とある本丸の日常会話 [完結]
小話その28「他本丸の住人が泣きつきに来たようです」
一庭・縁側一
緑里「ついに…地獄の一ヶ月が始まってしまったよ」
赤羽「地獄の」
鳴狐「…一ヶ月」
緑里「そう、今日から十月…十月は記録役の巡回月間!記録役のいない本丸に「お試しキャンペーン実施中☆」とか言ってドキっち達を送り込んで、売り込もうとしてるけど、いきなり知らない人が本丸に居座れば迷惑でしかないからソーホーどちらにも不評なこのキャンペーン!なくなればいいのに!わたしからドキっちを奪うな~っ」
お供「これはこれは!普段細やかなことは気にされないお心広き里子どのも、この施策には毎年不満があるようですなぁ」
鳴狐「…そうだね」
緑里「あか姉ぇぇぇ・・・わた、わたしは、この一ヶ月どうっ、生きていけば・・・っ!うぅ」
赤羽「よしよし…」
乱「ごめんね。主さんこの時期が近づくと情緒不安定になるんだ。ドキっちに頼らなくても主さんは出来る子なのに、どうしてもね、さみしくなるみたい」
お供「えぇ、そのようでございます。昨年も、一昨年も、同じように押し掛けていましたからな~」
緑里「もうあか姉に癒されないとやっていけない!」
乱「今月は始まったばかりだよ、主さん!・・・あぁ、いつも付き添いになる薬研が「断固拒否!」って言って来なかった理由これか~」
赤羽「話し、聞くよ。それで頑張れる…?」
緑里「うん!あか姉大好き~っ」
赤羽「よしよし…」
乱「これ、ボクはどうしていたらいいの?」
鳴狐「見ていればいい」
お供「鬱憤が晴れるまであるじどのがお話しを聞いております故、その間は我々と歓談と参りましょう!なに、毎度のことなのでお気になさらず。ごゆるりとおくつろぎくだされば良いのですよぅ!」
乱「鳴狐さんのキツネ…さっきから言葉にトゲがあるように聞こえるんだけどボクの気のせいかな?!」
お供「そのとお…もごもごごっ!?(鳴狐っ!?)」
鳴狐「気のせい。…鳴狐とお話し、するか?」
・・・・・・
乱「一一一それでね、薬研はいじわるしてくるし、そんな時ばっか厚も薬研止めないで結託するしで、ボクらホント大変な目にあったんだよ~」
鳴狐「うん…そうか。そっちの薬研は少しやんちゃ…大変だったね」
乱「ふふふふ、「やんちゃ」。鳴狐さんに言わせると薬研もお子ちゃまだなぁ~。でもここの薬研はそんな感じないよね。こーゆー本丸ごとにボクらの性格が変わるのって、やっぱそれぞれの主さんの影響なのかな~」
鳴狐「そうかもしれない。でも、薬研は薬研。乱は乱。本質は変わらない」
乱「そうだよね・・・ふふ、あははっ」
鳴狐「?…どうした」
乱「ううん。鳴狐さんとこんなにお話ししたの初めてだったから、これも主さんの影響?」
鳴狐「そうかもしれない。でも、鳴狐も鳴狐。そっちの鳴狐も乱と話しをしたいかもしれない…」
乱「うん!帰ったらお話しして一一」
緑里「乱ちゃーんっ!!」
乱「うわぁっ!!いきなり飛びついてこないでよ主さん!どうしたのさっ??」
緑里「うふふ~。気持ちが落ち着いてきたからそろそろ帰ろうかなって。乱ちゃんもたくさんお話し出来て楽しかった?」
乱「うん。鳴狐さんがお話し聞いてくれて・・・ってボクずっと喋ってばかりだった!鳴狐さん、ごめんなさい!ボクばかり一方的に…退屈だった、よね?」
鳴狐「そんなことない」
お供「鳴狐は皆さまからお話しを聞くのが大好きなのです。皆さまが楽しくいてくれることが、鳴狐の喜びでもあるのですよ」
鳴狐「そう。だから…気にしないで」
乱「うん、分かったよ。聞いてくれてありがとう、鳴狐さん♪」
緑里「あ、」
乱「うん?」
