第八章:禁じられた森
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クリスマス休暇が終わり、大広間で咲耶で試験勉強をしていると、ハーマイオニーがカードで遊んでいるロンに注意する。
「貴方ったらカードで遊んでて大丈夫なの?もうすぐ期末試験だっていうのに」
「バッチリさ。何か問題だしてみてよ」
「いいわ。忘れ薬を作るのにかかせない三つの材料は?」
ハーマイオニーに問題を出されたロンは「忘れた」と答えた。
「もし、この問題が試験に出たらどうするつもりなの?」
「君のを写す」
「写させないわ!」
睨みつけてくるハーマイオニーにロンは、咲耶のほうへと視線を移すが言う前に『駄目です』と咲耶に断られ肩を落とす。
「それに、試験に使う羽ペンにはカンニング防止の魔法がかけらてるんですって」
「何それ!?酷いよ。僕らを信用していないのか。…また、ダンブルドアだ」
ため息を吐きながらロンはカードを机に投げ捨てた。
ちょうど外の時、足縛りの呪いをかけられたネビルがピョンピョンと跳びながら大広間へと入ってきたのを見た生徒たちは大笑いをする。
「足縛りの呪い?」
「マルフォイだ」
こんないたずらをする人間は、ドラコしかいない。
そう思っている間に、ピョンピョンとネビルが咲耶たちの前へとやって来た。
『ネビル。やられたらやり返したらどうですか』
「そんな、立ってるのだってやっとなのに…」
今にも落ちそうにぶらぶら、揺れているネビルを見てシェーマスが杖を持って立ち上がる。
「反対呪文をかけてやるよ」
「いいよ、やめてよ。今度は僕を真っ黒焦げにするき?」
気に障ったのかシェーマスは杖をバンッと置く。
「何だよ。そんな言い方はないだろう?ロングボトム。それに僕、確かに眉毛は焦がしたけど、この通りすっかり元に戻ってる!」
眉毛に指差し見せたあと、咲耶たちに背を向け去ろうとしたとき、シェーマスの後頭部の一部の髪の毛がなかった。
それを見たハーマイオニーがクスッと笑っていると――。
「見つけたよ!」
先ほどロンが投げ捨てたカードをハリーが手にしそれをロンに見せる。
「ダンブルドアは、1945年に闇の魔法使いグリンデルバルドを破った…」
「その先!」
「ドラゴンの血液の利用法の発見と、ニコラス・フラメルとの錬金術の研究で有名」
「どこかで見た名前だと思ったら、ここで来た汽車で見たんだ」
するとハーマイオニー机に置いていた本とノートをまとめて立ち上がり「ついて来て!」と言う。
「ねぇ、待ってよ。どこに行くの?呪文を解いてよ。うわあ…っ」
呪いをかけられたままのネビルのことを忘れ三人はハーマイオニーの後を着いていき、大広間から出て行った。
ハーマイオニーに着いていった先は図書館だった。
「ちょっと待ってて!」
ハーマイオニーは走って本棚の方へと行って、一冊の本を手に取って三人がいるテーブルにバンッと音をたてるように本を置いた。
「全然違うところを探させちゃったわ。どうして、私忘れてたのかしら。ずいぶん前に借りた本。軽い読み物だけど」
「軽い?これが?」
ハーマイオニーはハリーとロンを睨みつける。
「現在存在する唯一の石はニコラス・フラメルが所有している。フラメル氏は有名な錬金術師で去年665歳を迎えた。…フラッフィーが守ってるのはこれよ!仕掛け扉の下にあるのは賢者の石よ」
ようやく、フラッフィーが守っている物の正体がわかった。
仕掛け扉の中にあるのが”賢者の石”だということに――。
口走ったロンにハーマイオニーが睨みつけた。
「あったわ、ここよ。ニコラス・フラメルは賢者の石を作り出した人である」
ハーマイオニーが読むとロンとハリーじゃ同時に「なにそれ?」と口にする。
「本読まないの、二人共? 賢者の石は恐るべき力を秘めた伝説の物体で、いかなる金属をも黄金に変え、命の水を生み出す。これを飲めば不老不死となる」
ロンは「不老不死?」と首をかしげる。
『死なないということです』
「そのくらいわかるよ!」
咲耶に口出しされ、ロンは声を上げた。
