世界観説明
◎世界観説明2 生命の種類
人外を含むあらゆる生命は、霊魂に由来します。
霊魂は生命の源であり、呼び水です。
霊魂はその属する世界より、生命を、地下水脈から水を引き上げるようにして引き出すことができます。
ここでいう霊魂とは、人間や人外だけに宿るものではなく、世界そのものといったような巨大な規模でも存在しています。
「世界の霊魂」が呼び水となって、その世界の最初の生命を発生させる、といったことが多くの世界の生命の起源です。
こうして様々な世界に様々な生命が生まれることになりました。
人外も、こうした生命の一種であることには違いありません。
他の生命と違うのは、その心身を構成する要素に「霊素」と呼ばれる超自然的なものが多く含まれ、一般の生命では実現不可能な特殊な能力を振るえるところです。
人外を含む生命は、その由来する世界に応じて幾種類かに大別されます。
ここでは、人外の種類を、その由来する世界と性質によって区分しておくことにしましょう。
1 絶対世界に直接由来する生命
一般的には最も旧き神々や、世界の創造神の、更に祖神クラスの大神がこれに当たります。
絶対世界より直接生み出され、そこに赴く手段を知っているとされる、ごくわずかな者たちです。
あまりに旧く強大すぎて、名前や性質が、一般の地球人類には知られていないか、忘れられている場合がほとんどです。
その力ゆえ、他の生命との関わりは一般的に少なく、また彼らの絶対数自体も多くありません。
まれにではありますが、神として生まれず、他の生物を媒介する形で「絶対世界」から生まれるという特殊な出生の仕方をする存在もいます。
2 個別の宇宙に由来する生命
「絶対世界」からは、個別の宇宙とそれぞれの霊魂が生み出されました。
一個の宇宙自体を司る霊魂「宇宙霊」から、直接生み出された者たちがいます。
いわゆる「世界の創造者」クラスの大神がここに分類されます。
地球に存在するいわゆる「創造神と呼ばれるものの幾柱かは、このクラスです。
また、世界を左右するほどの力を持つ偉大な人外などもここに分類されます。
宇宙のいずこかで生まれ、地球へと降り立った存在などもこのカテゴリです。
それほどの大物でなくとも、宇宙空間を彷徨う野良人外の中にもこのカテゴリのものがいます。
たまに地表近くまで下りてきて「クリーチャー」などと呼ばれる、宇宙に適応した奇怪な人外なども、生まれで分類するならここに属するのです。
3 個別の天体(地球など)に由来する生命
宇宙から生み出された個別の天体の霊魂(地球の場合なら、いわゆる『世界霊魂』というものになる)から生み出された者たちです。
通常の意味での人外、もしくは、その惑星における新しい生物種は、その星の霊魂から直接生み出されます。
地球で言うなら、我々人類も、動物も、人外も、「世界霊魂」に由来する等質の生命と言えます。
世代の下がった人間や動物、または人外の両親の間に生まれる子供の人外は、同種の親から生まれるので、実際には多少事情は異なりますが。
通常の人外は、「世界霊魂」の様々に形を変えた噴出だと言えます。
霊魂噴出のエネルギーの大小、噴出孔となる要素の違いで、多様な形態や能力、性質、強さを持つことになるのですが、詳しくは後述します。
4 同種の生命種の由来する生命
いわゆる親、もしくは本体から生まれる生命です。
大部分の人間や動植物、一部の人外などはこれに当たります。
この場合、元になった生物の霊魂は、「源」ではなく、完全に「呼び水」の役割だけです。
新たな生命そのものは、通常元になったその生命体が帰属する霊魂(宇宙、もしくは星の霊魂)から供給されます。
卑俗な例で言うなら、人間でも親子で大幅に内面的な性質が違う場合を考えてください。
あれは霊魂と生命は親自身に由来するものではないことを示しているのです。
人外が人外の両親から生まれた場合、親の利点を引き継ぎながらも、人外であるがゆえの自在性で、親を超えた強力な存在になる場合があります。