緑里「あー…いやね、今のやり取り見て思い出したんだけど、前からなんとなーく思ってたんだけどね」
乱「うん」
緑里「あか姉と鳴狐って似てるよね」
赤羽「私…?」
鳴狐「似ているか…?」
緑里「あー!ほらっキョトン顔とか首を傾げる仕草とか!今!シンクロしてた!」
乱「確かに。あと話し方とか雰囲気も似てるよね」
赤&鳴「「・・・・・・?」」
お供「なるほど、なるほど。鳴狐も最近はあるじどのには心を開いておりますが、なにか通じるものがあるからやもしれませんなぁ」
鳴狐「・・・。・・・乱も」
乱「ボク?」
鳴狐「乱も、乱のあるじと似ている」
乱「え、ホント?主さん、聞いた?ボクと主さんも似てるって」
緑里「え、ホントに?きゃ~嬉しい。ついにわたしも美少女の仲間入りしちゃったってこと?」
乱「主さんは昔から美少女だよ☆」
緑里「うふふっ。やだ、照れる~!」
お供「なるほど、なるほど。感情の起伏がよく似ていらっしゃいますなぁ」
緑里「外見じゃないんかい!・・・でもまぁ、刀剣男士ももう90人くらいいるんだよね。それでいてみんな個性的だし。中にはわたし達とキャラ被りしてるのがいてもおかしくないのかも」
赤羽「そうだね…」
緑里「それじゃあドキっちに似てる人もいるかなぁ。うふふ、こーゆーの考えるの面白いなぁ。えーと、ドキっちはいつも笑っていて、余裕のある大人って感じで、オシャレで、でもお茶目で一一」
乱「それだけ聞くとボク、いち兄が出てくるかな」
緑里「なるほど。わたしにとってドキっちはお姉ちゃんみたいな存在だし、いち兄ありかも」
赤羽「私はにっかりが、浮かんだ」
緑里「なるほど。余裕があって、笑顔。そしてお茶目。ドキっちときどきにっかりさんみたいな笑い方する時あるし、ありかも」
鳴狐「…源清麿」
緑里「なるほど。すべてを備えていて且つ、あまり否定的な言葉を使わない優しさがドキっちにもあるから、清麿くんもありかも・・・てか、みんなよくそんなポンポン出てくるね」
お供「さてさて、どなたを選ばれますか」
緑里「う~ん。みんな捨てがたいけど・・・いち兄で!せっかくわたしと乱ちゃんが似てるって言ってもらえたこともあるし、兄弟、姉妹繋がりっていうのも面白いかも」
赤羽「そうだね」
鳴狐「面白い…」
お供「やや!鳴狐が楽しんでおりますな。こうなるとこの問答をまだまだ続けたくなりますよぅ!それでは次は藤代を考えましょう。はてさて、あの者の特徴は・・・」
緑里「あ、しーちゃんは決まってるから大丈夫」
お供「へ・・・?そうなのですか」
乱「ボク分かっちゃったかも。一つしかないよね」
お供「やや。それほどぴたりと当てはまるものが…」
赤羽「私も、分かった」
お供「あるじどのまで!?」
鳴狐「鳴狐も、分かったぞ」
お供「ああ~。鳴狐、言わないでくださいね。わたくしまだ刀剣男士の皆さまの顔すら思い浮かべぬ段階で」
緑里「しーちゃんはあか姉のお付きみたいなものだって考えればすぐ分かるって…うふふ!じゃあお供はがんばって答え探してね。・・・さー!帰ったらいち兄近侍にして、一ヶ月がんばるぞー。まずは大阪城で今度こそ白山くんお迎えするぞっ、お~!」
乱「・・・いち兄近侍にしたらプレッシャー半端なくない?」
緑里「・・・。その時はにっかりさんか清麿くんを近侍にするぞっ、お~!」
赤羽「見送るよ」
緑里「うん。あ!あか姉もしーちゃんいなくてさみしくなったら鳴狐を近侍にしたらいいと思うよ。しーちゃんが近くにいるように思えるかも」
赤羽「そうだね。そうしてみる…」
お供「???」
鳴狐「キツネ。がんばれ…」
一一一一一一一一一一一
