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▽ 2025.05.01

2025/05/02 09:44
残された服を袋に詰めだして四十九日が過ぎた。袋を縛り、掃除機をかけるたびに思い出は削れていき、排気音が消えれば静寂だけが残る。手についた糸くずを指先で丸め捨てると、だんだんと一人きりの呼吸の仕方を思い出した。窓を開けたとて未だ春の陽気は馴染まない。夏が来ても息は浅いままだろうか。

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