第二話
夢小説設定
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「まったくいつの時代でもやっかいなものだな、呪術師は」
宿儺は右腕に力を込めると、それを大きく振りかざす。
途端に下のコンクリートがえぐれて瓦礫となって私達がいる方へ投げつけられた。
ゴウッ
「だからどうという話でもないが」
勝ちを確信している宿儺には悪いが、兄さん含めその背後にいる私と恵君も無事だ。
砂埃が晴れれば、瓦礫は兄さんの術式でピタリと宙に浮いていていた。
「7、8、9」
その間も兄さんはカウントダウンを続けていて、約束の10秒に迫っていた。
「そろそろかな」
兄さんが呟くのと同時に、宿儺の動きが止まり入れ墨が消えていく。
そして虎杖君が戻って来た。
「おっ、大丈夫だった?」
「驚いた、本当に制御できてるよ」
「でもちょっとうるせーんだよな。アイツの声がする」
「それで済んでるのが奇跡だよ」
兄さんは虎杖君に近づくと、おもむろに指を彼の額に軽く当てた。
その瞬間、虎杖君はガクンと意識を失う。
『虎杖君!』
「何したんですか」
「気絶させたの」
重っ、とつぶやきながらも兄さんは気を失った虎杖君を受け止める。
「これで目覚めた時宿儺に体を奪われていなかったら、彼には器の可能性がある。さて、ここでクエスチョン。彼をどうするべきかな」
その問い掛けに恵君と一緒にしばし俯いて考えた。
彼自身が行動した結果とはいえ、巻き込んだのは私達だ。
このまま見過ごせない。
「……仮に器だとしても、呪術規定にのっとれば虎杖は処刑対象です。でも死なせたくありません」
『私も、虎杖君の処刑には反対です』
「…私情?」
『はい』
「私情です。なんとかしてください」
「クックックッ、かわいい生徒と妹弟子の頼みだ。任せなさい」
そう言って悟兄さんは虎杖君を脇に抱えながら、自信ありげに親指をびしっと立てた。
