asnotes
ヒュウマとエヴァは町が崩壊した事を聞き、呆然としていた。アスノーツは話が終わったと思い、皿に手を伸ばし、ご飯を掬い食べている。呆然としている中で最初に口を開いたのはヒュウマだった。
ヒュウマ「いつかはこうなる運命だったんだろうな」
しんみりした表情でヒュウマは話す。
エヴァ「犯罪者に秩序を押し付けた町だからね、報いなのかもしれないね」
二人がいた町は国外に逃亡した人が集まってできた町であり、その殆どが犯罪者だった。そんな町だが二人にとっては仲のいい人もいた為、話を聞いた後、辛い感情が広がっていた。
ヒュウマ「俺達みたいに生き残ってる奴がいれば幸いだが、まぁないだろう」
エヴァ「そうね、今回のやる事終えたらお墓建てに町によりましょっか」
アスノーツ「そういえばエヴァさん達って旅してるんですか?」
質問してくるアスノーツは鍋に入ったご飯を綺麗に全て平らげ、頬は食べかすで汚かった。
ヒュウマ「アスノーツ、口周り汚いぞ、ハンカチあるから拭け、拭け」
エヴァ「女の子にそういう言い方は良くないわよ、アスノーツちゃん、拭いてあげるからこっち来な」
ヒュウマ「過保護だなお前は」
エヴァはアスノーツの口周りをハンカチで拭ってあげた。
エヴァ「いいじゃない...娘が出来たって感じで、で旅してる理由だっけ?私達はこの国のはぐれ者達を集めていたの、って言っても魔法界にいた人達をね」
アスノーツ「どうしてそんな事してたんですか?」
ヒュウマ「俺達やお前の仲間のムーディのように国外逃亡したものが他の国でも悪さをしたら、この国でも目をつけられるし、俺達悪さしてない奴も迫害を受けてしまう、だから俺達が来る前なんてそんな事が多かったから貧民街が荒れているのは国のせいではなく不法入国者だって言われてるくらいだった」
エヴァ「最後のは関係ないでしょ、ま、だから私達は...」
アスノーツ「エヴァさん達もトゥムル達と同じように国外逃亡してきたの?!!」
食い気味に話すアスノーツにエヴァの言葉はかき消されてしまう。
ヒュウマ「そうだぞ?この国を選んだのは偶々だが国を追われた身だ」
アスノーツ「え?え?どうして二人とも国から追われてるんですか?!!いい人なのに」
それはトゥムルもそうだけど。
と心の中で思いながらアスノーツは驚いていた。二人は”いい人”と言われた事に照れたのか、少し間を置いて話し出した。
ヒュウマ「色々だ、その話はまた今度してやるから早速、元軍人直々の...いや竜人族 の戦い方を教えてやるよ」
エヴァ「あんた顔にやけてるわよ」
ヒュウマ「人を鍛えるのって楽しいじゃん?」
ヒュウマはにやついた笑顔で立ち上がりアスノーツの方に攻撃態勢をとる。アスノーツもヒュウマの行動に咄嗟に攻撃態勢をとるとヒュウマは後ろからエヴァにはたかれた。
エヴァ「気持ち悪くにやけるのもいいけどさ、鍋とか片してからやりなさいよ、鍛えてあげる事に文句言うのはやめたけど場はわきまえなさい」
そうエヴァに言われ、二人は食事の片づけをして改めて場所を変えてやる事にした。
ヒュウマ「アスノーツ、じゃあまず何したい?」
アスノーツ「いきなりふわふわしすぎじゃないですか?!!でも魔法使いたいです!!!」
意気揚々と答えた。ヒュウマはその言葉を聞き、少し考えた素振りをして答える。
ヒュウマ「いや無理だろ、俺もよくわかんないし」
アスノーツ「わかんないって、魔法使えないんですか?」
ヒュウマ「いや使えるんだが...トゥムルに聞いてないのか?魔法って感覚で使えるものだからさ、最初に教わるってものがないんだよ」
こめかみをぽりぽりとかきながら困った顔をしている。前にだがアスノーツは同様の質問をトゥムルとムーディにしてみたが同じことを言われて使うことが出来なかった。
ヒュウマ「魔法ってのはさ、原理として自然的な力を人が使うってのがあるらしくってな、今降ってる雪や俺達が立っている地面を人為的に操作できることができるって能力なんだがな...人造人間 が使えるって話は聞いたことがないな」
アスノーツ「じゃあ私が使えれるようになれば初めて魔法を使う人造人間 が誕生したことになるじゃん!!!」
アスノーツは妙に前向きでいた。だがヒュウマはさっきと変わらずぽりぽりとこめかみをかいて困っていた。
ヒュウマ「そんな人造人間 が出来たら大問題だが...それ以前に教える方法がないんだ、他の術を教えてやる」
アスノーツ「魔法じゃないならいいかな」
ヒュウマ「そう興味を失せるな、魔法と同等、いやそれ以上の能力を今から教えてやるんだから興味持ってくれ」
