「あはははっ！」


「おい弟者！飲みすぎ！くっついて来んな！」


「奏ちゃーんっ！」


「きゃっ！」






ﾊﾞｺｯ





「うぐへぇっ！」


「………。」


「うわ、おついちさんの右ストレート…。」


「もろに入ったわね……。」





酔った弟者さんは

私に抱きつこうとしたのを

おついちさんに制止された。




弟者さん

大丈夫かな……？






「弟者さん、大丈夫…？」


「奏、ほっとけ。弟者はいつもこうだから。」


「そうなんですか？」


「あはは！変わってないね！」


「美咲、お前もな。」


「おついち、それはどう意味かしら？」


「本当に仲良いんだなー。」


「まぁ、美咲と俺らは家族みたいなもんだからな。」


「おついち…。」










家族、か。