しゃくどう の かけら
エミさんは紅茶が好き。
エミさんは本も好き。
だからエミさんはとても賢い。
エミさんは怒りん坊。
けどエミさんはとてもおっちょこちょい。
だからエミさんはかわいい。
用事が終わると真っ先に向かう扉の色はバーントシェンナーカラー。
その重厚な扉を開けると風が抜けるのを知覚する。
頬を撫でるのは花の香り。
本のページをめくろうとしていた彼と目が合う。
「ノックぐらいしましょうね?そんなに急いでも私は逃げませんから」
と言ってはふわりと笑うんだ。春風のように。
エミさんは本も好き。
だからエミさんはとても賢い。
エミさんは怒りん坊。
けどエミさんはとてもおっちょこちょい。
だからエミさんはかわいい。
用事が終わると真っ先に向かう扉の色はバーントシェンナーカラー。
その重厚な扉を開けると風が抜けるのを知覚する。
頬を撫でるのは花の香り。
本のページをめくろうとしていた彼と目が合う。
「ノックぐらいしましょうね?そんなに急いでも私は逃げませんから」
と言ってはふわりと笑うんだ。春風のように。