*season 7* fin
皆と食事を済ませ
各々帰路に就く。
久しぶりに皆の顔を見て
沢山お話して、笑って、騒いで
昔に戻ったみたいで本当に嬉しかった。
私と毛利さんは
お酒は飲んでないんだけど
毛利さんは雰囲気に酔ったみたいで
何故かフラフラしてた。
幸せな時間は
あっという間に過ぎていった。
「皆、帰っちゃいましたね。」
「そうだな。」
「皆にまた会えるなんて、思ってなかったから…。」
「……。」
「月さん、ありがとう。」
「ん?」
「私を、見つけてくれて……。」
ギュッ
「もう………何があっても、離さない。」
「……うん。」
「……二年前の約束を、覚えているか。」
「え?約束…?」
「俺を……受け入れてくれるか。」
「あっ……うん……覚えて、ます。」
「……お前が欲しい。」
「っ……よろしく……お願いっ……します。」
「ふっ……お前は、すぐに赤くなるな。」
「だ、誰のせいですかっ……。」
私達は
月さんの泊まっているホテルに移動。
そのホテルは東京で一、二を争う高級ホテルで
彼がテニスでいかに成功してるかを物語っていた。
私はそんなに凄い人と
婚約者になったんだ。