ルールセクション

◎ルールセクション9-0 力リスト 解説

●力の種類
 人外が肉体の一部として身に着けている「力」には、数多くの種類があります。
 これはいわば人外を構成する「パーツ」であり、これを組み合わせることによって、人外は様々な基本的能力を身に着けていきます。
 人外PCの基本は、この「力」を組み合わせてどんな人外かをデザインすることにあります。
 伝統的な妖怪として伝えられている人外でも、全く新しいタイプの人外でも、自由にデザインすることができます。

「力」の種類には以下のようなものがあります。

1)全体
2)皮膚
3)頭
4)腕
5)脚
6)尻尾
7)付属パーツ

「全体」は、大まかにどんな形をしているのかを規定します。
 人間型なのか獣型なのか鳥型なのか、はたまた龍型なのか、あるいは不定形なのかを決定します。
 この「全体」が力の基本になりますので、真剣に選んでみてください。

「皮膚」は、文字通りどんな皮膚を持っているか規定する「力」です。
 人間と同様の皮膚なのか、それとも毛皮に覆われているのか、あるいは鱗肌なのか、または粘液に覆われているのかなどです。
 ここでは防御力の基本を規定しますので、戦闘で活躍したい人外PCは、慎重に選んでください。

「頭」は文字通り、頭部がどんな形でいくつあるか、そして頭部に付属する器官の「力」を決定するものです。
 例えば竜頭で、毒牙を備え、視線に毒を持つ、などといったことをここで規定します。
 また口や目から射出するブレスや光線などもここで規定します。

「腕」は、文字通り腕がどんな形状で何対あるか、どんな器官が備わっているか、といったことを規定する「力」です。
 伝説の阿修羅のように腕が複数対ある、などという場合はここで規定されます。
 また、攻撃回数などにも影響があります。

「脚」は、文字通り体の下部に付いている「脚」部分が何本あってどんな形状をしているかを規定します。
 蹄の生えた馬のような脚なのか、それとも鋭い爪の生えた獣のような脚なのか、また駆ける基本速度がどのくらいかも規定します。

「尻尾」は、存在するならバランスを取ったり体を支えたりものを持ったりするのに使う尻尾について規定します。
 人間型の人外には存在しない場合もありますが、もちろん自由に付属させてかまいません。
「腕」や「脚」同様に攻撃に使うこともできます。

「付属パーツ」は、文字通り、上記以外で人外の肉体に付属して存在する「力」を規定します。
 例えば、体の一部として存在する武器や、衣装、肉体を取り巻く炎などといったものを規定します。
 武器などの場合はレベルを上げて強力にできますし、また肉体を取り巻く炎や氷などといったものの場合、敵からの攻撃をやわらげたり、直接攻撃してきた敵にダメージを与えたりといったことも可能です。
 また、空を飛ぶための翼などもこのカテゴリで規定されます。
 天狗を作りたいような場合は、人間型の「全体」に、翼の「付属パーツ」を選んでください。

 では、次ページ以降でリストを挙げていきます。
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