18話
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「うぅ…ん…?」
ほわりとした感覚にうっすらと目を開けた浅葱は、見覚えのない景色に首を傾げる。自分たちは先ほどまで食事処にいたはずだが、なぜか森の中にいる。
樹に凭れかかっていた体を動かし、周囲を見渡せば隣でしゃがみ込んでいる柳宿を見つけた。茂みから顔を出し何かをこっそり見ているらしい。
「あの、私は一体……?ここはどこですか?」
「しっ!今イイトコなんだから!」
「はぁ…」
気の抜けた返事を返し、柳宿の視線を追うように茂みの陰から窺う。
店で襲撃された所からあまり覚えていないが、どうやらあの後星宿と合流したらしい。美朱と二人で何やら真剣な話をしている。
浅葱はコテンと首を傾げながらも、二人のやり取りをなんとなく見ていると、星宿が懐から紙切れを取り出し美朱にさし出した。
「『
鬼宿の話らしい。国を出る時に手紙を置いて行ったのを、星宿が美朱に届けたということらしい。
皆のために敵国に行ったのだと言い聞かせる星宿に、美朱はカタカタと震えだし涙を溢し星宿に抱きついた。
ただならぬ雰囲気に目を細めつつ、柳宿の背を指でつつくと浅葱は小声で彼に声をかけた。
「覗きは感心しませんよ」
「気になるんだからしょーがないでしょ。それに一緒に見てるアンタも同罪よ!あ!?」
「あれ?」
やれやれと肩を竦めていた浅葱は柳宿の驚いた声に反射的に振り向いてしまった。
抱きついてきた美朱を堪らす抱き返し、星宿が唇を寄せる。
まさかここでそんな行動に出るとは思わず、浅葱と柳宿の二人は息を飲み食い入るように抱き合う美朱たちを凝視した。
不意のキスに驚き反射的に振りほどいたその時、美朱の頭上に針のついた板の仕掛けが落下し、美朱と美朱を庇って星宿が下敷きになってしまった。
「美朱!!星宿様!!」
「なんで仕掛けなんてのがあるの!?」
覗き見していたことなど忘れ、急いで二人に駆け寄る。
美朱は星宿に庇われ無傷のようだったが、星宿は針に刺されているように見えた。
「星宿様!?怪我をっ!」
「浅葱!後ろ!!…うッ!?」
「柳宿!?きゃあっ!」
柳宿の悲鳴に頭を上げた浅葱は、後頭部に衝撃をうけ意識を手放した。