里子ちゃんは一人っ子のため大事に育てられて甘えたです。
一庭・縁側一
緑里「ついに…地獄の一ヶ月が始まってしまったよ」
赤羽「地獄の」
鳴狐「…一ヶ月」
緑里「そう、今日から十月…十月は記録役の巡回月間!記録役のいない本丸に「お試しキャンペーン実施中☆」とか言ってドキっち達を送り込んで、売り込もうとしてるけど、いきなり知らない人が本丸に居座れば迷惑でしかないからソーホーどちらにも不評なこのキャンペーン!なくなればいいのに!わたしからドキっちを奪うな~っ」
お供「これはこれは!普段細やかなことは気にされないお心広き里子どのも、この施策には毎年不満があるようですなぁ」
鳴狐「…そうだね」
緑里「あか姉ぇぇぇ・・・わた、わたしは、この一ヶ月どうっ、生きていけば・・・っ!うぅ」
赤羽「よしよし…」
乱「ごめんね。主さんこの時期が近づくと情緒不安定になるんだ。ドキっちに頼らなくても主さんは出来る子なのに、どうしてもね、さみしくなるみたい」
お供「えぇ、そのようでございます。昨年も、一昨年も、同じように押し掛けていましたからな~」
緑里「もうあか姉に癒されないとやっていけない!」
乱「今月は始まったばかりだよ、主さん!・・・あぁ、いつも付き添いになる薬研が「断固拒否!」って言って来なかった理由これか~」
赤羽「話し、聞くよ。それで頑張れる…?」
緑里「うん!あか姉大好き~っ」
赤羽「よしよし…」
乱「これ、ボクはどうしていたらいいの?」
鳴狐「見ていればいい」
お供「鬱憤が晴れるまであるじどのがお話しを聞いております故、その間は我々と歓談と参りましょう!なに、毎度のことなのでお気になさらず。ごゆるりとおくつろぎくだされば良いのですよぅ!」
乱「鳴狐さんのキツネ…さっきから言葉にトゲがあるように聞こえるんだけどボクの気のせいかな?!」
お供「そのとお…もごもごごっ!?(鳴狐っ!?)」
鳴狐「気のせい。…鳴狐とお話し、するか?」
・・・・・・
乱「一一一それでね、薬研はいじわるしてくるし、そんな時ばっか厚も薬研止めないで結託するしで、ボクらホント大変な目にあったんだよ~」
鳴狐「うん…そうか。そっちの薬研は少しやんちゃ…大変だったね」
乱「ふふふふ、「やんちゃ」。鳴狐さんに言わせると薬研もお子ちゃまだなぁ~。でもここの薬研はそんな感じないよね。こーゆー本丸ごとにボクらの性格が変わるのって、やっぱそれぞれの主さんの影響なのかな~」
鳴狐「そうかもしれない。でも、薬研は薬研。乱は乱。本質は変わらない」
乱「そうだよね・・・ふふ、あははっ」
鳴狐「?…どうした」
乱「ううん。鳴狐さんとこんなにお話ししたの初めてだったから、これも主さんの影響?」
鳴狐「そうかもしれない。でも、鳴狐も鳴狐。そっちの鳴狐も乱と話しをしたいかもしれない…」
乱「うん!帰ったらお話しして一一」
緑里「乱ちゃーんっ!!」
乱「うわぁっ!!いきなり飛びついてこないでよ主さん!どうしたのさっ??」
緑里「うふふ~。気持ちが落ち着いてきたからそろそろ帰ろうかなって。乱ちゃんもたくさんお話し出来て楽しかった?」
乱「うん。鳴狐さんがお話し聞いてくれて・・・ってボクずっと喋ってばかりだった!鳴狐さん、ごめんなさい!ボクばかり一方的に…退屈だった、よね?」
鳴狐「そんなことない」
お供「鳴狐は皆さまからお話しを聞くのが大好きなのです。皆さまが楽しくいてくれることが、鳴狐の喜びでもあるのですよ」
鳴狐「そう。だから…気にしないで」
乱「うん、分かったよ。聞いてくれてありがとう、鳴狐さん♪」
緑里「あ、」
乱「うん?」
