「おついちさん、飲み過ぎです…。」


「いーのっ！まだ飲むの！」


「そんな子供みたいな事言わないで下さい！」


「ぐぅ……。」


「がぁ…ぐぅぅ…。」




弟者さんと兄者さんは

いびきをかいて爆睡中。


おついちさんは

子供みたいに駄々ばっか捏ねて

お酒を飲む手をやめない。




「おついちさん、もう顔真っ赤です！」


「うー……わかったよぉ……。」


「掴まって下さい、部屋に行きましょう。」


「ん…。」




皆お酒強いのはわかるけど

潰れるまで飲むなんて……。



弟者さんは抱きつき癖が出るし

兄者さんはSなのがドSになるし

おついちさんは駄々っ子になるし。




「おついちさん、もう少しだから頑張って。」


「はぁーい…。」




私は何とかして

おついちさんを部屋に運んだ。


おついちさんの息が耳にかかって

何だかむずがゆかった。