第七話
夢小説設定
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その後、打ち合わせを終えて業務終了となる。
命がお風呂を終えて、自室へと足を進めていると廊下の向かいから皇后崎が歩いてきた。
『お疲れ様、お風呂?』
「……」
皇后崎は彼女のすぐ目の前に立ち止まると、命を見つめたまま何も言わずにいた。
返答が無いことに彼女は首を傾げる。
『どうしたの?』
「"邪眼の鬼"だか知らねぇけど、てめぇには負けねーからなペーペー教官」
『…京夜さんに聞いたんだ』
「フンッ」
『君さぁ…いちいち喧嘩売らないと気が済まないわけ?』
「うるせぇ」
少しは可愛げが出てきたと思っていた矢先、相変わらずの刺々しい態度に命は呆れ半分にため息をつく。
『"邪眼の鬼"について、どれくらい聞いた?』
「目が良くて、予知能力があるって言われてんだろ。だから桃太郎が恐れてる」
『あぁ…それだけか』
「?」
何を思ったか、彼女は皇后崎と距離を詰めるとしげしげと彼の顔を見始める。
急に顔を近づけられ、皇后崎は嫌そうに顔を歪めた。
「なんだよ?」
『…傷だらけだけど綺麗な顔してるなーって』
「いきなり何キメェこと言ってんだよ」
『笑ってみてよ、こう…ニコッて』
「ふざけんなクソアマ。何が目的だ」
『…この目が光を映している間に、君が笑った顔見てみたいな』
「…は?」
珍しく間の抜けた顔をしている皇后崎を見て、命は可笑しそうにフッと笑うと顔を離した。
『おやすみ。あっ、四季君と喧嘩しちゃ駄目だよ』
「お、おい!どういうことだよ!」
『そのうち話すよ』
戸惑う皇后崎を残して、命は軽く手を振りながら立ち去って行った。
歩きがてら、彼女は左目を手で覆って右目だけで視界を映す。
いつもと変わらない景色を映す瞳に、命は少し安堵していた。
『(大丈夫…まだ、
この先訪れるであろうその瞬間に、近づく恐怖に、命は目を閉じて静かに耐えるのだった。
続く
