【どうやら答えは出たようだ】
【わかった、これが君の答えなら叶えてやろう】
オリジン様！あなたに聞きたいことまだまだたくさんある！
『ちょっと待ってー！行かないでー！』
「天ちゃんー！！！！！！よかった！！このまま目が覚めないと思ったよー！！」
アメリーさんは泣きながら私を抱きついた
『し、心配をかけてすみません、、ここは？私はファルクと一緒に、、』
だめだ、、思い出させると頭が痛くなる
「まだ無理しなくていいよ？」
『ありがとうございます、ってここは？』
「ここは医務室だよ〜クロードくんが天ちゃんを運んできた〜」
『運んできた？と言いますと？』
「あんな慌てるファルクは見たことありませんよ！」
ユーゴくんもお見舞いに来た
「そ、そうですか、、」
「お姫様抱っこでね！」
『え？！』
は、恥ずかしい、、
『あっ！アメリーさん、さっき目が覚めないと思ったって言いましたけど、私、どのくらい寝てました？』
「ざっと数えたら2週間だね、、」
『そんなに寝てました？！本当に申し訳ございません！』
「いいよいいよ〜！！天ちゃんが無事なら！」
『ありがとうございます、、！』

「にしても、ファルクのやつ本当に薄情ですね、、2週間、1度も見舞いに来たことありませんよ？」
ユーゴくんは隣で文句を吐いた
『そ、そうですか、、』
きっと、、自分が付いていながらこんなことになるから、自分の責任だと思ったりしてるよね、、あの人ほんとにバカで優しいから、、
『で、今ファルクはどこにいるんですか？』
「練習所、だと思います、、最近、狼将じゃねとオレ様に勝てるやつはいねんだよって騒いてるらしいです、、今はバスチアンさんが稽古相手してるとか」
『そう、、ですか、、私、探してきます！』
そう言ってベットから飛び降りて支度し始めた
「ちょっと天ちゃん！体調は？大丈夫なの？」
『もうすっかり元気になりました！ありがとうございます！』

「今日はここまでにしよう」
「はぁ、、はぁ、、逃げんのかよコクローのおっさん」
「ファルクと言ったな、もう限界に見えるが」
「オレ様はまだまだこんなもんじゃねえよ！はぁ、、はぁ、、」
「ふむ、、だか、すまん、これから任務に出かければならん、期待してるぞ」
「なら、しゃあね、、次こそぶっ殺してやる」
そう言いながら、仰向きで倒れた

『ファルク』
声をかけたら、ファルクは立ち上がった
「あん？オマエか、、体調はもういいのかよ」
『うん、、心配かけてごめんね』
「してねーよ」
『あれ？ユーゴくんとアメリーさんの話だと、あんな慌てるファルク見たことない、お姫様抱っこで天ちゃんを医務室に運んでくれた、とか言ってたよ？』
「チッ、、アイツら余計なことしやがって」
『ありがとう、、そしてごめんね、、』
「なんでオマエが謝んだよ」
『何となく、、』
危うくジョイスさんのニノマエになったことが謝りたかった、、でもファルクには言えないよ、、
「やっぱ変だなオマエ、、」
『変な女で悪かった！』
そう言いながら、ファルクを抱きついた
「ちょ、、何すんだよ、、」
『これからもずっと一緒だよ〜！もう二度とファルクを1人にしないから』
「頭でも打ったか？」
『してません！大好きだよ、ファルク』
ファルクは口でそう言ってるけど、勝手に抱きついた私を嫌がらない、、抱き返してほしいのは本心だけど、、ファルクはそんなことしないよな、と思った矢先、片手だけだけど、抱き返してくれた
「お、おう、、」
『あれ？もしかて恥ずかしがってる？』
「してねーよ！いい加減離れろバーカ！」

「ほんとクロードくんは素直じゃないな〜〜あんなにわかりやすかったのに、、」
「全くですよ」

私はこの世界で生きる
これからはずっと大好きなファルクのそばにいる