アスノーツ「本当!!!何教えてくれるの?!!」
ヒュウマ「とりあえず俺と組手しようぜ」
ヒュウマはにやついた笑顔がさらに気持ち悪くなりながら攻撃態勢をとった。
ヒュウマ「いつかはこうなる運命だったんだろうな」
しんみりした表情でヒュウマは話す。
エヴァ「犯罪者に秩序を押し付けた町だからね、報いなのかもしれないね」
二人がいた町は国外に逃亡した人が集まってできた町であり、その殆どが犯罪者だった。そんな町だが二人にとっては仲のいい人もいた為、話を聞いた後、辛い感情が広がっていた。
ヒュウマ「俺達みたいに生き残ってる奴がいれば幸いだが、まぁないだろう」
エヴァ「そうね、今回のやる事終えたらお墓建てに町によりましょっか」
アスノーツ「そういえばエヴァさん達って旅してるんですか?」
質問してくるアスノーツは鍋に入ったご飯を綺麗に全て平らげ、頬は食べかすで汚かった。
ヒュウマ「アスノーツ、口周り汚いぞ、ハンカチあるから拭け、拭け」
エヴァ「女の子にそういう言い方は良くないわよ、アスノーツちゃん、拭いてあげるからこっち来な」
ヒュウマ「過保護だなお前は」
エヴァはアスノーツの口周りをハンカチで拭ってあげた。
エヴァ「いいじゃない...娘が出来たって感じで、で旅してる理由だっけ?私達はこの国のはぐれ者達を集めていたの、って言っても魔法界にいた人達をね」
アスノーツ「どうしてそんな事してたんですか?」
ヒュウマ「俺達やお前の仲間のムーディのように国外逃亡したものが他の国でも悪さをしたら、この国でも目をつけられるし、俺達悪さしてない奴も迫害を受けてしまう、だから俺達が来る前なんてそんな事が多かったから貧民街が荒れているのは国のせいではなく不法入国者だって言われてるくらいだった」
エヴァ「最後のは関係ないでしょ、ま、だから私達は...」
アスノーツ「エヴァさん達もトゥムル達と同じように国外逃亡してきたの?!!」
食い気味に話すアスノーツにエヴァの言葉はかき消されてしまう。
ヒュウマ「そうだぞ?この国を選んだのは偶々だが国を追われた身だ」
アスノーツ「え?え?どうして二人とも国から追われてるんですか?!!いい人なのに」
それはトゥムルもそうだけど。
と心の中で思いながらアスノーツは驚いていた。二人は”いい人”と言われた事に照れたのか、少し間を置いて話し出した。
ヒュウマ「色々だ、その話はまた今度してやるから早速、元軍人直々の...いや
エヴァ「あんた顔にやけてるわよ」
ヒュウマ「人を鍛えるのって楽しいじゃん?」
ヒュウマはにやついた笑顔で立ち上がりアスノーツの方に攻撃態勢をとる。アスノーツもヒュウマの行動に咄嗟に攻撃態勢をとるとヒュウマは後ろからエヴァにはたかれた。
エヴァ「気持ち悪くにやけるのもいいけどさ、鍋とか片してからやりなさいよ、鍛えてあげる事に文句言うのはやめたけど場はわきまえなさい」
そうエヴァに言われ、二人は食事の片づけをして改めて場所を変えてやる事にした。
ヒュウマ「アスノーツ、じゃあまず何したい?」
アスノーツ「いきなりふわふわしすぎじゃないですか?!!でも魔法使いたいです!!!」
意気揚々と答えた。ヒュウマはその言葉を聞き、少し考えた素振りをして答える。
ヒュウマ「いや無理だろ、俺もよくわかんないし」
アスノーツ「わかんないって、魔法使えないんですか?」
ヒュウマ「いや使えるんだが...トゥムルに聞いてないのか?魔法って感覚で使えるものだからさ、最初に教わるってものがないんだよ」
こめかみをぽりぽりとかきながら困った顔をしている。前にだがアスノーツは同様の質問をトゥムルとムーディにしてみたが同じことを言われて使うことが出来なかった。
ヒュウマ「魔法ってのはさ、原理として自然的な力を人が使うってのがあるらしくってな、今降ってる雪や俺達が立っている地面を人為的に操作できることができるって能力なんだがな...
アスノーツ「じゃあ私が使えれるようになれば初めて魔法を使う
アスノーツは妙に前向きでいた。だがヒュウマはさっきと変わらずぽりぽりとこめかみをかいて困っていた。
ヒュウマ「そんな
アスノーツ「魔法じゃないならいいかな」
ヒュウマ「そう興味を失せるな、魔法と同等、いやそれ以上の能力を今から教えてやるんだから興味持ってくれ」
アスノーツ「本当!!!何教えてくれるの?!!」
ヒュウマ「とりあえず俺と組手しようぜ」
ヒュウマはにやついた笑顔がさらに気持ち悪くなりながら攻撃態勢をとった。