とある本丸の日常会話 [完結]
小話その9「本丸の住人が閉じ込められたようです」
ー赤羽サイド・どこかの一室Aー
浦島「主さんどうしよう!扉が開かないよー!鍵開いてるのに押しても引いてもびくともしない!てかノブが回らないとかおかしすぎじゃんかー!」
赤羽「・・・うん。多分、鍵はダミー。内側からは開かない」
浦島「何それ?!どーすればいいのッ」
赤羽「外から開けてもらう」
浦島「さっきからガンガンやってるけど誰も来てくれないよ?!一緒に来た藤代もどっか行っちゃうし、何なんだよー。ここ政府さんの支部なんだよね?なに考えてんだよー!」
赤羽「浦島、落ち着いて。上は時々、こういうことをする。向こうの要求にこちらが応えれば遠隔操作で扉が開く仕掛け。応えなくても時間が経てば誰か来てくれる。だから落ち着いて」
浦島「そ、そうなんだ。主さん慣れてるね」
赤羽「ううん。しーちゃんから聞いた。私は初めて入る」
浦島「そうなんだ。藤代は情報通だよねー。あ、そういえば政府さんからの要求?ってなんだろう」
赤羽「これだよ」
浦島「どれどれ~?・・・え?これ・・・えぇえぇえぇーーっっ!!!」
ー藤代サイド・どこかの一室Bー
藤代「・・・やられた」
山(国)「開かないな」
藤代「解錠の為の要求がどこかにあります。探しましょう」
山(国)「そうなのか?詳しいんだな」
藤代「上からの馬鹿げた試験です。審神者と刀剣男士の絆を試すとかなんとかで、要は協力して部屋を出ればいいんです」
山(国)「なるほど。リアル脱出ゲームというやつか」
藤代「・・・何か、嬉しそうですね」
山(国)「ああ。最近勧められた動画にハマっていてな。閉じ込められた部屋から脱出するゲームを誰かがやりながら解説をしてくれるんだ」
藤代「実況プレイ動画ってやつですか?」
山(国)「知っているのか?俺はそれのCoC…」
藤代「あー!それを脱出ゲームと言っていいのか分かりませんが!とにかく、このゲームをさっさとクリアして赤羽様を探しましょう」
山(国)「ああ、そうだな。今度一緒に見るか?本科イチオシもあるぞ」
藤代「話を戻すなよ。それ怖いやつだって知ってるのでお断りします。そして勧めたの本歌さんかよ」
山(国)「脱出ゲームの心得その1。まず部屋を物色する」
藤代「急に進め出した」
山(国)「本棚に紙が挟まっているな。"目星"を使うか?」
藤代「もう見つけてるじゃないですか」
山(国)「そうか。実際の探索だと感覚が違うな…。というか見えてしまっているから前提条件が違」
藤代「いいから取ってください」
山(国)「ああ、じゃあ取るぞ」
藤代「何か書いてありますか?」
山(国)「書いてあるな。どちらかが相手に愛の告白をしないと出られな・・・は?」
藤代「山姥切さんスキダー」
ガコンッ
藤代「よし。開きましたね」
山(国)「は?」
ー赤羽サイド・どこかの一室Aー
浦島「(さささ鎖骨にキキキ、キス?!俺が主さんに?ムリムリムリ!そんなこと出来るわけないじゃんか!じゃあ主さんが俺にー・・・ってそんなの恥ずかしすぎるだろ~っ)」
赤羽「・・・浦島」
浦島「ヒィ!な、なに?!主さん?」
赤羽「音がした。近くでドアが開いたみたい。人がいる。しーちゃんかもしれない」
浦島「え?音…なんてした?いや、そうだとしたら俺たちがここにいるの知らせなきゃ!おおーいっ!誰かいますかー!!いたら開けてくださーい!中から開かないんでーす!(ドンドンッ)」
赤羽「・・・」
ガンッガンッ
浦島「・・・」
ガンッガンッ
赤羽「・・・」
浦島「何の音?ガンガンいってるんだけど・・・」
赤羽「声がする」
浦島「あ、ホントだ。でも騒いでるみたい?言い争いしてる感じかな。おーい!(ドンドンッ)」
ガチャ
浦島「あ・・・」
ー藤代サイド・どこかの一室Bー
藤代「山姥切さん、うずくまってどうしたんですか?開いたんですから赤羽様を探しに行きましょう」
山(国)「思ってたのと違う…思ってたんと違う!」
藤代「口調変えてまで主張することですか」
山(国)「脱出ゲームは頭を使って一つ一つ謎を解いていくやつなんだ。それがなんだ「愛の告白」?しかもあんな何一つ感情の込もってない言葉で開くなんて緩すぎるだろ?駄目だろ、あれは。あんなので開くな扉」
