*season 6* fin







次の日
私は太陽の光で目を覚ました。




眩しいよぉ……。

陽の光が眩しくて
目をまともに開ける事が出来ずにいた。






「んー………。」


「すぅ………。」



「………………………………ん?」


「んん………起きたのか。」


「……………………………………。」




ムギュッ




「…………いひゃい。」


「頬など抓って何をしている。」






私のベットに真田先輩。
何故か二人とも裸。
乱れたベット。



ほっぺをつねってみたけど痛い………。






「…………えぇぇぇぇぇっ!?」


「朝から大きい声を出すなっ!」


「なっ、何でっ!?先輩何でここにっ……ていうかっ!私達何で裸っ………。」


「……やはり、覚えていないか。」


「き、昨日は、先輩が家まで送ってくれて……。」


「御両親がいなかったから、仕方なく俺がお前の面倒を見る事になった。」


「それで…………。」





私は熱くて
制服を脱ぎ捨てて
真田先輩に抱きついで………。




はっ!!??
あれは夢じゃなかったのっ!?





「あっ、あれは夢じゃっ………。」


「夢ではない、俺はお前を抱いた。」


「っ……ごめんなさいっ!」


「何故、お前が謝るのだ。謝るのは俺の方だろう。」


「私が無理やり迫ったからっ……本当にすいませんでしたっ……。」


「いや、熱に絆されて正常な判断が出来なかったお前を……俺は状況に流されて、手を出したのだ。」


「先輩……。」


「すまなかった……だが、責任はとる。」


「責任………?」


「お前を、嫁に貰う。」






……………は?

…………………この人馬鹿なの?






「いや、それは大袈裟なんじゃ……最後までした訳じゃ無いですし……。」


「そういう問題ではないっ!自由の効かなかったお前を、俺は組み伏せてっ!」


「でも、合意の上だったし…まだ私達中学生だしっ、付き合ってる訳でも無いしっ!」


「ならば、付き合えば良いだろう。」








真田先輩は
私の目を真っ直ぐ見る。






付き合えば良いって
それじゃ意味ないんだよ。


私は先輩を好きだけど
先輩が私を抱いたのは流れだもん。
別に私が好きだったからじゃない。




手を出してしまったから
仕方なく付き合うとか……虚しすぎる。









私はちゃんと
先輩に好きになってもらいたいのに……。
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