clover
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ねぇ‥
私が、もし‥
違う場所で産まれていれば‥
愛してもらえたのかなぁ‥‥?
clover6
今日は、流石に学校行かなきゃ―‥。
いつまでも、逃げてちゃダメだよね‥。重い体を起こし、用意してあった制服に腕を通した。此処は、叔母の家。
家を出て最初に向かったのはルキアの家だった。一日だけ泊めてもらい、その後叔母の家に来た。制服や鞄、教科書は叔母が父に頼んだモノ。父は怒ることなく、気が向いたら帰って来なさいと言ってくれた‥優しい父。
「‥大丈夫?」
『うん‥行ってきます』
「行ってらっしゃい(笑)」
笑って見送ってくれる叔母に小さく笑って出て行った。
最初で最後の笑みになるとも知らず―‥。
教室に入ると、ルキアや一護君、織姫が出迎えてくれた。心配してくれたのか織姫は泣きそうになりながら抱きついてきた。
『ルキア‥』
ル「まったく、辛くなったらいつでも頼ってくれていいのだからな?」
黒「一人で背負い込むなよ」
織「約束だよ!」
『‥うん』
‥嬉しかった。ちゃんと、私を見てくれる人が居ることが。一人じゃない‥そう、思える。
放課後。教室には私たち四人だけ‥。
一護君は部活がないため一緒の帰宅。
ル「では、行くか」
『うん』
織「‥あ!冬獅郎君、桃ちゃん」
ビクッと震える。
今一番、会いたくない人‥。俯いていると足音が私の前で、止まった。恐る恐る顔を上げると‥桃が立っていた。今にも、泣きそうな顔で‥‥。
―‥パァン
一瞬の静寂の後、嗚咽を切ったように桃が叫ぶ。
桃「なんで家出なんかしたの?!お父さんもお母さんも心配してたんだよ!!」
『‥‥‥』
桃「お母さん突き飛ばして!!お母さんはあやめに合唱辞めて欲しくなくて説得したのに!!」
‥あぁ‥なる程、全て私のせいにしたんだ‥。
自分のしたことに目をつぶって―‥。
最低な母親‥。
冬「あやめ‥なんで合唱部辞めるんだ‥?」
低い声‥。
怒ってるんだ‥お姉ちゃんを泣かせたから‥。
冬「お前の取り柄は合唱だけだろ?桃が助っ人に入るから嫌なのかよ?」
助っ人‥?馬鹿言わないでよ‥助っ人なんかじゃない、結局先生もお姉ちゃんと比較して私を降ろしたのよ?
冬「桃を見習え!部活もこなして勉強だって両立させてんだぞ?!」
‥―さい‥。
黒「冬獅郎!!止めろ!!」
冬「うるせー!!桃はお前と歌えること楽しみにしてたんだぞ!!」
‥るさい‥。
冬「桃は
『うるさいッ!!!!』
なっ?!」
ル「あやめ‥‥」
桃は桃は‥。
ずっと、呪いのように聞かされた言葉。いい加減にしてよ‥‥。私が、怒鳴ったことで静まり返った教室。
喉が‥‥
心が‥‥
―‥痛い‥。
『桃は桃はってうるさいのよ!!聞き飽きた、毎日毎日毎日毎日!!いい加減にしてよ!!私は雛森 桃じゃない!私はあやめ!!他の誰でもない!!』
織「‥‥あやめちゃん‥」
もう―‥‥無理‥。我慢出来ない‥。
違う‥‥
家出したあの時には‥
もう‥‥
私の心は、割れてたんだよ―‥
『私の何を知ってるの?私がどれだけ辛かったのか知ってるの?お姉ちゃんのことしか見てないくせに‥
知ったような口利かないで!!!』
織「あやめちゃん!待って!」
鞄をひっつかみ、走って教室を出た。
ル「貴様は本当にあやめを見ていなかったのだな‥」
冬「どういう意味だ?!」
黒「止めろ!冬獅郎!‥‥ルキアの言うとおりだ。
いくぜ‥ルキア」
ル「あぁ‥」
冬「‥‥クソッ!!」
桃「‥シロちゃん」
ポツ‥ポツ‥‥ザァァァァ―――‥。
気が付くと、そこは‥小さい頃、日番谷君からキーホルダーをもらった公園‥。今となっては、辛いだけの思い出―‥。
だけど、キーホルダーを捨てることは‥‥出来なかった‥。
『‥‥馬鹿‥みたい‥』
頬を伝うのは、雨か‥涙か‥分からない‥‥。
織「あやめちゃん‥‥」
『‥‥織姫‥』
ル「‥あやめ‥‥」
『‥ル‥キア‥』
‥あれ‥?
声が‥‥
カスレル
‥―あぁ‥さっき、怒鳴ったから。
『‥‥?!』
差し出された二人の手。
縋っても、いい‥?
‥その手を‥取っても、いい‥?
‥最初で‥最後‥‥思いっきり泣いて‥いい?
織・ル「あやめ(ちゃん)」
『‥ゥ‥うぁぁぁぁ――――‥!!!』
子供みたいに泣きじゃくった。二人に縋りながら‥。
†全テノ崩壊、差シ伸ベラレタ友ノ手
(歌えなくてもいい‥この手が‥‥差し伸べてくれる限り‥)