世界観説明

◎世界観説明1 絶対世界

 この世に存在する全ての中心には、「万物の発生源」たる「絶対世界」が存在します。

 全ては、この「絶対世界」から生まれました。
 宇宙も、時間も、次元も、生命も、霊魂も、あらゆる世界法則も、全てがです。
「絶対世界」は全てを生み出す究極の源であり、これがなければ、我ら地球上の生命はおろか、地球の存在するこの宇宙そのものまで存在しなかったのです。

「絶対世界」が具体的に「何であるのか」は、ほとんどの人外は知りません。
 人間に至っては、絶対世界が存在することすら知らないでしょう。

 この絶対世界から生み出された宇宙などは、絶対世界の性質を受け継ぎ、自分の内より新たなるものを生み出します。
 これは絶対世界によって定められた法則、「生み出されたものは生み出すことができる」という性質によるものです。

 絶対世界から生み出されたそれぞれの宇宙や世界は、それぞれ独自の法則を帯び、それに従って、その内部に様々なものを生み出します。
 こんにち、私たちがよく知っているこの宇宙に恒星や惑星、星雲があり、惑星の一部には生命が存在することは、絶対世界から生み出された時にこの宇宙が帯びた「性質」によるものです。

 この絶対世界は、場合によっては直接「生命」を生み出すことがあります。
 この「絶対世界から直接生み出された生命」は、一種の「人外」ではありますが、他の生命とは別格の命です。
 あまりに強大すぎて力をふるうのを控えるためか、地球上の生命にめったにその存在が知れることはありません。
 ただ、ごくかすかに、「宇宙の創造神」のような形でうっすらとした印象が伝わっている程度です。
 こうした「絶対世界から生み出された人外」をめぐってのシナリオもあることでしょう。

 このように「絶対世界」から宇宙が生み出され。宇宙から生命が生息できる領域が生み出され、そこに生命が生まれ……という流れの中に、全ての人外も含まれます。

 多くの人外が絶対世界への道を探しています。
 それは、絶対世界の内部に入り込むことができれば、自分の思うがままにその創造の力をふるうことができる、すなわち究極の「神」になれる、という事実によるものです。

 しかし、絶対世界への道を見出したという者は、今のところほとんど知られていません。
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