名探偵inイナイレworld

「お前、中坊だろ?生身ひとつで何してやがる」
 その言葉に引っ掛かりを覚えて、手鏡を覗くと少し幼い俺の顔がこちらを見ていた。俺は手鏡を放り出し、から笑いをしてしまう。世界が違うということは何となく察してはいたが、年齢まで変わるとは。
幼児化もしたし、異世界にも行った。もう、現実主義でも無理がある。自分で自分を嗤うことしか出来なかった。
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(豪炎寺に会う)
「あの熱血バカは無視していいさ。豪炎寺、妹の事を考えてサッカーから離れてるみたいだが、後悔はしてないのか?」
「………」

(帝国戦後)
「お前を無理に引き込もうとは思ってないさ。けど、伝言だ。"笑顔でサッカーしてほしい"ってな。」

(特訓中)
「おい和田!目隠しなんかしてなんの意味があんだよ!!何も見えねぇじゃねぇか!!」
 染岡の怒りが届くが、俺は無視を決め込む。今は分からなくても、試合をすれば分かるはずだから。
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