時を超えて、繋ぐ想い






次の日
五条先生、七海さん、伊知地さん
虎杖君、伏黒君、野薔薇ちゃん、私の三人は
教室で今日の任務について話合いをしていた。



伏黒君は休めって言ってくれたけど
体はもう良くなったし皆と一緒にいたいから。










七海さんとは
何だか少し溝が出来てしまった様に思う。


いつもなら目を見て挨拶をしてくれるのに
私の目を見ずに、おはようの言葉だけだった。












私の事迷惑だったんだろうな。

七海さん優しいから
今まで何も言わずに私に付き合ってくれたけど
本当は言えないだけで煩わしく思ってたのかな…。






「琉璃?」


「……。」


「琉ー璃っ!聞いてるかー!」


「え……あ、ごめんね、野薔薇ちゃん!」


「本当に大丈夫か?やっぱり今日は休んだ方が…。」


「ううん、大丈夫。ありがとう、伏黒君。」


「無理すんなよ?」


「虎杖君もありがとう。」


「では、話を続けます。今回は五条さんのチームと私のチームに分かれての任務になります。」


「えー!五条先生と一緒に任務いけるの!?」


「そうだぞー、悠仁!嬉しいだろー!」


「うん!先生の術式とか見たい!」


「だろぅ!?ま、悠仁は七海のチームだけど。」


「えぇ!?またナナミン!?」


「虎杖君、はっ倒しますよ。」


「こほん……チーム分けは私から。」


「私、琉璃と一緒がいーな!!」


「野薔薇ちゃん、痛いよ…。」





良かった…
今日は皆もいてくれるんだ。


五条先生、七海さんもいてくれて
野薔薇ちゃん達も一緒だから
昨日みたいな事にはならないよね。





「チーム分けは五条さん、伏黒君、釘崎さん。七海さん、虎杖君、千歳さんのチームで任務にあたって頂きます。」


「五条さん、どういう事ですか。彼女は貴方のチームにとあれ程……。」


「考えておく、そう言っただけだよ?」


「……はぁ。」


「……。」


「くぉらぁ!!ナナミン!琉璃の事虐めんじゃねー!!」


「く、釘崎落ち着け!!」


「うるせーよ!離せこのやろー!!」


「野薔薇ちゃん、落ち着いっ………。」






















その時だった。



























急に目の前が真っ暗になって
皆の姿も、声も何も感じられなくなった。


























だけど
不思議と恐怖は感じない。
というより、何も感じられない。
























すると
急に浮かび上がってきたのは
”10月31日”という文字。


















10月31日……ハロウィン?


















見えた風景。






















これは、渋谷?
……帳がおりている?























伊知地さんか背中を刺されて……倒れてる。




















皆が戦ってる……。

























伏黒君も野薔薇ちゃんも……
血を流して倒れてる。
























獄門疆……?
獄門疆って、何?
























五条先生が………中に………。





























七海さん……目が………。





















酷い火傷…………。





























あれは、継ぎ接ぎの人型呪霊……。
































”後は、頼みます”





























「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


























七海さんが………























死んだ?
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