* season 1 *
―跡部side―
冴水 花菜。
昨日、突然頭上から降ってきた。
俺と同じクラスで三年。
ちっこくて可愛いが
雰囲気がやたらと大人っぽい奴。
大人っぽいというか
まるで大人と話してるような不思議な奴。
何かを悟ったように
俺達に”近づくな”と言った。
あいつは何を怖がってる。
何を聞いてもはぐらかしやがる。
「はっ!」
バシッ
「はぁはぁっ…全然当たってねぇじゃねぇかっ…。」
「…跡部君?」
「冴水…お前、こんな朝早くからなにやってんだ。」
「皆が来る前に倉庫片付けたくて。」
「無理して朝早く来る事はねぇぞ。」
「一人暮らしだから、時間だけはあるんだよね。」
「…。」
「それに、仕事はちゃんとやるって言ったでしょ?」
表情一つ変えないで
淡々と話す冴水。
こいつ本当に中学生か?
出勤してきたOLみたいな雰囲気だぞ。
「私、倉庫にいるから何かあったら言ってね。」
「冴水!」
「んー?」
「いや…無理すんなよ。」
「跡部君もね。」
昨日初めて会った。
なのに
あいつの事が気になって仕方ねぇ。
何故だかはわからん。
だが、あいつの姿を追ってしまう。
くそ…
調子が狂うぜ。
冴水 花菜。
昨日、突然頭上から降ってきた。
俺と同じクラスで三年。
ちっこくて可愛いが
雰囲気がやたらと大人っぽい奴。
大人っぽいというか
まるで大人と話してるような不思議な奴。
何かを悟ったように
俺達に”近づくな”と言った。
あいつは何を怖がってる。
何を聞いてもはぐらかしやがる。
「はっ!」
バシッ
「はぁはぁっ…全然当たってねぇじゃねぇかっ…。」
「…跡部君?」
「冴水…お前、こんな朝早くからなにやってんだ。」
「皆が来る前に倉庫片付けたくて。」
「無理して朝早く来る事はねぇぞ。」
「一人暮らしだから、時間だけはあるんだよね。」
「…。」
「それに、仕事はちゃんとやるって言ったでしょ?」
表情一つ変えないで
淡々と話す冴水。
こいつ本当に中学生か?
出勤してきたOLみたいな雰囲気だぞ。
「私、倉庫にいるから何かあったら言ってね。」
「冴水!」
「んー?」
「いや…無理すんなよ。」
「跡部君もね。」
昨日初めて会った。
なのに
あいつの事が気になって仕方ねぇ。
何故だかはわからん。
だが、あいつの姿を追ってしまう。
くそ…
調子が狂うぜ。