asnotes
アスノーツ「だから私にずっと優しかったんだ...怖いから優しくしてくれたのか」
「辛い」と言う感情が頭の中にいっぱいになりながらもアスノーツはおぼつかない足取りで歩いていった。
アスノーツ「私はトゥムルと居ちゃいけない...トゥムルは私が怖いんだ...一緒に居ちゃ駄目なんだ...私は」
エヴァ「それははぁ!...違うんじゃないの?おうぇ!」
走って来たのか息切れをしてエヴァはアスノーツの後ろに手を膝にのせながら立っていた。
アスノーツ「来ないで!!!」
振り返りエヴァを見るとアスノーツはまた大声を上げエヴァを振り払おうとした。
エヴァ「はぁ...ぁ...どうして?」
アスノーツ「わ...私の身体の中には爆弾が入ってるんだよ!!!エヴァさんが死ぬかもしれないんだよ!!!」
エヴァ「それで?」
アスノーツ「それでって...死ぬのが怖くないの?!」
エヴァ「私よりアスノーツちゃんの方が死ぬことに恐怖を感じてるように見えるよ?何があったかわかんないけどさ、トゥムル君がアスノーツちゃんに怖がってる事はないと思うよ」
アスノーツ「そんなわけない!!!トゥムルはずっと...ずっと私に優しかったのは私が怖くてしてたんだ!!!」
エヴァ「アスノーツちゃん、今までのトゥムル君を見て本当にそう言えるの?私が見ていたトゥムル君はアスノーツちゃんの為に頑張っているように思えたよ。真面目に考えて悩んでくれていたと思う...少なからず嘘の優しさには見えなかった」
エヴァはそっとアスノーツに抱きついてあげた。
アスノーツ「離れて!!!エヴァさん!!!」
エヴァ「アスノーツちゃんも本当は分かってるんでしょ?トゥムル君はアスノーツちゃんを怖がってないって」
アスノーツ「うぅ...でも!!!でも!!!」
エヴァ「怖かったら、ずっと寄り添ってくれないよ...誰だって...私はそう思う」
アスノーツ「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
アスノーツは胸のつっかえがとれたのか大声で泣きだした。疑心したくない人を疑心してしまった事に辛く感じ、誰も信じれない中でも寄り添い、不満を解消してくれたエヴァにアスノーツは抱きついた。その間エヴァは優しくアスノーツの頭を撫でてくれた。アスノーツは泣き止んだ。
アスノーツ「...体内に爆弾が入ってるのは本当ですよ」
エヴァ「そうなんだ」
アスノーツ「そうなんだで返す話じゃあないですよ!簡単に人が死ぬような物が身体の中に入ってるんですよ?」
エヴァはにっこり笑って返した。
エヴァ「私これでも元軍人なのよ?死線をくぐり抜けた時と比べればそれくらいどうって事ない問題よ、それ以上にアスノーツちゃんを1人にさせとく方が問題さ、さぁテントの所まで帰りましょ」
アスノーツ「待ってエヴァさん、帰る前に行きたい所があるから」
エヴァ「わかった、着いていくよ」
そう言ってアスノーツが先導して進んでいった。進むにつれ都市の被害が多くなり、崩れた建物で空が見えず、その建物と建物の間から漏れる光以外光はなく、洞窟を進んでいるかのような暗さだった。二人は崩れそうな建物の中を慎重に歩いて行った。
エヴァ「そもそも何しに行くの?こんな今にも崩れそうな所を通ってまで行きたい理由があるのかい?」
アスノーツ「荷物を取りにいくのと、あいつがどうなったか見に行きたくって」
テントの中にいた時自分の荷物が無い事を確認していた。
エヴァ「あいつ?」
アスノーツ「この都市をこうした犯人です、確か名前はシャネルって言ってました...この都市を破壊して、兵器である私を捕まえることが目的だって言ってました」
エヴァ「自分を捕まえようとしていた奴がどうなったか見に行きたいなんてアスノーツちゃん勇敢だね」
アスノーツ「荷物取りにいくついでにです...そういえば私は何でテントにいたんですか?私エヴァさんと会ってなかったと思うんですけど...」
起きてから忘れていたけど私はどうしてテントにいたんだろう。気絶する前高い所から落ちたのに生きてるのはなんでだろう?
