天星"てんせい"の守護者【リング争奪戦編】
主人公の名前変更
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娘が変な形の指輪を手にしていた。完成してない中途半端に欠けた指輪。それは、俺がツナたちに渡したものと酷似していた。
俺は今までであんな指輪を見た試しは一度もない。
思い返せば過去に読んだ文献で"幻の守護者"と言うのを目にしたことがある。それこそ初代ボンゴレが活躍していた時代の話ー…それ以降の前例は何故か全く残されていない。
まさか、と眉間に力が入る。
今になってその幻の守護者が出てきたとでも言うのだろうか。どういう基準があって選ぶのか、選ばれるのかも分からない。9代目からもその事については全く聞かされていないのだから検討も付かん。
緊急事態とはいえ、育ち盛りでまだ中学生の息子に後継者争いをさせてしまっているのだ。それなのに、息子のみならず娘までもこの人生を歩まなければならないのか。
「…………」
いや、やめだ。このことを考えるのは今ではない。
きっと今更、考えたところでどうにもできない。
賽は既に、投げられたのだ。
俺は今までであんな指輪を見た試しは一度もない。
思い返せば過去に読んだ文献で"幻の守護者"と言うのを目にしたことがある。それこそ初代ボンゴレが活躍していた時代の話ー…それ以降の前例は何故か全く残されていない。
まさか、と眉間に力が入る。
今になってその幻の守護者が出てきたとでも言うのだろうか。どういう基準があって選ぶのか、選ばれるのかも分からない。9代目からもその事については全く聞かされていないのだから検討も付かん。
緊急事態とはいえ、育ち盛りでまだ中学生の息子に後継者争いをさせてしまっているのだ。それなのに、息子のみならず娘までもこの人生を歩まなければならないのか。
「…………」
いや、やめだ。このことを考えるのは今ではない。
きっと今更、考えたところでどうにもできない。
賽は既に、投げられたのだ。