『静かに、マダム・ピンスに追い出されてしまいます』
ロンは小声で「ごめん…」と謝った。
用が済むと四人は、図書館から出て行った。
「貴方ったらカードで遊んでて大丈夫なの?もうすぐ期末試験だっていうのに」
「バッチリさ。何か問題だしてみてよ」
「いいわ。忘れ薬を作るのにかかせない三つの材料は?」
ハーマイオニーに問題を出されたロンは「忘れた」と答えた。
「もし、この問題が試験に出たらどうするつもりなの?」
「君のを写す」
「写させないわ!」
睨みつけてくるハーマイオニーにロンは、咲耶のほうへと視線を移すが言う前に『駄目です』と咲耶に断られ肩を落とす。
「それに、試験に使う羽ペンにはカンニング防止の魔法がかけらてるんですって」
「何それ!?酷いよ。僕らを信用していないのか。…また、ダンブルドアだ」
ため息を吐きながらロンはカードを机に投げ捨てた。
ちょうど外の時、足縛りの呪いをかけられたネビルがピョンピョンと跳びながら大広間へと入ってきたのを見た生徒たちは大笑いをする。
「足縛りの呪い?」
「マルフォイだ」
こんないたずらをする人間は、ドラコしかいない。
そう思っている間に、ピョンピョンとネビルが咲耶たちの前へとやって来た。
『ネビル。やられたらやり返したらどうですか』
「そんな、立ってるのだってやっとなのに…」
今にも落ちそうにぶらぶら、揺れているネビルを見てシェーマスが杖を持って立ち上がる。
「反対呪文をかけてやるよ」
「いいよ、やめてよ。今度は僕を真っ黒焦げにするき?」
気に障ったのかシェーマスは杖をバンッと置く。
「何だよ。そんな言い方はないだろう?ロングボトム。それに僕、確かに眉毛は焦がしたけど、この通りすっかり元に戻ってる!」
眉毛に指差し見せたあと、咲耶たちに背を向け去ろうとしたとき、シェーマスの後頭部の一部の髪の毛がなかった。
それを見たハーマイオニーがクスッと笑っていると――。
「見つけたよ!」
先ほどロンが投げ捨てたカードをハリーが手にしそれをロンに見せる。
「ダンブルドアは、1945年に闇の魔法使いグリンデルバルドを破った…」
「その先!」
「ドラゴンの血液の利用法の発見と、ニコラス・フラメルとの錬金術の研究で有名」
「どこかで見た名前だと思ったら、ここで来た汽車で見たんだ」
するとハーマイオニー机に置いていた本とノートをまとめて立ち上がり「ついて来て!」と言う。
「ねぇ、待ってよ。どこに行くの?呪文を解いてよ。うわあ…っ」
呪いをかけられたままのネビルのことを忘れ三人はハーマイオニーの後を着いていき、大広間から出て行った。
ハーマイオニーに着いていった先は図書館だった。
「ちょっと待ってて!」
ハーマイオニーは走って本棚の方へと行って、一冊の本を手に取って三人がいるテーブルにバンッと音をたてるように本を置いた。
「全然違うところを探させちゃったわ。どうして、私忘れてたのかしら。ずいぶん前に借りた本。軽い読み物だけど」
「軽い?これが?」
ハーマイオニーはハリーとロンを睨みつける。
「現在存在する唯一の石はニコラス・フラメルが所有している。フラメル氏は有名な錬金術師で去年665歳を迎えた。…フラッフィーが守ってるのはこれよ!仕掛け扉の下にあるのは賢者の石よ」
ようやく、フラッフィーが守っている物の正体がわかった。
仕掛け扉の中にあるのが”賢者の石”だということに――。
口走ったロンにハーマイオニーが睨みつけた。
「あったわ、ここよ。ニコラス・フラメルは賢者の石を作り出した人である」
ハーマイオニーが読むとロンとハリーじゃ同時に「なにそれ?」と口にする。
「本読まないの、二人共? 賢者の石は恐るべき力を秘めた伝説の物体で、いかなる金属をも黄金に変え、命の水を生み出す。これを飲めば不老不死となる」
ロンは「不老不死?」と首をかしげる。
『死なないということです』
「そのくらいわかるよ!」
咲耶に口出しされ、ロンは声を上げた。
『静かに、マダム・ピンスに追い出されてしまいます』
ロンは小声で「ごめん…」と謝った。
用が済むと四人は、図書館から出て行った。