ふと思い出すようにアスノーツはエヴァに質問した。
エヴァ「あぁ、私達もねこの都市に来てたの、って言っても旅の途中で通り過ぎようとした時に謎の煙と一緒に爆音が都市から聞こえたから何事かって見に来たら、大きい塔の上から人が落ちてきて空中でキャッチしたらアスノーツちゃん達だっただけ...キャッチしたのはヒュウマなんだけどね」
アスノーツ「後でお礼言っとこ」
エヴァ「言っときな、でそのシャネルがもしいたら何するの?」
アスノーツ「捕まえてこの都市をこうした元凶として警察に渡します!トゥムルの無実を晴らすために」
話している内に崩れた建物の中を抜けて幸せの母体に着いた。
アスノーツ「ここに来るのは二度目だなぁ」
エヴァ「私も二度目だな、アスノーツちゃん荷物取って早くテントに戻ろう」
アスノーツ「わかった!!!」
私とエヴァさんで幸せの母体に入った。中にある受付やソファーは空から来る光に反射して赤く染まっているのが見え、所々死体が散らばっていた。
アスノーツ「このソファーの横に荷物を置いたんです」
ソファーが赤く染まっているのはトゥムルの手当てをする時に寝かした場所で、背中からトゥムルが流した血だ。アスノーツはソファーを見て眉をひそめ悔やみながら荷物を取った。その後キョロキョロとシャネルが落ちたであろう所を眺めてシャネルを探したが見つけることが出来ず、日が暮れてきた。
エヴァ「電気通ってないから夜になると真っ暗になるから探すのはやめて、そろそろ行こうか」
アスノーツ「...そうですね」
シャネルを見つけれなくてトゥムルの無実を晴らせないのはきついがトゥムルが起きてたら心配するかもしれないから戻ろう。二人は帰ろうとすると幸せの母体の中からドスンと大きな音がした。
アスノーツ「爆発音?!」
エヴァ「違うと思うよ今の音...多分何かが落ちた音だと思う」
アスノーツ「落ちた音?、けど上から落ちてくるなんてエレベーターくらいじゃないの?」
エヴァ「電力が通ってないんだからすぐにエレベーターは落ちてると思うよ...だから多分敵だよ」
アスノーツ「あんな大きな音で落ちて死んでない生き物はいないよエヴァさん!!!」
エヴァ「二通りだけいるよ、魔法が使えて身体が頑丈な獣人か、人造人間 ぐらい」
アスノーツ「...人造人間 って」
アスノーツは固唾を飲んだ。しばらくしてエレベーターの扉がバキバキバキという音と同時に破壊され、ずるずると這って人造人間 らしき存在が出て来た。落ちた影響で顔の輪郭の原型はなく髪の毛はぐしゃぐしゃになっており、下半身もどこかに落としたのかなく、指は変な形になりながらも一心不乱に近づいてきた。
エヴァ「初めててけてけって妖怪見た」
アスノーツ「妖怪が何かわかんないけどあれは人造人間 ですよエヴァさん!逃げましょう!」
私が戦った人造人間 だ。
エヴァ「アスノーツちゃん来た道覚えてる?」
アスノーツ「覚えてますんで逃げましょう!」
エヴァ「ごめんねぇ方向音痴なんだ私」
アスノーツ「こっちです!!!エヴァさん!」
戻ろうと来た道に行くと運悪く上に乗っていた建物が崩れ、道がなくなり戻れなくなった。落ちて来た人造人間 はそんな事お構いなしにずるずると這って近づく。
アスノーツ「なんで?!!」
エヴァ「運悪いねぇ、どうしよっか」
アスノーツ「倒すしかないよ!」
エヴァ「アスノーツちゃん殺すまで近づいてくるから倒さないとね...けどアスノーツちゃん倒すってどういう事かわかってる?」
エヴァは含んだ言い方をして話を続けた。
エヴァ「人造人間 は気絶しないから動きを止まらせないといけない、止まらせるって事は一生動かなくする、つまり殺すって事だよ」
アスノーツ「緊急時だから仕方ないよ!」
エヴァ「トゥムル君は極力アスノーツちゃんに戦わせたくないって思ってる、私もそう思ってる、だから私が戦うよ」
アスノーツ「エヴァさんだけに戦わせる訳にはいかないよ!!!」
エヴァ「まぁまぁ見てなって」
そう言うとエヴァはアスノーツの眼前から急に消えた。見えるところから消えたわけではなく、驚いてそこら辺をキョロキョロ見てもどこにもいなかった。
アスノーツ「エヴァさん?!エヴァさん?!!」
大声で名前を呼ぶが返事はされず、不安がる。落ちて来た人造人間 は幸せの母体から出てきてアスノーツに近づいてきた。逃げ道がなくエヴァさんもいない状況でアスノーツは近づいてくる人造人間 に怖くなり戦闘態勢を取った。
