asnotes
翌朝ムーディは出かけるらしくエヴァさんに事情を言ってトゥムルとの話を終えた頃、私は起きた。
ムーディ「そういう事だからよ、トゥムルよろしくな」
トゥムル「...わかった」
アスノーツ「おはよームーディ、トゥムル」
ムーディ「おはようアスノーツ、俺はこれから外出してくるから大人しくしてろよ」
アスノーツ「またどっか行ってくんの?もしかしておうち探し?」
ムーディ「したいんだが行く方向が逆でな、まぁだから今回は2人で探しに行ってくれ」
アスノーツ「何処に行けばいいの?」
ムーディ「全部トゥムルに話してるからお前はついて行けばいいよ、それと剣返してもらうぞ、今回使うからな」
ムーディはそう言うと笑顔のまま私の頭を撫でて走り去っていった。私とトゥムルは"何故か昨日半壊したらしい酒場とエヴァさんの家の修理"をしないといけないらしい。正直めんどくさいと思ったけど、力をいつもよりいっぱい使っていいとトゥムルが言ってくれたから張り切って修理を手伝った。修理にはエヴァさんが指示を出して隣人の人達と一緒に直していく作業だった。
エヴァ「とりあえず皆休憩にしよっか」
お昼時になり皆地べたに座り昼食をとった。私とトゥムルは隣同士に座り昨日の事を聞いた。エヴァさんの5年前までの記憶がムーディに入っている事、その記憶を返して欲しかった事、2人の話は昨日の時点で片がついたらしいのだけど一つだけ気になったことがあった。
アスノーツ「そういえばどうしてトゥムルにも用事があるって書いてあったの?」
トゥムル「...エヴァさんの旦那であるヒュウマさんは昔1回だけ俺の教官を務めていてな...また会って話したいらしくて呼んだとエヴァさんが言っていたよ...」
アスノーツ「ふ〜ん...でそのヒュウマさんはここに居ないんだね」
トゥムル「どうやら他の街にたまたま行ってる時に俺達は来てしまったらしい」
アスノーツ「すれ違い?って奴だね、いつ帰ってくるんだろう」
エヴァ「ん?ヒュウマがか?ヒュウマなら丁度今帰ってきたぞ」
エヴァが指さす上空には鳥が羽を広げ飛んでいるような何かが見え、みるみる近づいてくる内に羽を伸ばした竜人族 だとわかった。
エヴァ「おかえりヒュウマ、どうだった?」
ヒュウマ「...ま、ダメだったわな、そっちは?」
エヴァ「ムーディ君とトゥムル君...それとアスノーツちゃんが来たわよ」
ヒュウマ「本当か?!記憶は返して貰えたのか?!」
エヴァは首を横に振りヒュウマに伝えた。
ヒュウマ「そうか...まぁ仕方ねぇさ、でそのムーディ君は何処にいるんだい?会ってみてぇから手紙出したが」
トゥムル「ムーディなら朝用事が会って出掛けましたヒュウマさん」
ヒュウマ「その声は!トゥムルか!!あ〜7年振りだなぁ何してた?!」
トゥムル「2年前まで軍隊にいて今はこっちで暮らしているんですけど...」
淡々とアスノーツ抜きで話が進む事にアスノーツは少しムスッと怒っているような顔をしながらヒュウマを見ていた。ヒュウマもそれには気づきアスノーツに目線を向けたと同時に少し気圧されたような顔をしていた。
ヒュウマ「...アスノーツって言ったっけか?お前は...人造人間 か?」
ヒュウマは顔を近づかせ質問をした。グイグイ来られる顔に嫌になったアスノーツはトゥムルの後に隠れヒュウマを睨みトゥムルが質問に答えた。
トゥムル「アスノーツは確かに人造人間 だがヒュウマさんどうやってわかったんです?」
アスノーツは普通の人造人間 とは違い人造人間 をすぐに識別出来るようなものがない。がヒュウマがすぐにアスノーツを人造人間 と見抜いた為トゥムルは警戒した表情でいた。
ヒュウマ「いや...何俺帰ってくる前にこの子と同じ顔の人造人間 を見たんだよ、星降りの地に向かうトラックに仁王立ちしててな...」
星降りの地...私達が来る時に乗っていたトラックの向かう場所って確か昨日トゥムルが教えてた奴だ。
トゥムル「見間違いじゃないんですか?!」
ヒュウマ「見間違いじゃねぇよ、この子と違って髪は下ろしてたけど確実に同じ顔の人造人間 だったぞ」
トゥムルは驚きと共に苦悩な表情をしていた。言うなれば喜怒哀楽を混ぜたような顔を見せていた。冷静になりトゥムルは自分の持ち物を腰に巻きながらエヴァに話しかけた。
トゥムル「...エヴァさんすみませんが少し仕事から離れます」
エヴァ「帰ってきたら他の人より働かっせから気にするな」
アスノーツ「トゥムル!私も一緒に行く!!!」
トゥムル「アスノーツ...お前はエヴァさん達と待っていろ」
アスノーツ「...どうしてなのトゥムル」
私はふてくされた顔でトゥムルを見た。トゥムルはどことなく焦った顔をしているのを私もわかった。