人外を含むあらゆる生命は、霊魂に由来します。
霊魂は生命の源であり、呼び水です。
霊魂はその属する世界より、生命を、地下水脈から水を引き上げるようにして引き出すことができます。
ここでいう霊魂とは、人間や人外だけに宿るものではなく、世界そのものといったような巨大な規模でも存在しています。
「世界の霊魂」が呼び水となって、その世界の最初の生命を発生させる、といったことが多くの世界の生命の起源です。
こうして様々な世界に様々な生命が生まれることになりました。
人外も、こうした生命の一種であることには違いありません。
他の生命と違うのは、その心身を構成する要素に「霊素」と呼ばれる超自然的なものが多く含まれ、一般の生命では実現不可能な特殊な能力を振るえるところです。
人外を含む生命は、その由来する世界に応じて幾種類かに大別されます。
ここでは、人外の種類を、その由来する世界と性質によって区分しておくことにしましょう。
1 絶対世界に直接由来する生命
一般的には最も旧き神々や、世界の創造神の、更に祖神クラスの大神がこれに当たります。
絶対世界より直接生み出され、そこに赴く手段を知っているとされる、ごくわずかな者たちです。
あまりに旧く強大すぎて、名前や性質が、一般の地球人類には知られていないか、忘れられている場合がほとんどです。
その力ゆえ、他の生命との関わりは一般的に少なく、また彼らの絶対数自体も多くありません。
まれにではありますが、神として生まれず、他の生物を媒介する形で「絶対世界」から生まれるという特殊な出生の仕方をする存在もいます。
2 個別の宇宙に由来する生命
「絶対世界」からは、個別の宇宙とそれぞれの霊魂が生み出されました。
一個の宇宙自体を司る霊魂「宇宙霊」から、直接生み出された者たちがいます。
いわゆる「世界の創造者」クラスの大神がここに分類されます。
地球に存在するいわゆる「創造神と呼ばれるものの幾柱かは、このクラスです。
また、世界を左右するほどの力を持つ偉大な人外などもここに分類されます。
宇宙のいずこかで生まれ、地球へと降り立った存在などもこのカテゴリです。
それほどの大物でなくとも、宇宙空間を彷徨う野良人外の中にもこのカテゴリのものがいます。
たまに地表近くまで下りてきて「クリーチャー」などと呼ばれる、宇宙に適応した奇怪な人外なども、生まれで分類するならここに属するのです。
3 個別の天体(地球など)に由来する生命
宇宙から生み出された個別の天体の霊魂(地球の場合なら、いわゆる『世界霊魂』というものになる)から生み出された者たちです。
通常の意味での人外、もしくは、その惑星における新しい生物種は、その星の霊魂から直接生み出されます。
地球で言うなら、我々人類も、動物も、人外も、「世界霊魂」に由来する等質の生命と言えます。
世代の下がった人間や動物、または人外の両親の間に生まれる子供の人外は、同種の親から生まれるので、実際には多少事情は異なりますが。
通常の人外は、「世界霊魂」の様々に形を変えた噴出だと言えます。
霊魂噴出のエネルギーの大小、噴出孔となる要素の違いで、多様な形態や能力、性質、強さを持つことになるのですが、詳しくは後述します。
4 同種の生命種の由来する生命
いわゆる親、もしくは本体から生まれる生命です。
大部分の人間や動植物、一部の人外などはこれに当たります。
この場合、元になった生物の霊魂は、「源」ではなく、完全に「呼び水」の役割だけです。
新たな生命そのものは、通常元になったその生命体が帰属する霊魂(宇宙、もしくは星の霊魂)から供給されます。
卑俗な例で言うなら、人間でも親子で大幅に内面的な性質が違う場合を考えてください。
あれは霊魂と生命は親自身に由来するものではないことを示しているのです。
人外が人外の両親から生まれた場合、親の利点を引き継ぎながらも、人外であるがゆえの自在性で、親を超えた強力な存在になる場合があります。