アスノーツ「やっぱり...エヴァさんも私が怖くて逃げたんだ...」
アスノーツは少し涙が流れた。人造人間 は一定の距離に来たか飛び込んで襲ってきた。その瞬間ドスンと人造人間 の背中をエヴァが鉄パイプで地面まで突き刺していた。
エヴァ「やっぱりってアスノーツちゃんまだ疑ってたのかい?心外だよぉ」
「辛い」と言う感情が頭の中にいっぱいになりながらもアスノーツはおぼつかない足取りで歩いていった。
アスノーツ「私はトゥムルと居ちゃいけない...トゥムルは私が怖いんだ...一緒に居ちゃ駄目なんだ...私は」
エヴァ「それははぁ!...違うんじゃないの?おうぇ!」
走って来たのか息切れをしてエヴァはアスノーツの後ろに手を膝にのせながら立っていた。
アスノーツ「来ないで!!!」
振り返りエヴァを見るとアスノーツはまた大声を上げエヴァを振り払おうとした。
エヴァ「はぁ...ぁ...どうして?」
アスノーツ「わ...私の身体の中には爆弾が入ってるんだよ!!!エヴァさんが死ぬかもしれないんだよ!!!」
エヴァ「それで?」
アスノーツ「それでって...死ぬのが怖くないの?!」
エヴァ「私よりアスノーツちゃんの方が死ぬことに恐怖を感じてるように見えるよ?何があったかわかんないけどさ、トゥムル君がアスノーツちゃんに怖がってる事はないと思うよ」
アスノーツ「そんなわけない!!!トゥムルはずっと...ずっと私に優しかったのは私が怖くてしてたんだ!!!」
エヴァ「アスノーツちゃん、今までのトゥムル君を見て本当にそう言えるの?私が見ていたトゥムル君はアスノーツちゃんの為に頑張っているように思えたよ。真面目に考えて悩んでくれていたと思う...少なからず嘘の優しさには見えなかった」
エヴァはそっとアスノーツに抱きついてあげた。
アスノーツ「離れて!!!エヴァさん!!!」
エヴァ「アスノーツちゃんも本当は分かってるんでしょ?トゥムル君はアスノーツちゃんを怖がってないって」
アスノーツ「うぅ...でも!!!でも!!!」
エヴァ「怖かったら、ずっと寄り添ってくれないよ...誰だって...私はそう思う」
アスノーツ「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
アスノーツは胸のつっかえがとれたのか大声で泣きだした。疑心したくない人を疑心してしまった事に辛く感じ、誰も信じれない中でも寄り添い、不満を解消してくれたエヴァにアスノーツは抱きついた。その間エヴァは優しくアスノーツの頭を撫でてくれた。アスノーツは泣き止んだ。
アスノーツ「...体内に爆弾が入ってるのは本当ですよ」
エヴァ「そうなんだ」
アスノーツ「そうなんだで返す話じゃあないですよ!簡単に人が死ぬような物が身体の中に入ってるんですよ?」
エヴァはにっこり笑って返した。
エヴァ「私これでも元軍人なのよ?死線をくぐり抜けた時と比べればそれくらいどうって事ない問題よ、それ以上にアスノーツちゃんを1人にさせとく方が問題さ、さぁテントの所まで帰りましょ」
アスノーツ「待ってエヴァさん、帰る前に行きたい所があるから」
エヴァ「わかった、着いていくよ」
そう言ってアスノーツが先導して進んでいった。進むにつれ都市の被害が多くなり、崩れた建物で空が見えず、その建物と建物の間から漏れる光以外光はなく、洞窟を進んでいるかのような暗さだった。二人は崩れそうな建物の中を慎重に歩いて行った。
エヴァ「そもそも何しに行くの?こんな今にも崩れそうな所を通ってまで行きたい理由があるのかい?」
アスノーツ「荷物を取りにいくのと、あいつがどうなったか見に行きたくって」
テントの中にいた時自分の荷物が無い事を確認していた。
エヴァ「あいつ?」
アスノーツ「この都市をこうした犯人です、確か名前はシャネルって言ってました...この都市を破壊して、兵器である私を捕まえることが目的だって言ってました」
エヴァ「自分を捕まえようとしていた奴がどうなったか見に行きたいなんてアスノーツちゃん勇敢だね」
アスノーツ「荷物取りにいくついでにです...そういえば私は何でテントにいたんですか?私エヴァさんと会ってなかったと思うんですけど...」
起きてから忘れていたけど私はどうしてテントにいたんだろう。気絶する前高い所から落ちたのに生きてるのはなんでだろう?
