合宿と恋
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あすside
合宿3日目。
鈴花先輩が言っていたみたいに本当にキツい。
とにかく試合をやりまくって、夜のミーティングで戦術をバンバン叩き込まれる。
「あすどうしたん?」
ジュースを買って外の階段に座っていたら菜緒さんに声をかけられた。
「いや~色々考え事してて」
そっかぁって腰を下ろした菜緒さんに隣を空けた。
「なぁ、あすって最近気合い入っとるな」
「えっ?そりゃあ入りますよ笑だって優勝したいし」
「そうやけど、力みすぎってこと。気負いすぎんとがんばってや?」
「ありがとうございます笑」
菜緒さんそういうの鋭いなぁ笑確かにここ最近は変に力入って得点率も下がった気がする。
「… あすはさ、好きな人おるん?」
「へ?」
「やってモテるやん?お姉ちゃんみんな彼女おるしさ、」
確かにそうだけどだからってあすに好きな人がいるとは限らないですけど笑
「そういう菜緒さんはどうなんですか?笑」
「…気になってる人はおるかな?、」
「え!!誰ですか?気になるんですけど!」
菜緒さんが気になる人って絶対めちゃくちゃ可愛いよ。
その人1回でいいから見てみたい、
「それは秘密!笑あすは?」
菜緒side
「…好きな人がいます」
そう言うあすの目はどこか悲しそうで少し動揺してしまった。
「それはどんな人?」
「優しくて憧れだったんですけど今はどこにいるのかさっぱり、」
「いなくなったん?」
「…まぁ、色々ありまして、、」
「そっかぁ、会えるといいなその人と。会えたら菜緒におしえてや?」
「じゃあその時は菜緒さんも教えてくださいね!」
2人でこんなに話したのって初めてで、なのにこんなことまで聞いてしまった。きっと陽菜達にも話したことないだろう。
自分だけが知っているというのが嬉しくて優越感を抱いた。
でもやっぱきになるなぁ、その人。
この日はこの話が気になってあんまり眠れなかった。
ダムダムダム
ボールが体育館中に響いている。
寝不足で少し頭がボッーとしていた。
「危ない!」
そう言われた時にはもう遅くて頭に衝撃が走った。
「いっつ、」
「菜緒ごめん」
ディフェンスの時に美穂が弾いたボールが当たったらしい。
「ええよ大丈夫、」
そうは言ったものの頭は完全に働きが止まってしまったみたい。
「あす、悪いんだけど菜緒ベッドまで運んでくれない?」
「了解です!!」
気づけばあすにおんぶされている。
「よいしょ、大丈夫ですか?」
ベッドに降ろされた菜緒に保冷剤を持ってきてくれた。
「うん、ありがとう」
出ていってしまうのかと寂しくてあすの手首を掴んだ。
「まだ行かんといて、」
困ったように眉を下げてたからやっぱ大丈夫だと言って布団を被った。
「寝るまでそばに居ますよ笑」
頭をポンポンされて、これファンの人にバレたら菜緒殺されるやろうなぁ。
「…菜緒が、あすのこと好きって言ったら困る?」
ぶつけたせいか今自分がどんなことを言っているのかいまいち分かっていない。
「…えっと、、」
「変なこと言ってごめん。それにあすには会わんといかん人がおるもんな」
「泣かないでください」
頬っぺを拭われて涙に気づいた。
「菜緒さんのこと嫌いじゃないですよ。」
泣いたら困らせるなんてことはわかりきっているのに涙は止まってくれない。
「菜緒さん、泣かないでください…」
こぼれ落ちる涙を優しく指で拭い取ってくれるあすは困ったような顔をしていた。
しばらくして行きますねと言ったあすを引き止めれないまま出ていったドアをしばらく見つめていた。
あすside
あすのこと好きって言ったら困る?か、
別に菜緒さんのこと嫌いじゃない。
でも、今は菜緒さんの気持ちには答えることができなくて泣かせてしまった。
さっきまでの出来事が長く感じてもうすぐ練習が終わるんじゃないかと思うくらい。
「あすごめん!菜緒大丈夫だった?」
「あっ、はい。保冷剤当ててベッドで寝ています」
「良かったぁ。なんかすごい考え込んでるけど」
「えっ!何をですか?笑」
「いや、気のせいかも笑」