緑里「あー…いやね、今のやり取り見て思い出したんだけど、前からなんとなーく思ってたんだけどね」
乱「うん」
緑里「あか姉と鳴狐って似てるよね」
赤羽「私…?」
鳴狐「似ているか…?」
緑里「あー!ほらっキョトン顔とか首を傾げる仕草とか!今!シンクロしてた!」
乱「確かに。あと話し方とか雰囲気も似てるよね」
赤&鳴「「・・・・・・?」」
お供「なるほど、なるほど。鳴狐も最近はあるじどのには心を開いておりますが、なにか通じるものがあるからやもしれませんなぁ」
鳴狐「・・・。・・・乱も」
乱「ボク?」
鳴狐「乱も、乱のあるじと似ている」
乱「え、ホント?主さん、聞いた?ボクと主さんも似てるって」
緑里「え、ホントに?きゃ~嬉しい。ついにわたしも美少女の仲間入りしちゃったってこと?」
乱「主さんは昔から美少女だよ☆」
緑里「うふふっ。やだ、照れる~!」
お供「なるほど、なるほど。感情の起伏がよく似ていらっしゃいますなぁ」
緑里「外見じゃないんかい!・・・でもまぁ、刀剣男士ももう90人くらいいるんだよね。それでいてみんな個性的だし。中にはわたし達とキャラ被りしてるのがいてもおかしくないのかも」
赤羽「そうだね…」
緑里「それじゃあドキっちに似てる人もいるかなぁ。うふふ、こーゆーの考えるの面白いなぁ。えーと、ドキっちはいつも笑っていて、余裕のある大人って感じで、オシャレで、でもお茶目で一一」
乱「それだけ聞くとボク、いち兄が出てくるかな」
緑里「なるほど。わたしにとってドキっちはお姉ちゃんみたいな存在だし、いち兄ありかも」
赤羽「私はにっかりが、浮かんだ」
緑里「なるほど。余裕があって、笑顔。そしてお茶目。ドキっちときどきにっかりさんみたいな笑い方する時あるし、ありかも」
鳴狐「…源清麿」
緑里「なるほど。すべてを備えていて且つ、あまり否定的な言葉を使わない優しさがドキっちにもあるから、清麿くんもありかも・・・てか、みんなよくそんなポンポン出てくるね」
お供「さてさて、どなたを選ばれますか」
緑里「う~ん。みんな捨てがたいけど・・・いち兄で!せっかくわたしと乱ちゃんが似てるって言ってもらえたこともあるし、兄弟、姉妹繋がりっていうのも面白いかも」
赤羽「そうだね」
鳴狐「面白い…」
お供「やや!鳴狐が楽しんでおりますな。こうなるとこの問答をまだまだ続けたくなりますよぅ!それでは次は藤代を考えましょう。はてさて、あの者の特徴は・・・」
緑里「あ、しーちゃんは決まってるから大丈夫」
お供「へ・・・?そうなのですか」
乱「ボク分かっちゃったかも。一つしかないよね」
お供「やや。それほどぴたりと当てはまるものが…」
赤羽「私も、分かった」
お供「あるじどのまで!?」
鳴狐「鳴狐も、分かったぞ」
お供「ああ~。鳴狐、言わないでくださいね。わたくしまだ刀剣男士の皆さまの顔すら思い浮かべぬ段階で」
緑里「しーちゃんはあか姉のお付きみたいなものだって考えればすぐ分かるって…うふふ!じゃあお供はがんばって答え探してね。・・・さー!帰ったらいち兄近侍にして、一ヶ月がんばるぞー。まずは大阪城で今度こそ白山くんお迎えするぞっ、お~!」
乱「・・・いち兄近侍にしたらプレッシャー半端なくない?」
緑里「・・・。その時はにっかりさんか清麿くんを近侍にするぞっ、お~!」
赤羽「見送るよ」
緑里「うん。あ!あか姉もしーちゃんいなくてさみしくなったら鳴狐を近侍にしたらいいと思うよ。しーちゃんが近くにいるように思えるかも」
赤羽「そうだね。そうしてみる…」
お供「???」
鳴狐「キツネ。がんばれ…」
一一一一一一一一一一一
里子ちゃんは一人っ子のため大事に育てられて甘えたです。
