* season 1 *
「ふぅ…こんな感じでいいかな?」
とりあえず
この位でいいかな?
足の踏み場も出来たし
どこに何があるかも把握出来たし。
「後は、朝練始まる前にドリンク作らないと。」
ガチャ
「あ、花菜先輩!おはようございます!」
「早いな、冴水。」
「鳳君、宍戸君、おはよう。」
「凄い!こんなに綺麗に!」
「さすがに、ちょっと汚かったから。」
「大変だったろ。」
「こういう作業慣れてるから大丈夫だよ。」
「昨日もサンキュな!お前に言われた通りストレッチして、ゆっくり風呂入ったら良い感じだぜ。」
「なら、よかった。また違和感感じたら、いつでも言ってね。」
「おう!」
「ほら、そろそろ始まるよ?」
「宍戸先輩、行きましょう。」
「そうだな!冴水、コートでな!」
鳳君と宍戸君は
練習へと向かって行った。
皆朝から本当に頑張ってるな。
レギュラーメンバーの他にも
二百人くらい部員がいるんでしょ?
全員がレギュラーになれないって
分かってるはずなのにそれでも努力する。
私には出来ないや。