同居人(1)
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「うわぁやったぁ!」
いつものように屋上でお昼ご飯を食べていたらでんが大きな声を上げた。
「どうした?」
「私が推してるグループのグッズの在庫まだあるって!飛鳥さんが」
はい?飛鳥さん?
「でんちゃん飛鳥さんといつの間に仲良くなったの?」
「なんかね私のLINEのアイコン見て声掛けてくれたの!飛鳥さんの働いてる飲料メーカーで去年コラボしてたからさ。あとほら見て!色んなカフェとか仕事で行くらしくて教えてくれるの!」
そう言って見せられたトーク画面はケーキやらドリンクの写真でいっぱいだ。
なんで私には聞かないんだろう、今日のことを思い出しながら餃子を包んでいると飛鳥さんが帰ってきた。
「おかえりなさ〜い」
「ただいま、うわ凄」
「簡単ですよ?やってみますか?」
「うん」
包まれた餃子は少しボロっとしていて思わず笑ってしまった。
「プッ、はははは笑」
「おい、笑うな。初めてだからしょうがないだろ」
「すみません、つい」
「…初めてちゃんと笑ってるとこ見た」
「え?」
「こっち来てから無理させてるかなって思ってたから。れんかちゃんくらいの歳の子と関わったことないからどうすればいいか分からなくて。ずっと敬語だし」
「いえ、それは癖なので」
ずっと気にしてくれてたんだ、
「飛鳥さんはだらしないですけど、一緒にこうやってご飯作るのもいってらっしゃいって言って貰えるのも嬉しいです。」
「…そっか、良かった」
「んー!うま!ビールとよく合うねぇ」
「よかったぁ、。…そういえば、でんと沢山連絡取り合ってるんですね」
「あぁ、市場調査だよ。流行りになっている時に知っても遅いから女子高生からいち早く情報もらってる。その代わり私が行ったお店を紹介してるだけだよ」
「…」
「あ、ごめん。友達にそういうことされるの嫌だった?」
「…別にそれは、私にはそういうこと聞かないんだなって」
ずっと思っていたことが口からこぼれてしまった。
「え?」
「あ、いや、何もないです」
「それって嫉妬?」
「ち、ちがっ、」
「れんかちゃんに聞いても良かったんだけどこうして色々やってくれるから負担かけちゃうかなって」
「…そっか、なんかごめんなさい」
「なんでれんかちゃんが謝るのよ笑…まぁ、楓ちゃん達と仲良くなりたいのは仕事としてだけど、れんかちゃんとは違うから」
「えっ、?それって」
「れんかちゃん」
名前を呼ばれて顔を上げると飛鳥さんの顔が目の前にあって反射的に目を閉じてしまった。
「んっ、」
「ありがとね」
「…なんでキスするんですか!///」
「前もしたじゃん」
「…あれはファーストキスだったのに、、」
「…それはごめん。まぁ女同士なんてノーカンだと思って笑そういえば明日何か用事ある?」
「いや、何もないです」
「…じゃあデートしよう」
「…デート?お出かけではなく?」
「そう、デート。じゃあ10:00出発ね」
そう言って飛鳥さんはリビングを出ていった。
「…デートなんてしたことないよ、」
飛鳥さんはずるい。そしてやっぱり私なんかより大人だ。デートなんて言われてこんなに鼓動が早くなるのは何故なのか、この時の私はまだ気づいていなかった。
いつものように屋上でお昼ご飯を食べていたらでんが大きな声を上げた。
「どうした?」
「私が推してるグループのグッズの在庫まだあるって!飛鳥さんが」
はい?飛鳥さん?
「でんちゃん飛鳥さんといつの間に仲良くなったの?」
「なんかね私のLINEのアイコン見て声掛けてくれたの!飛鳥さんの働いてる飲料メーカーで去年コラボしてたからさ。あとほら見て!色んなカフェとか仕事で行くらしくて教えてくれるの!」
そう言って見せられたトーク画面はケーキやらドリンクの写真でいっぱいだ。
なんで私には聞かないんだろう、今日のことを思い出しながら餃子を包んでいると飛鳥さんが帰ってきた。
「おかえりなさ〜い」
「ただいま、うわ凄」
「簡単ですよ?やってみますか?」
「うん」
包まれた餃子は少しボロっとしていて思わず笑ってしまった。
「プッ、はははは笑」
「おい、笑うな。初めてだからしょうがないだろ」
「すみません、つい」
「…初めてちゃんと笑ってるとこ見た」
「え?」
「こっち来てから無理させてるかなって思ってたから。れんかちゃんくらいの歳の子と関わったことないからどうすればいいか分からなくて。ずっと敬語だし」
「いえ、それは癖なので」
ずっと気にしてくれてたんだ、
「飛鳥さんはだらしないですけど、一緒にこうやってご飯作るのもいってらっしゃいって言って貰えるのも嬉しいです。」
「…そっか、良かった」
「んー!うま!ビールとよく合うねぇ」
「よかったぁ、。…そういえば、でんと沢山連絡取り合ってるんですね」
「あぁ、市場調査だよ。流行りになっている時に知っても遅いから女子高生からいち早く情報もらってる。その代わり私が行ったお店を紹介してるだけだよ」
「…」
「あ、ごめん。友達にそういうことされるの嫌だった?」
「…別にそれは、私にはそういうこと聞かないんだなって」
ずっと思っていたことが口からこぼれてしまった。
「え?」
「あ、いや、何もないです」
「それって嫉妬?」
「ち、ちがっ、」
「れんかちゃんに聞いても良かったんだけどこうして色々やってくれるから負担かけちゃうかなって」
「…そっか、なんかごめんなさい」
「なんでれんかちゃんが謝るのよ笑…まぁ、楓ちゃん達と仲良くなりたいのは仕事としてだけど、れんかちゃんとは違うから」
「えっ、?それって」
「れんかちゃん」
名前を呼ばれて顔を上げると飛鳥さんの顔が目の前にあって反射的に目を閉じてしまった。
「んっ、」
「ありがとね」
「…なんでキスするんですか!///」
「前もしたじゃん」
「…あれはファーストキスだったのに、、」
「…それはごめん。まぁ女同士なんてノーカンだと思って笑そういえば明日何か用事ある?」
「いや、何もないです」
「…じゃあデートしよう」
「…デート?お出かけではなく?」
「そう、デート。じゃあ10:00出発ね」
そう言って飛鳥さんはリビングを出ていった。
「…デートなんてしたことないよ、」
飛鳥さんはずるい。そしてやっぱり私なんかより大人だ。デートなんて言われてこんなに鼓動が早くなるのは何故なのか、この時の私はまだ気づいていなかった。
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