昨日の菜緒さんの気になる人はてっきり美穂先輩だと思っていたのにまさか加藤だったとは、
その出来事から時間の流れがどことなくゆったりしていて合宿も何となくで終わってしまった。
「よし、明日からの全国大会がんばろ!」
美玲先輩からの喝でみんなで気合を入れる。
バチッ、
菜緒さんと不意に目が合ったけど逸らしてしまった。
なんだか気まづい。
全国大会の開会式。本当にたくさんの有名な高校ばっかり。
「あっ、友梨奈さんだ」
去年の優勝校欅坂学園のエース。小学校の時少しだけ一緒にバスケをしていた。
順調に行けば決勝で当たるのかな、
「あすだ~!!」
友梨奈さんが加藤に気づいて手を振ってくださった。
「お久しぶりです笑」
「久しぶり!日向高に入ったんだ笑せっかく欅誘ったのにさ~、入ってくれたら優勝確定だったんだよ?」
「ごめんなさい笑この高校に入る理由ができちゃって、友梨奈さん決勝で当たりましょう!リベンジです」
握手したらそのまま手を引かれていつの間にこんな生意気にとクシャクシャにされた笑
周りはクールで有名な平手友梨奈のこんな顔を見てちょっとびっくりしている。ほんとはめっちゃ元気なのにね笑
「あす!平手友梨奈と仲いいの?」
「あー、小学生の時、少し一緒にやっていて笑」
そういえば、欅坂には保乃ちゃんやひかるが入ったって聞いたけど、また会えたらいいな。
美玖side
開会式が終わって美穂たちと話していたら菜緒とあすが2人で違う方に行ってしまった。
「ちょっとトイレ行ってくる」
気になって後を追ったら話し声が聞こえてきた。
「なぁ、合宿のこと気にしとるやろ?」
「…はい、」
「あれは菜緒もタイミング考えずに言って悪かった。やけどそれであすのプレーが悪くなるのは嫌」
「菜緒さん、」
付き合ってるの?、あすが菜緒を抱きしめていて菜緒が何か呟いていた。
「ちゃんと自分から伝えます」
「うん…」
その場にいるのが気まずくてすぐにみんなの所に戻った。
「美玖顔色悪いよ?」
「えっ、嘘?緊張してたからかなぁ笑」
私の1年半の片想いが自分の好奇心で呆気なく終わってしまった。行かなかったらもう少し夢が見られたのにな、
合宿3日目。
鈴花先輩が言っていたみたいに本当にキツい。
とにかく試合をやりまくって、夜のミーティングで戦術をバンバン叩き込まれる。
「あすどうしたん?」
ジュースを買って外の階段に座っていたら菜緒さんに声をかけられた。
「いや~色々考え事してて」
そっかぁって腰を下ろした菜緒さんに隣を空けた。
「なぁ、あすって最近気合い入っとるな」
「えっ?そりゃあ入りますよ笑だって優勝したいし」
「そうやけど、力みすぎってこと。気負いすぎんとがんばってや?」
「ありがとうございます笑」
菜緒さんそういうの鋭いなぁ笑確かにここ最近は変に力入って得点率も下がった気がする。
「… あすはさ、好きな人おるん?」
「へ?」
「やってモテるやん?お姉ちゃんみんな彼女おるしさ、」
確かにそうだけどだからってあすに好きな人がいるとは限らないですけど笑
「そういう菜緒さんはどうなんですか?笑」
「…気になってる人はおるかな?、」
「え!!誰ですか?気になるんですけど!」
菜緒さんが気になる人って絶対めちゃくちゃ可愛いよ。
その人1回でいいから見てみたい、
「それは秘密!笑あすは?」
菜緒side
「…好きな人がいます」
そう言うあすの目はどこか悲しそうで少し動揺してしまった。
「それはどんな人?」
「優しくて憧れだったんですけど今はどこにいるのかさっぱり、」
「いなくなったん?」
「…まぁ、色々ありまして、、」
「そっかぁ、会えるといいなその人と。会えたら菜緒におしえてや?」
「じゃあその時は菜緒さんも教えてくださいね!」
2人でこんなに話したのって初めてで、なのにこんなことまで聞いてしまった。きっと陽菜達にも話したことないだろう。
自分だけが知っているというのが嬉しくて優越感を抱いた。
でもやっぱきになるなぁ、その人。
この日はこの話が気になってあんまり眠れなかった。
ダムダムダム
ボールが体育館中に響いている。
寝不足で少し頭がボッーとしていた。
「危ない!」
