*いつまでも貴方と*






まだお腹抱えて

笑うの堪えてる。




「っ……もういい!」






かけだそうとした私の腕を引き

シグレは私を引き寄せた。






「怒んなって。」


「っ…。」






チュッ





「ふ、不意打ちずるいっ…。」


「くくっ、怒ったり泣いたり、お前は可愛いな。」


「からかわないでっ…私は本気でっ…。」


「俺も好きだ。」


「えっ………?」


「お前の事、欲しくてたまんねぇ。」


「あっ……ちょっ……。」



首元に舌を這わせる。


身を捩って逃げようとするけど

シグレに勝てるはずがなかった。





「やっ…シグレっ……だめっ……。」


「ダメじゃねぇだろ?」


「だってっ…こんなとこっ……んんっ……ふっ…。」





噛み付くような荒々しいキス。

息も出来ないような激しいキス。



シグレ

火照ってる……?

何か、余裕なさそうな顔してる…。




「シグレっ…?」


「どうした?」


「何か…辛そうな顔してる…。」


「ちげぇよ、抑えんのに苦労してんだよ。」


「抑える?」


「お前の事、抱きてぇけど…抑え効かなくなりそうだ
からよ…。」


「シグレ…。」


「大事にしたいと、思ってっからよ。」


「……私も、シグレが欲しいよ。」


「ヒヨリ……。」


「大好きだから。」


「…後悔すんなよ?」








甘い甘い

夜の始まり……。


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