくんをバカにしない、対等な友人のことを意味している。
今までのお友だちは、みんなツーくんを下に見ててバカにして、パシリにしてきたんだ。今回も同じかなって思っていたけれど、何度も見るようになった履き物はいつものそれと違うように感じていて。
「………」
私の部屋とツーくんの部屋へ続く階段と、いつも見る履き物を交互に見比べてしばらく考える。そして湧き出てきた"興味"に逆らうことなく、私は階段を登って行った。
少し、見るだけ。
今の今までお友だちの顔は見た事ないし、どういう名前の人かも知らない。すぐ終わる関係だと思っていたし、覚える必要がないと思っていたから。
今までに聞いたことのない賑やかな声がツーくんの部屋から聞こえてくる。ツーくん含めて聞こえる声は3つ。あまり音を立てずに自室へ入る振りをしてツーくんの部屋の前を覗き見た。
あ。
そこには灰色の髪をしたヤンキーみたいな雰囲気の人と、笑顔が素敵な物腰の柔らかそうな人がツーくんとお話をしていて。
「ん?」
「!!!」
「よっ!ツナの妹、だよな?」
「ひぇ」
突然こちらに反応してくれたんだ。予期しなかった挨拶に思わず声が裏返って、一気に胸も高鳴っていく。物腰の柔らかそうで笑顔が素敵なその人ー…山本武さんは、私の心の日常をガラッと変えてくれたんだ。
*
ガラリと姿を変えてやってきた新しい日常ー…ツーくんにも笑顔が増えてきて、毎日が今まで以上に楽しいものだと感じることが多くなった。
ランボくんイーピンちゃん、フゥ太くんは「遊ぼう遊ぼう!」って誘ってくれるし、ツーくんには京子ちゃんやハルちゃんと言った可愛いお友だちもできて、2人は私のお姉さんみたいに優しくしてくれるんだ。
時々やって来るディーノさんもツーくんだけじゃなくて私やママを気にかけてくれるし、シャマルさんは…あまり近寄るなってツーくんに言われてるんだけど、ね。
この間なんて、リボーンくん主催の七夕会に参加しして笑って笑って、楽しい時間をめいっぱい過ごした。
「よ、今日も来たぜ!ツナ居るか?」
「テメェ!!毎日毎日10代目の妹様相手に馴れ馴れしいんだよ!!立場弁えろ!!」
「あ、えっと、どうぞ!!」
ツーくんには七夕の時に山本さんが気になるということを知られた。それから私にお出迎えを任せるようになって、今では関わりもそれなりに増えてきて。
毎日、遊びにやって来る獄寺さんと山本さんにも何かと気にかけてもらえるのが嬉しかった。
今度はこんな日々が続くんだな。
って、呑気に構えていたんだ。
本当の新たな日常が、もっと大変だなんて。
この時の私は全く知らなかったんだ。
ー続くー
これが私たちの日常ー…そう思っていた。
つい最近までは。
それは兄の沢田綱吉(通称ツーくん)が中学1年になってしばらくのこと。彼の元に"家庭教師をする"という赤ちゃんがやって来たんだ。
名前はリボーン。イタリアから遥々ツーくんの家庭教師をするために海を渡ってきたらしい。
最初は冗談だと思っていた。ママもツーくんも、もちろん私も。
だけど、言葉は流暢だし、リボーンくんより何倍も体が大きいツーくんが「痛い痛いっ!!」って腕を軽く捻られてる姿を見てしまったら冗談でもないのかなって思うしかなかった。
気付けばママはリボーンくんを家庭教師として受け入れて、家にも住まわせるって言い出して。ツーくんは反対してたけれど、ママが言うならって私は特に何も言わなかった。
その日を境に平凡だった毎日が180°ガラリと姿を変えてやってきたんだ。
*
毎日ドッカンどっかんのお祭り騒ぎ、どんちゃん騒ぎ。いつしか我が家にはリボーンくんを追ってやって来たランボくんにビアンキさん、お師匠さんの依頼で悪い人をやっつけにきたイーピンちゃん。
悪い人に追われてやってきたフゥ太くんも我が家や並盛町に住み始めたり、遊びに来るようになったりして、パパが居なくていつも3人だけ我が家は突然に賑やかさを増した。
変わったのは、それだけでもなくて。
今日も、来てる。
ツーくんに"お友だち"ができたんだ。
もちろん、以前から友人は居たと思う。だけどここで言う"お友だち"はツーくんをバカにしない、対等な友人のことを意味している。
今までのお友だちは、みんなツーくんを下に見ててバカにして、パシリにしてきたんだ。今回も同じかなって思っていたけれど、何度も見るようになった履き物はいつものそれと違うように感じていて。
「………」
私の部屋とツーくんの部屋へ続く階段と、いつも見る履き物を交互に見比べてしばらく考える。そして湧き出てきた"興味"に逆らうことなく、私は階段を登って行った。
少し、見るだけ。
今の今までお友だちの顔は見た事ないし、どういう名前の人かも知らない。すぐ終わる関係だと思っていたし、覚える必要がないと思っていたから。
今までに聞いたことのない賑やかな声がツーくんの部屋から聞こえてくる。ツーくん含めて聞こえる声は3つ。あまり音を立てずに自室へ入る振りをしてツーくんの部屋の前を覗き見た。
あ。
そこには灰色の髪をしたヤンキーみたいな雰囲気の人と、笑顔が素敵な物腰の柔らかそうな人がツーくんとお話をしていて。
「ん?」
「!!!」
「よっ!ツナの妹、だよな?」
「ひぇ」
突然こちらに反応してくれたんだ。予期しなかった挨拶に思わず声が裏返って、一気に胸も高鳴っていく。物腰の柔らかそうで笑顔が素敵なその人ー…山本武さんは、私の心の日常をガラッと変えてくれたんだ。
*
ガラリと姿を変えてやってきた新しい日常ー…ツーくんにも笑顔が増えてきて、毎日が今まで以上に楽しいものだと感じることが多くなった。
ランボくんイーピンちゃん、フゥ太くんは「遊ぼう遊ぼう!」って誘ってくれるし、ツーくんには京子ちゃんやハルちゃんと言った可愛いお友だちもできて、2人は私のお姉さんみたいに優しくしてくれるんだ。
時々やって来るディーノさんもツーくんだけじゃなくて私やママを気にかけてくれるし、シャマルさんは…あまり近寄るなってツーくんに言われてるんだけど、ね。
この間なんて、リボーンくん主催の七夕会に参加しして笑って笑って、楽しい時間をめいっぱい過ごした。
「よ、今日も来たぜ!ツナ居るか?」
「テメェ!!毎日毎日10代目の妹様相手に馴れ馴れしいんだよ!!立場弁えろ!!」
「あ、えっと、どうぞ!!」
ツーくんには七夕の時に山本さんが気になるということを知られた。それから私にお出迎えを任せるようになって、今では関わりもそれなりに増えてきて。
毎日、遊びにやって来る獄寺さんと山本さんにも何かと気にかけてもらえるのが嬉しかった。
今度はこんな日々が続くんだな。
って、呑気に構えていたんだ。
本当の新たな日常が、もっと大変だなんて。
この時の私は全く知らなかったんだ。
ー続くー