そう言われた時にはもう遅くて頭に衝撃が走った。
「いっつ、」
「菜緒ごめん」
ディフェンスの時に美穂が弾いたボールが当たったらしい。
「ええよ大丈夫、」
そうは言ったものの頭は完全に働きが止まってしまったみたい。
「あす、悪いんだけど菜緒ベッドまで運んでくれない?」
「了解です!!」
気づけばあすにおんぶされている。
「よいしょ、大丈夫ですか?」
ベッドに降ろされた菜緒に保冷剤を持ってきてくれた。
「うん、ありがとう」
出ていってしまうのかと寂しくてあすの手首を掴んだ。
「まだ行かんといて、」
困ったように眉を下げてたからやっぱ大丈夫だと言って布団を被った。
「寝るまでそばに居ますよ笑」
頭をポンポンされて、これファンの人にバレたら菜緒殺されるやろうなぁ。
「…菜緒が、あすのこと好きって言ったら困る?」
ぶつけたせいか今自分がどんなことを言っているのかいまいち分かっていない。
「…えっと、、」
「変なこと言ってごめん。それにあすには会わんといかん人がおるもんな」
「泣かないでください」
頬っぺを拭われて涙に気づいた。
「菜緒さんのこと嫌いじゃないですよ。」
泣いたら困らせるなんてことはわかりきっているのに涙は止まってくれない。
「菜緒さん、泣かないでください…」
こぼれ落ちる涙を優しく指で拭い取ってくれるあすは困ったような顔をしていた。
しばらくして行きますねと言ったあすを引き止めれないまま出ていったドアをしばらく見つめていた。
あすside
あすのこと好きって言ったら困る?か、
別に菜緒さんのこと嫌いじゃない。
でも、今は菜緒さんの気持ちには答えることができなくて泣かせてしまった。
さっきまでの出来事が長く感じてもうすぐ練習が終わるんじゃないかと思うくらい。
「あすごめん!菜緒大丈夫だった?」
「あっ、はい。保冷剤当ててベッドで寝ています」
「良かったぁ。なんかすごい考え込んでるけど」
「えっ!何をですか?笑」
「いや、気のせいかも笑」
昨日の菜緒さんの気になる人はてっきり美穂先輩だと思っていたのにまさか加藤だったとは、
その出来事から時間の流れがどことなくゆったりしていて合宿も何となくで終わってしまった。
「よし、明日からの全国大会がんばろ!」
美玲先輩からの喝でみんなで気合を入れる。
バチッ、
菜緒さんと不意に目が合ったけど逸らしてしまった。
なんだか気まづい。
全国大会の開会式。本当にたくさんの有名な高校ばっかり。
「あっ、友梨奈さんだ」
去年の優勝校欅坂学園のエース。小学校の時少しだけ一緒にバスケをしていた。
順調に行けば決勝で当たるのかな、
「あすだ~!!」
友梨奈さんが加藤に気づいて手を振ってくださった。
「お久しぶりです笑」
「久しぶり!日向高に入ったんだ笑せっかく欅誘ったのにさ~、入ってくれたら優勝確定だったんだよ?」
「ごめんなさい笑この高校に入る理由ができちゃって、友梨奈さん決勝で当たりましょう!リベンジです」
握手したらそのまま手を引かれていつの間にこんな生意気にとクシャクシャにされた笑
周りはクールで有名な平手友梨奈のこんな顔を見てちょっとびっくりしている。ほんとはめっちゃ元気なのにね笑
「あす!平手友梨奈と仲いいの?」
「あー、小学生の時、少し一緒にやっていて笑」
そういえば、欅坂には保乃ちゃんやひかるが入ったって聞いたけど、また会えたらいいな。
美玖side
開会式が終わって美穂たちと話していたら菜緒とあすが2人で違う方に行ってしまった。
「ちょっとトイレ行ってくる」
気になって後を追ったら話し声が聞こえてきた。
「なぁ、合宿のこと気にしとるやろ?」
「…はい、」
「あれは菜緒もタイミング考えずに言って悪かった。やけどそれであすのプレーが悪くなるのは嫌」
「菜緒さん、」
付き合ってるの?、あすが菜緒を抱きしめていて菜緒が何か呟いていた。
「ちゃんと自分から伝えます」
「うん…」
その場にいるのが気まずくてすぐにみんなの所に戻った。
「美玖顔色悪いよ?」
「えっ、嘘?緊張してたからかなぁ笑」
私の1年半の片想いが自分の好奇心で呆気なく終わってしまった。行かなかったらもう少し夢が見られたのにな、