藤代「ちょっ!下手なこと言わないでください。緩くても開けばこっちのもん・・・というかそもそも俺はもう審神者じゃないんです。この部屋の利用条件に合ってない奴を間違えて入れたから大目に見てくれてるんですよ、多分」
山(国)「でもあんたは俺の元主だ。元主からおざなりに扱われた刀の気持ちを考えてくれ!切なすぎるだろう!」
藤代「繊細!そしてめんどくさい!とにかく開いたので俺は赤羽様を探しに行きます」
山(国)「聞いてくれ!俺は…いや、俺達は審神者じゃなくなったあんたを今でも大切に想っているんだ。あんたは俺達の弟のような存在なんだッ」
藤代「はーなーせー!!その告白だけでさっきから扉が開きすぎてガンガン壁にぶつかってるんですよ」
山(国)「なにッ!これが、愛・・・?」
藤代「(緩んだ!)言ってろ。赤羽様今行きます!」
山(国)「あ、待て・・・」
ー赤羽サイド・どこかの一室Aー
ガチャ
浦島「あ・・・開いた」
藤代「赤羽様!助けに来ました!助けて!!」
浦島「どっち?!って藤代まで入ってきてどーすんだよ!扉閉まっちゃったじゃん!」
藤代「山姥切さんが廊下にいます」
浦島「あ、そっか。山姥切さんに開けてもらえば」
藤代「なので開けさせないようにします」
浦島「なんでッ?!」
赤羽「これ。内側から鍵掛けたらどうかな」
藤代「なるほど!偽物だけど鍵として機能す」
山(国)「俺は偽物なんかじゃない!(扉バーン)」
藤代「あんたに言ってねうわあああ捕まったあああぁぁぁぁ・・・」
浦島「藤代ー!!藤代が山姥切さんに拉致られたー!なんでぇー!?」
バタン
赤羽「斜向かいの部屋に入ったね」
浦島「もー!なんなの?!結局扉開いたけど出ていいの?これ」
赤羽「出よう。しーちゃんを助ける」
浦島「なんか、なんだかなー放っておいてもいい気がするけど・・・もう、わけわからなすぎて疲れたよ。要求に応えないと出られないとか・・・あ、あんな、要求とかさ・・・う~!今後はこういう部屋には気をつけよう!!」
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▶後書きめいた裏話し。
元ネタは某診断メーカー。再び。
ー赤羽サイド・どこかの一室Aー
浦島「主さんどうしよう!扉が開かないよー!鍵開いてるのに押しても引いてもびくともしない!てかノブが回らないとかおかしすぎじゃんかー!」
赤羽「・・・うん。多分、鍵はダミー。内側からは開かない」
浦島「何それ?!どーすればいいのッ」
赤羽「外から開けてもらう」
浦島「さっきからガンガンやってるけど誰も来てくれないよ?!一緒に来た藤代もどっか行っちゃうし、何なんだよー。ここ政府さんの支部なんだよね?なに考えてんだよー!」
赤羽「浦島、落ち着いて。上は時々、こういうことをする。向こうの要求にこちらが応えれば遠隔操作で扉が開く仕掛け。応えなくても時間が経てば誰か来てくれる。だから落ち着いて」
浦島「そ、そうなんだ。主さん慣れてるね」
赤羽「ううん。しーちゃんから聞いた。私は初めて入る」
浦島「そうなんだ。藤代は情報通だよねー。あ、そういえば政府さんからの要求?ってなんだろう」
赤羽「これだよ」
浦島「どれどれ~?・・・え?これ・・・えぇえぇえぇーーっっ!!!」
ー藤代サイド・どこかの一室Bー
藤代「・・・やられた」
山(国)「開かないな」
藤代「解錠の為の要求がどこかにあります。探しましょう」
山(国)「そうなのか?詳しいんだな」
藤代「上からの馬鹿げた試験です。審神者と刀剣男士の絆を試すとかなんとかで、要は協力して部屋を出ればいいんです」
山(国)「なるほど。リアル脱出ゲームというやつか」
藤代「・・・何か、嬉しそうですね」
山(国)「ああ。最近勧められた動画にハマっていてな。閉じ込められた部屋から脱出するゲームを誰かがやりながら解説をしてくれるんだ」
藤代「実況プレイ動画ってやつですか?」
山(国)「知っているのか?俺はそれのCoC…」
藤代「あー!それを脱出ゲームと言っていいのか分かりませんが!とにかく、このゲームをさっさとクリアして赤羽様を探しましょう」
山(国)「ああ、そうだな。今度一緒に見るか?本科イチオシもあるぞ」
藤代「話を戻すなよ。それ怖いやつだって知ってるのでお断りします。そして勧めたの本歌さんかよ」
