第二話
夢小説設定
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「オマエを"呪い"として
両面宿儺の復活。
最悪の事態に私達がやることはただ一つ。
呪肉した肉体ごと殺すこと。
「いや、なんともーって。それより、俺も伏黒達もボロボロじゃん。はやく病院いこうぜ」
戦闘体制の私達に、当の本人はバンザイをして敵意が無いことを訴えて来る。
同時に全身の入れ墨がみるみると消えていく。
ノリは虎杖君だけど今喋っているのが宿儺か虎杖君かもわからない。
どうすれば…どうすれば……!
「今どういう状況?」
場違いな呑気な声に、私と恵君は弾かれたように声のする方へ振り返る。
そこに立っていたのは、私が先ほど携帯で連絡を取ろうとしていた担任教師ー五条悟だった。
「五条先生!」
『悟兄さん!なんでここに』
「や、来る気なかったんだけどさ。いやーボロボロだね恵、2年の皆に見せよーっと」
そう言いながら兄さんはボロボロの恵君を携帯のカメラで撮る。
相変わらずのクズっぷり、でもこの人が来てくれたことで私は安堵して膝から崩れ落ちてしまった。
「芙蓉!!」
『ごめん…気が抜けちゃって』
「大丈夫?さすがに特級呪物が行方不明だと上が五月蝿くてね。観光がてらはせ参じたってわけ。で、見つかった?」
「……」
『いやーそのー…』
見つかったには見つかった。
でももう手元にはない。
何故なら…
「あのー」
そこに蚊帳の外にいた虎杖君が控えめに手を挙げて悟兄さんに申し出た。
「ごめん、俺それ食べちゃった」
まさかのカミングアウトに、さすがの兄さんも驚いたようで3秒くらい固まった。
そして初対面の虎杖君に問い掛ける。
「マジ?」
「「『マジ』」」
これには三人揃っておうむ返しをしてしまった。
事実なのだからしょうがない。
「んー?」
すると何を考えたのか、兄さんは虎杖君に顔を近づけてまじまじと彼を見据える。
やはり見えているらしい。
「ははっ。本当だ、混じってるよ」
ウケる、と本来なら笑える状況ではないのに笑うのがこの人だ。
私が言うのもだけど相当にイカれてる。
「体に異常は?」
「特に…」
「宿儺と代われるかい?」
「スクナ?」
『虎杖君が食べた呪いだよ。両面宿儺だから宿儺』
「あぁ、うん。多分できるけど」
「じゃあ10秒だ、10秒経ったら戻っておいで」
言いながら兄さんは股割りを始めた。
そういうことか…。
「でも…」
「大丈夫、僕最強だから」
その言葉を否定する呪術師なんて存在しない。
この人は名実ともに"最強"なのだから。
「芙蓉、これ持ってて」
股割りを終えると、兄さんは持っていた紙袋を私に投げ渡してきた。
『何これ?』
「喜久福」
『あぁ、これが…』
え…待って、人が必死に戦ってる最中にお土産買って来たの?
恵君も同じことを思ったのか、隣で衝撃を受けた顔をしている。
(オマエ、教え子か死にかけてる時に土産買っとったのか)
何も言えない私達の代わりに、いつの間にか術式が解けて勾玉に戻っていた白灯が代弁してくれた。
「土産じゃない、僕が帰りの新幹線で食べるんだ」
白灯の言葉に言い返している兄さんの背後から、虎杖君と代わって出てきた宿儺が迫っていた。
「後ろ!!」
恵君が叫んだ刹那、宿儺の鋭い爪が兄さん目掛けて振り落とされる。
でも兄さんは宿儺の攻撃よりも先に、その場所から移動して避けていた。
「生徒の前なんでね、カッコつけさせてもらうよ」
「!!」
瞬間移動した兄さんにさすがの宿儺も驚いたみたい。
兄さんはその隙を逃さず、宿儺の手首を掴んで強力なパンチを頬に入れた。
バキッ
ダダン
結構キツめなのが入ったらしく、宿儺は軽く吹っ飛ばされて倒れ込んだ。
…肉体は虎杖君なんだからもう少し加減してくれないかな。