トゥムル「...最悪の場合戦わないといけない相手だからだ」
アスノーツ「なら一緒に戦うよ!!!」
トゥムル「俺達が護身術を教えた理由を忘れたのか?!戦わせる為に教えたものじゃないんだぞ!...アスノーツ...君自ら戦地に行くような事はさせない...だからヒュウマさん少しアスノーツを預かっといて下さい」
納得いかずもがき暴れるアスノーツをヒュウマが抑えてるのを見ながらトゥムルは星降りの地の方に向かっていった。
アスノーツ「戦っちゃダメなのはわかるよ...けど一緒に行ってはいけない理由は何でなの?トゥムル」
ヒュウマ「俺はあいつがこうした理由はわかるぜアスノーツ」
アスノーツはヒュウマに軽快に名前を言われた事が嫌だったか睨みながらヒュウマを見ていた。
ヒュウマ「あいつはな前に"何の為に戦っている"か悩んでいたんだよ、あいつにとって生きる理由が戦うことだったがそれは決められた運命 なだけで望んた事じゃあなかった、だから俺にこの質問してきた、俺は質問に答えたがあいつは自分の質問に自問したままでな、だが今のあいつを見てそれがわかったよ」
アスノーツ「話長いし何言ってるかわかんない」
ヒュウマ「要はあいつは何の為に戦っているか自分の答えを持つ事が出来たんだよ」
アスノーツ「何言ってるか全然わかんない」
わからないではなく理解しようとしなかった。
ヒュウマ「家の修理してたんだろ?そろそろ休憩やめて再開するぞ!アスノーツ、もう少し頭を使ってトゥムルを見てみな、そうすれば俺が言ってた事がわかるぜ」
ヒュウマの話を聞いていたエヴァは皆に号令を出し再開した。アスノーツも頬を膨らませたまま手伝っていった。その頃トゥムルは星降りの地の入り口に着いていた。
トゥムル「...なんだ...この状況は」
検問所らしき入り口は爆破されており、近くには原型を留めていない死体が2体転がっていた。トゥムルはその死体の腕を触っていた。
トゥムル「...識別コードがある...検問所の人造人間 が壊されたのか」
トゥムルは胸騒ぎをしながら星降りの地の中に入っていった。中は山のように積み上げられたゴミが四方八方にありトゥムルはがゴミがないゴミとゴミの間の小道を歩き周囲を見渡していた。
トゥムル「アスノーツに似た人造人間 ...その存在がどれだけやばい兵器なのか...わかって言ってるのかヒュウマさんは」
ボソボソと喋りながら考え歩いていた。
トゥムル・???「アラレ計画とは」
考え事に夢中になり周囲の警戒が怠っている時、トゥムルは同じセリフが聞こえた方を見た。
トゥムル「...お前がヒュウマさんが言っていた人造人間 か」
相手には聞こえない小声で発しながら、トゥムルからは見た事ない激昴が見えた。
???「トゥムル・グローリアだね、こっちに来なよ話したい事があるんだ」
トゥムル「...言われなくても行ってやる」
トゥムルはごみ山を駆け上がりながら上にいるアスノーツに似た人造人間 にもの凄い勢いで殴りかかった。
???「おいおい痛いじゃないか...僕の作品が」
トゥムルの拳は腹部に綺麗に入っているが人造人間 はピクリとも動かず、唯一口だけが動いた。
トゥムル「...外部音声か携帯電話とかで使わられて連携取るっていう...そんな事より貴様の目的はなんだ」
???「わお!この子ができてる理由とかより目的が知りたいの?君達が製造を阻止したこの人造人間 よりも私の目的?」
トゥムル「いいから答えろ!」
???「そんなの...アラレ計画の復活に決まってるじゃん」
ムーディ「そういう事だからよ、トゥムルよろしくな」
トゥムル「...わかった」
アスノーツ「おはよームーディ、トゥムル」
ムーディ「おはようアスノーツ、俺はこれから外出してくるから大人しくしてろよ」
アスノーツ「またどっか行ってくんの?もしかしておうち探し?」
ムーディ「したいんだが行く方向が逆でな、まぁだから今回は2人で探しに行ってくれ」
アスノーツ「何処に行けばいいの?」
ムーディ「全部トゥムルに話してるからお前はついて行けばいいよ、それと剣返してもらうぞ、今回使うからな」
ムーディはそう言うと笑顔のまま私の頭を撫でて走り去っていった。私とトゥムルは"何故か昨日半壊したらしい酒場とエヴァさんの家の修理"をしないといけないらしい。正直めんどくさいと思ったけど、力をいつもよりいっぱい使っていいとトゥムルが言ってくれたから張り切って修理を手伝った。修理にはエヴァさんが指示を出して隣人の人達と一緒に直していく作業だった。
エヴァ「とりあえず皆休憩にしよっか」
