鬱陶かつ親切【財団職員】
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<案内終了後の???>
???:おい!誰だ!あの子をアベルのとこにやった奴は!
Dr???:落ち着け。何をそんなに興奮している。
???:お前か。てめぇ、わざと俺にあの子の番号以外の情報を渡さなかったな!知ってるんだろ?あの子はこれまでも財団の被害を被ってきた。無関係な、一般人の、女の子が!
???、他の職員の制止を振り切りDr.???の胸ぐらを掴む。
Dr???:あぁ。あの事件のことだね。それについては彼女には謝罪してもしきれない案件だよ。
???:なら何故だ?なぜこれ以上彼女を不幸にするようなことをする!?アベルだぞ!!よりにもよってアベルだ。
Dr???:落ち着きなさい。彼女をこの実験に向かわせたのは我々だって不本意だ。彼女をこの施設に招いたのは、彼女を保護するためだったのだからな。
???:嘘をつけ!!財団は彼女ごとあのやましい過去を葬ろうとしてるんだろ!
Dr.???:何をそこまで彼女に深入りしているかわからんが、全て事実だ。我々は彼女の安全を保障した。しかし、彼女がそれを望まなかったのだ。それだけのことだ。
???、Dr.???を離す。Dr.???他の職員に支えられながら、???から離れる。
???:どういうことだ?
Dr.???:彼女は与えられた仮初めでしかない地位を、全うすると言ったんだ。....全ては彼女が自ら望んだことだ。
???:嘘に決まっている。彼女はずっと震えていた。
Dr.???:家族の仇を討ちたいのだと。そして、一月という時間の制限では足らないと自らこの昇格試験を申し出てきた。
???再びDr.???に詰め寄る。
???:試験なんて、いらないだろう?彼女が望むなら昇格させてやればいい。お前ら...いや、俺たち財団にはその義務がある。
Dr.???ため息をつく。
Dr.???:そうもいかない。彼女はあくまで076のそばにいることを望んだ。しかし、お前達チームは精鋭揃いだ。....そんな中1人彼女を置くわけにはいかないだろう。力量が必要なんだよ。
???:それでも
Dr.???:(言葉を遮る)お前があの事件に関わっているのは知っている。あの時、お前が076を仕留め損ねたこともな。
???、しばらく放心した後Dr.???に背を向け肩を震わせる。
???:全ては俺のせいだって言うのか...?
Dr.???:いや、そうとは言っていない。基本的に我々財団"全体"の責任だ。それに実行したのは他でもない076だ。
???:その場で唾を吐き、部屋から出ようとする。
Dr.???:あぁ、そうだ。君、先ほど彼女に武器を渡したな。気持ちは分かるが、規約違反だ。報告させてもらうよ。
<会話終了>
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