ふと思い出すようにアスノーツはエヴァに質問した。
エヴァ「あぁ、私達もねこの都市に来てたの、って言っても旅の途中で通り過ぎようとした時に謎の煙と一緒に爆音が都市から聞こえたから何事かって見に来たら、大きい塔の上から人が落ちてきて空中でキャッチしたらアスノーツちゃん達だっただけ...キャッチしたのはヒュウマなんだけどね」
アスノーツ「後でお礼言っとこ」
エヴァ「言っときな、でそのシャネルがもしいたら何するの?」
アスノーツ「捕まえてこの都市をこうした元凶として警察に渡します!トゥムルの無実を晴らすために」
話している内に崩れた建物の中を抜けて幸せの母体に着いた。
アスノーツ「ここに来るのは二度目だなぁ」
エヴァ「私も二度目だな、アスノーツちゃん荷物取って早くテントに戻ろう」
アスノーツ「わかった!!!」
私とエヴァさんで幸せの母体に入った。中にある受付やソファーは空から来る光に反射して赤く染まっているのが見え、所々死体が散らばっていた。
アスノーツ「このソファーの横に荷物を置いたんです」
ソファーが赤く染まっているのはトゥムルの手当てをする時に寝かした場所で、背中からトゥムルが流した血だ。アスノーツはソファーを見て眉をひそめ悔やみながら荷物を取った。その後キョロキョロとシャネルが落ちたであろう所を眺めてシャネルを探したが見つけることが出来ず、日が暮れてきた。
エヴァ「電気通ってないから夜になると真っ暗になるから探すのはやめて、そろそろ行こうか」
アスノーツ「...そうですね」
シャネルを見つけれなくてトゥムルの無実を晴らせないのはきついがトゥムルが起きてたら心配するかもしれないから戻ろう。二人は帰ろうとすると幸せの母体の中からドスンと大きな音がした。
アスノーツ「爆発音?!」
エヴァ「違うと思うよ今の音...多分何かが落ちた音だと思う」
アスノーツ「落ちた音?、けど上から落ちてくるなんてエレベーターくらいじゃないの?」
エヴァ「電力が通ってないんだからすぐにエレベーターは落ちてると思うよ...だから多分敵だよ」
アスノーツ「あんな大きな音で落ちて死んでない生き物はいないよエヴァさん!!!」
エヴァ「二通りだけいるよ、魔法が使えて身体が頑丈な獣人か、
アスノーツ「...
アスノーツは固唾を飲んだ。しばらくしてエレベーターの扉がバキバキバキという音と同時に破壊され、ずるずると這って
エヴァ「初めててけてけって妖怪見た」
アスノーツ「妖怪が何かわかんないけどあれは
私が戦った
エヴァ「アスノーツちゃん来た道覚えてる?」
アスノーツ「覚えてますんで逃げましょう!」
エヴァ「ごめんねぇ方向音痴なんだ私」
アスノーツ「こっちです!!!エヴァさん!」
戻ろうと来た道に行くと運悪く上に乗っていた建物が崩れ、道がなくなり戻れなくなった。落ちて来た
アスノーツ「なんで?!!」
エヴァ「運悪いねぇ、どうしよっか」
アスノーツ「倒すしかないよ!」
エヴァ「アスノーツちゃん殺すまで近づいてくるから倒さないとね...けどアスノーツちゃん倒すってどういう事かわかってる?」
エヴァは含んだ言い方をして話を続けた。
エヴァ「
アスノーツ「緊急時だから仕方ないよ!」
エヴァ「トゥムル君は極力アスノーツちゃんに戦わせたくないって思ってる、私もそう思ってる、だから私が戦うよ」
アスノーツ「エヴァさんだけに戦わせる訳にはいかないよ!!!」
エヴァ「まぁまぁ見てなって」
そう言うとエヴァはアスノーツの眼前から急に消えた。見えるところから消えたわけではなく、驚いてそこら辺をキョロキョロ見てもどこにもいなかった。
アスノーツ「エヴァさん?!エヴァさん?!!」
大声で名前を呼ぶが返事はされず、不安がる。落ちて来た
アスノーツ「やっぱり...エヴァさんも私が怖くて逃げたんだ...」
アスノーツは少し涙が流れた。
エヴァ「やっぱりってアスノーツちゃんまだ疑ってたのかい?心外だよぉ」