*season 5* fin
「美味すぎ!お前、天才だろぃ!」
「そんな、大袈裟です。」
「そんなことねーよ、素直に喜べよ。」
「……ありがとう、ございます。」
「ははっ、顔真っ赤だな。」
私の頭を撫でる先輩の手は
大きくて、優しくて……。
私がどんなに手を伸ばしても
届かない存在。
かっこよくて、優しくて
たまに小動物みたいに可愛くて。
大好きな人。
「千早。」
「えっ?」
チュッ
「………。」
「好きだ。」
「え………?」
「だから、好きだって言ったんだよ。」
「誰が……誰を………?」
「お前なぁ………。」
今、キス………した?