◎ルールセクション３　四魂


　ここでは、ほかのTRPGでは「能力値」に当たる「四魂《しこん》」について説明します。
「四魂」も、また「霊素」を使って購入していきます。


１　四魂《しこん》について

　各PCは、「四魂」と呼ばれる要素を所持しています。
　これは「そのPCがどのくらいの基本能力を持っているか」を表した数値です。
　基本的に何かの判定をする時には、この「四魂」を基本の数値として達成値を求めます。
「四魂」はその人外の霊魂を構成する４つの要素で、それぞれに表している要素が違います。
　以下に。それを見ていきましょう。

四魂
１）荒魂《あらみたま》＝戦闘に関わる数値、また運動能力全般を表す要素です。肉弾戦闘の際の成否判定、各種運動能力判定には、これを使います。

２）和魂《にぎみたま》＝心身ともに、器用さや調整能力を判定するときに使う要素です。手先の器用さや咄嗟の機転、感覚の鋭さ、交渉能力などはこれで判定します。

３）奇魂《くしみたま》＝頭の良さや知識の豊富さ、発想の豊かさや業《わざ》の熟達具合を表す要素です。専門的な知識の判定や、業《わざ》の発動判定に使います。

４）幸魂《さちみたま》＝幸運を引き寄せる能力、他者を魅了する要素を表しています。この判定に成功すると、「世界の加護」を使うことができます。個人の努力ではどうにもならない「運」要素の判定には全般にこれを使います。

　これらの能力は１点挙げるのに１霊素使用します。
　例えば荒魂１０、和魂６、奇魂７、幸魂５という四魂の配分にしたい場合、霊素は合計で２８点使用します。