保カフ (怪獣8号) ふたりは新婚さんシリーズ
保カフ 新婚さんシリーズ 『新しい朝』
朝の光が差し込んで目を覚ましたのかと思いきや、そんな時刻はとうにすぎていた。
カフカは時計を確認し、午前から午後に変わろうとしているその事実に笑みをこぼして。寝すぎたなと思いながら、隣で今だ夢の中にいる最愛にキスを1つ落とす。そして、そのままベッドから降りようとしたのだが、強い力によって引き戻された。
「······カフカ? どこに行くん?」
「いや、もうお昼なんで······お腹、すきません?」
「お昼······」
「そう、ですよ? だから、お雑煮作ろうかなって······宗四郎さん、お餅何個食べます?」
不意に腕を引かれたカフカは、ベッドの上に寝ている宗四郎に覆い被さるように倒れ込んだ。そんな彼を愉しげに宗四郎は受けとめ、そして、もうどこにも勝手に行ってしまわぬようにぎゅっと抱きしめている。
「お腹は空いとるし、カフカの雑煮も食べたいけど······もうちょいこのままで、な?」
昨晩は少し、否大いに盛り上がってしまったため、ベッドの上のふたりは一糸まとわぬ姿である。そして、今またカフカが宗四郎に抱きとめられたせいで、彼らは肌が触れ合っている状態だ。
夜通し抱かれ最早何度達したか分からないほど、快楽の波に溺れてしまった。そんなカフカの体は肌が触れ合っただけで昨晩の記憶が呼び起こされ、すぐに熱を持ってしまう。自身ではもうどうすることもできない条件反射のようなそれに、カフカは戸惑いどぎまぎする他ない。
「······俺、もう無理ですよ?」
「僕は、まだ眠いからこのままもうちょっとお前とだらだらしたい、て言うたつもりなんやけど······うーん、かわいい嫁のお誘いは断れんなあ」
誘ってなんかないと言おうとしたカフカを抱えたまま、宗四郎はぐるりと回転し上下を入れかわった。そして、ベッドに仰向けになったカフカを見下ろす。
「心配せんでも、雑煮は後で僕が作るし······ゆっくり、優しく。激しいのはなし。それやったら、ええやろ?」
「今日、元旦ですよ?」
「姫始めってやつやな······いや、もう2回目になるんか?」
「もう······そういうのは、やめて下さい」
恥ずかしいと肌をあかく染めるカフカを慈しむように、宗四郎は口づける。
「僕の嫁はほんまにかわええな」
「宗四郎さん、忘れないうちに言っておきますけど······あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
カフカは裸で横たわり、これから雑煮よりも先に美味しく頂かれようとしている。そんな状況にもかかわらず、律儀に新年の挨拶をしようとする彼に思わず宗四郎は吹き出した。
「あと、最高におもろい! これ、初笑いやろ」
1月1日、元旦
ベッドの上で仲睦まじく新年の挨拶をかわす、それが彼らの新しい年の幕開けだった。
終

朝の光が差し込んで目を覚ましたのかと思いきや、そんな時刻はとうにすぎていた。
カフカは時計を確認し、午前から午後に変わろうとしているその事実に笑みをこぼして。寝すぎたなと思いながら、隣で今だ夢の中にいる最愛にキスを1つ落とす。そして、そのままベッドから降りようとしたのだが、強い力によって引き戻された。
「······カフカ? どこに行くん?」
「いや、もうお昼なんで······お腹、すきません?」
「お昼······」
「そう、ですよ? だから、お雑煮作ろうかなって······宗四郎さん、お餅何個食べます?」
不意に腕を引かれたカフカは、ベッドの上に寝ている宗四郎に覆い被さるように倒れ込んだ。そんな彼を愉しげに宗四郎は受けとめ、そして、もうどこにも勝手に行ってしまわぬようにぎゅっと抱きしめている。
「お腹は空いとるし、カフカの雑煮も食べたいけど······もうちょいこのままで、な?」
昨晩は少し、否大いに盛り上がってしまったため、ベッドの上のふたりは一糸まとわぬ姿である。そして、今またカフカが宗四郎に抱きとめられたせいで、彼らは肌が触れ合っている状態だ。
夜通し抱かれ最早何度達したか分からないほど、快楽の波に溺れてしまった。そんなカフカの体は肌が触れ合っただけで昨晩の記憶が呼び起こされ、すぐに熱を持ってしまう。自身ではもうどうすることもできない条件反射のようなそれに、カフカは戸惑いどぎまぎする他ない。
「······俺、もう無理ですよ?」
「僕は、まだ眠いからこのままもうちょっとお前とだらだらしたい、て言うたつもりなんやけど······うーん、かわいい嫁のお誘いは断れんなあ」
誘ってなんかないと言おうとしたカフカを抱えたまま、宗四郎はぐるりと回転し上下を入れかわった。そして、ベッドに仰向けになったカフカを見下ろす。
「心配せんでも、雑煮は後で僕が作るし······ゆっくり、優しく。激しいのはなし。それやったら、ええやろ?」
「今日、元旦ですよ?」
「姫始めってやつやな······いや、もう2回目になるんか?」
「もう······そういうのは、やめて下さい」
恥ずかしいと肌をあかく染めるカフカを慈しむように、宗四郎は口づける。
「僕の嫁はほんまにかわええな」
「宗四郎さん、忘れないうちに言っておきますけど······あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
カフカは裸で横たわり、これから雑煮よりも先に美味しく頂かれようとしている。そんな状況にもかかわらず、律儀に新年の挨拶をしようとする彼に思わず宗四郎は吹き出した。
「あと、最高におもろい! これ、初笑いやろ」
1月1日、元旦
ベッドの上で仲睦まじく新年の挨拶をかわす、それが彼らの新しい年の幕開けだった。
終