山(国)「脱出ゲームの心得その1。まず部屋を物色する」
藤代「急に進め出した」
山(国)「本棚に紙が挟まっているな。"目星"を使うか?」
藤代「もう見つけてるじゃないですか」
山(国)「そうか。実際の探索だと感覚が違うな…。というか見えてしまっているから前提条件が違」
藤代「いいから取ってください」
山(国)「ああ、じゃあ取るぞ」
藤代「何か書いてありますか?」
山(国)「書いてあるな。どちらかが相手に愛の告白をしないと出られな・・・は?」
藤代「山姥切さんスキダー」
ガコンッ
藤代「よし。開きましたね」
山(国)「は?」
ー赤羽サイド・どこかの一室Aー
浦島「(さささ鎖骨にキキキ、キス?!俺が主さんに?ムリムリムリ!そんなこと出来るわけないじゃんか!じゃあ主さんが俺にー・・・ってそんなの恥ずかしすぎるだろ~っ)」
赤羽「・・・浦島」
浦島「ヒィ!な、なに?!主さん?」
赤羽「音がした。近くでドアが開いたみたい。人がいる。しーちゃんかもしれない」
浦島「え?音…なんてした?いや、そうだとしたら俺たちがここにいるの知らせなきゃ!おおーいっ!誰かいますかー!!いたら開けてくださーい!中から開かないんでーす!(ドンドンッ)」
赤羽「・・・」
ガンッガンッ
浦島「・・・」
ガンッガンッ
赤羽「・・・」
浦島「何の音?ガンガンいってるんだけど・・・」
赤羽「声がする」
浦島「あ、ホントだ。でも騒いでるみたい?言い争いしてる感じかな。おーい!(ドンドンッ)」
ガチャ
浦島「あ・・・」
ー藤代サイド・どこかの一室Bー
藤代「山姥切さん、うずくまってどうしたんですか?開いたんですから赤羽様を探しに行きましょう」
山(国)「思ってたのと違う…思ってたんと違う!」
藤代「口調変えてまで主張することですか」
山(国)「脱出ゲームは頭を使って一つ一つ謎を解いていくやつなんだ。それがなんだ「愛の告白」?しかもあんな何一つ感情の込もってない言葉で開くなんて緩すぎるだろ?駄目だろ、あれは。あんなので開くな扉」
藤代「ちょっ!下手なこと言わないでください。緩くても開けばこっちのもん・・・というかそもそも俺はもう審神者じゃないんです。この部屋の利用条件に合ってない奴を間違えて入れたから大目に見てくれてるんですよ、多分」
山(国)「でもあんたは俺の元主だ。元主からおざなりに扱われた刀の気持ちを考えてくれ!切なすぎるだろう!」
藤代「繊細!そしてめんどくさい!とにかく開いたので俺は赤羽様を探しに行きます」
山(国)「聞いてくれ!俺は…いや、俺達は審神者じゃなくなったあんたを今でも大切に想っているんだ。あんたは俺達の弟のような存在なんだッ」
藤代「はーなーせー!!その告白だけでさっきから扉が開きすぎてガンガン壁にぶつかってるんですよ」
山(国)「なにッ!これが、愛・・・?」
藤代「(緩んだ!)言ってろ。赤羽様今行きます!」
山(国)「あ、待て・・・」
ー赤羽サイド・どこかの一室Aー
ガチャ
浦島「あ・・・開いた」
藤代「赤羽様!助けに来ました!助けて!!」
浦島「どっち?!って藤代まで入ってきてどーすんだよ!扉閉まっちゃったじゃん!」
藤代「山姥切さんが廊下にいます」
浦島「あ、そっか。山姥切さんに開けてもらえば」
藤代「なので開けさせないようにします」
浦島「なんでッ?!」
赤羽「これ。内側から鍵掛けたらどうかな」
藤代「なるほど!偽物だけど鍵として機能す」
山(国)「俺は偽物なんかじゃない!(扉バーン)」
藤代「あんたに言ってねうわあああ捕まったあああぁぁぁぁ・・・」
浦島「藤代ー!!藤代が山姥切さんに拉致られたー!なんでぇー!?」
バタン
赤羽「斜向かいの部屋に入ったね」
浦島「もー!なんなの?!結局扉開いたけど出ていいの?これ」
赤羽「出よう。しーちゃんを助ける」
浦島「なんか、なんだかなー放っておいてもいい気がするけど・・・もう、わけわからなすぎて疲れたよ。要求に応えないと出られないとか・・・あ、あんな、要求とかさ・・・う~!今後はこういう部屋には気をつけよう!!」
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▶後書きめいた裏話し。
元ネタは某診断メーカー。再び。
