~モヤモヤ~
三人称の皆が帰って
私達はそれぞれの部屋に戻った。
私はおついちさんの部屋に
いるんだけど………。
どう接していいか
わからないよ……。
「ねぇ、奏。」
「何でしょうか…?」
「さっきから何で床に座ってるの。」
「…意味は特に、ありません。」
「………。」
グイッ
「きゃあっ………。」
「何で、俺の事避けんの。」
「さ、避けてなんか……。」
「弟者と出かけた時、何かあった?」
「別に何もっ……離してっ……。」
「だめ、言うまで離さない。」
おついちさんの腕が
私を逃がしてくれない。
私がどんな気持ちで……
どんな気持ちでいるか知らないくせにっ!
「お願いっ……離してっ……。」
「何で、泣くの……?」
「っ……。」
「泣かないで、奏……。」
そういうと
おついちさんは
私にキスをした。
甘くて溶けそうな
大人のキス。
気付けばベットに押し倒されていた。
「おつっ……いっんんっ……。」
「奏、可愛い。」
「やっ…んんっ……。」
何度も降り注ぐ
おついちさんのキスは
私の意識を徐々に奪っていった。
わからないよ。
私、おついちさんがわからない……。