第一話
夢小説設定
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その後病院を後にした私達は学校に戻るため、住宅街をを全力疾走していた。
男の子二人に置いてかれまいと、必死に走っていると虎杖君が話しかけてきた。
「お札ってそんな簡単にとれんの?」
「いや、呪力のない人間にはまず無理だ!」
『普通はね!でも今回のは中のモノが強すぎるの!封印も年代物、紙切れ同然!』
走りながら説明してあげるけど、虎杖君はあんまりピンと来ていないみたい。
この際、痛い人だと思われてもしょうがない。どうせ彼とは今日でお別れなんだから。
走り続けて、ようやく目的地の学校の前に着いたのだけど…
ぞあっ
着いた瞬間に、苦しくなるくらいの圧を校舎全体から感じた。
間に合わなかったんだ…。
即座に校内が危険と判断し、私と恵君は戦闘体制に入る。
『虎杖君はここにいて』
「部室はどこだ?」
「!! 待てよ!俺も行く!やばいんだろ!?」
『一般人のアナタを危険に巻き込むわけにはいかないの。わかって』
「二月やそこらの付き合いだけど、友達なんだ!放っとけねぇって」
『だからっ…』
しつこく食い下がる彼についムキになって言い返そうとした時、恵君の手が私の肩を叩いた。
そして恵君は真剣な、冷たい視線を虎杖君に向けて言った。
「ここにいろ」
「……!!」
そこまで言われて、虎杖君もようやく黙り込む。
彼が大人しくなるのを確認すると、私達は門を飛び越えて夜の校舎へと足を踏み入れた。
………___。
ーきゃあああああああ
校舎内へ入り、虎杖君から場所を聞き出した部室へと向かっていると女性特有の甲高い悲鳴が鳴り響いた。
恐らく虎杖君が話していた先輩の一人だ。
「もう部室を出たのか!」
『急ごう!』
気配が無茶苦茶でどこにいるかもわからないけど、悲鳴が聞こえた方向へ行くしかない。
廊下へと続く引き戸を開けると、ちょうど目の前に呪霊が立ち塞がっていた。
《ちゅーるちゅーるちゅる》
恐らく三級の雑魚だ。
こんなの相手にしてる暇ないのに…!
「邪魔だ」
恵君は手を叩くと、両手で犬の形を作る。
「"玉犬"」
ズズズ…
途端に彼の影が動き出して、中から白と黒の狼のような犬が現れる。
あれが恵君の術式、【
それに続くように、私も首から下げた勾玉に両手を添えて呪力を込める。
『白灯、いくよ』
(御意)
『呪霊変幻術、
言霊を呟くと、勾玉から玉犬くらいの大きさの鋭い爪を持った猫のような生物が現れる。
これで二人ともに準備万端だ。
「喰っていいぞ」
『一掃しなさい』
さあ、仕事の時間だ。
