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魔法少女・乙花風歌とは
夜空を背景に、月に腰かける占い師系魔法少女・乙花風歌(おとはなふうか)のイラストと、乙花風歌について語る「誰か」の言葉。 以下画像内の言葉を引用 ↓ Q:乙花風歌ちゃんって? A:愛と煌めきと優しい世界が大好きな魔法少女です。 本当はね、風歌ちゃんは普通の女の子だったんだ。 ちょっと星が好きで、神話が好きで、天然石が好きで、歌うのが好きなだけの。 だけどもある日、風歌ちゃんは女の子を好きになった。 連絡がつかなくなってしまった、大親友のことを、好きだと気づいた。 途端に、風歌ちゃんの世界は色を失ってしまった。 なぜなら、“普通の人”がしているような大好きな“異性”との恋占いができない。 女の子同士の恋占いは、なかなか見つけられなかった。 それどころか、男性性、女性性、それぞれに当てはめられる。 許せなくて、悔しくて、腹立たしくて、苦しくて、悲しくて、絶望して、 それでも、風歌ちゃんは性別の枠に当てはめられるのを許容できなかったし、その子を好きでいることもやめられなかったんだ。 ある日気づいたんだよ。 「だったら私がやればいい」って。 だから風歌ちゃんは、毎日男性性女性性に代わる言葉を探し回っているし、あの日苦しんだひとりぼっちの自分を助けるような気持ちで、誰かのことを助けたいんだ。 そうしているうちに、風歌ちゃんは魔法少女に変身した。 小さかった風歌ちゃんに愛と煌めきを教えてくれた、月のお姫様の力を借りているんだよ。 本当はね、変身した“後の”名前もあるんだ。 可愛いしカッコいいんだよ。 でもね、見つけてほしいから。 もしかしたら気づいてくれるかもしれない。 だから風歌ちゃんは、多分、たたかうのをやめない。