お昼時になり皆地べたに座り昼食をとった。私とトゥムルは隣同士に座り昨日の事を聞いた。エヴァさんの5年前までの記憶がムーディに入っている事、その記憶を返して欲しかった事、2人の話は昨日の時点で片がついたらしいのだけど一つだけ気になったことがあった。
アスノーツ「そういえばどうしてトゥムルにも用事があるって書いてあったの?」
トゥムル「...エヴァさんの旦那であるヒュウマさんは昔1回だけ俺の教官を務めていてな...また会って話したいらしくて呼んだとエヴァさんが言っていたよ...」
アスノーツ「ふ〜ん...でそのヒュウマさんはここに居ないんだね」
トゥムル「どうやら他の街にたまたま行ってる時に俺達は来てしまったらしい」
アスノーツ「すれ違い?って奴だね、いつ帰ってくるんだろう」
エヴァ「ん?ヒュウマがか?ヒュウマなら丁度今帰ってきたぞ」
エヴァが指さす上空には鳥が羽を広げ飛んでいるような何かが見え、みるみる近づいてくる内に羽を伸ばした
エヴァ「おかえりヒュウマ、どうだった?」
ヒュウマ「...ま、ダメだったわな、そっちは?」
エヴァ「ムーディ君とトゥムル君...それとアスノーツちゃんが来たわよ」
ヒュウマ「本当か?!記憶は返して貰えたのか?!」
エヴァは首を横に振りヒュウマに伝えた。
ヒュウマ「そうか...まぁ仕方ねぇさ、でそのムーディ君は何処にいるんだい?会ってみてぇから手紙出したが」
トゥムル「ムーディなら朝用事が会って出掛けましたヒュウマさん」
ヒュウマ「その声は!トゥムルか!!あ〜7年振りだなぁ何してた?!」
トゥムル「2年前まで軍隊にいて今はこっちで暮らしているんですけど...」
淡々とアスノーツ抜きで話が進む事にアスノーツは少しムスッと怒っているような顔をしながらヒュウマを見ていた。ヒュウマもそれには気づきアスノーツに目線を向けたと同時に少し気圧されたような顔をしていた。
ヒュウマ「...アスノーツって言ったっけか?お前は...
ヒュウマは顔を近づかせ質問をした。グイグイ来られる顔に嫌になったアスノーツはトゥムルの後に隠れヒュウマを睨みトゥムルが質問に答えた。
トゥムル「アスノーツは確かに
アスノーツは普通の
ヒュウマ「いや...何俺帰ってくる前にこの子と同じ顔の
星降りの地...私達が来る時に乗っていたトラックの向かう場所って確か昨日トゥムルが教えてた奴だ。
トゥムル「見間違いじゃないんですか?!」
ヒュウマ「見間違いじゃねぇよ、この子と違って髪は下ろしてたけど確実に同じ顔の
トゥムルは驚きと共に苦悩な表情をしていた。言うなれば喜怒哀楽を混ぜたような顔を見せていた。冷静になりトゥムルは自分の持ち物を腰に巻きながらエヴァに話しかけた。
トゥムル「...エヴァさんすみませんが少し仕事から離れます」
エヴァ「帰ってきたら他の人より働かっせから気にするな」
アスノーツ「トゥムル!私も一緒に行く!!!」
トゥムル「アスノーツ...お前はエヴァさん達と待っていろ」
アスノーツ「...どうしてなのトゥムル」
私はふてくされた顔でトゥムルを見た。トゥムルはどことなく焦った顔をしているのを私もわかった。
トゥムル「...最悪の場合戦わないといけない相手だからだ」
アスノーツ「なら一緒に戦うよ!!!」
トゥムル「俺達が護身術を教えた理由を忘れたのか?!戦わせる為に教えたものじゃないんだぞ!...アスノーツ...君自ら戦地に行くような事はさせない...だからヒュウマさん少しアスノーツを預かっといて下さい」
納得いかずもがき暴れるアスノーツをヒュウマが抑えてるのを見ながらトゥムルは星降りの地の方に向かっていった。
アスノーツ「戦っちゃダメなのはわかるよ...けど一緒に行ってはいけない理由は何でなの?トゥムル」
ヒュウマ「俺はあいつがこうした理由はわかるぜアスノーツ」
アスノーツはヒュウマに軽快に名前を言われた事が嫌だったか睨みながらヒュウマを見ていた。
ヒュウマ「あいつはな前に"何の為に戦っている"か悩んでいたんだよ、あいつにとって生きる理由が戦うことだったがそれは決められた
アスノーツ「話長いし何言ってるかわかんない」
ヒュウマ「要はあいつは何の為に戦っているか自分の答えを持つ事が出来たんだよ」
アスノーツ「何言ってるか全然わかんない」
わからないではなく理解しようとしなかった。
ヒュウマ「家の修理してたんだろ?そろそろ休憩やめて再開するぞ!アスノーツ、もう少し頭を使ってトゥムルを見てみな、そうすれば俺が言ってた事がわかるぜ」
ヒュウマの話を聞いていたエヴァは皆に号令を出し再開した。アスノーツも頬を膨らませたまま手伝っていった。その頃トゥムルは星降りの地の入り口に着いていた。
トゥムル「...なんだ...この状況は」
検問所らしき入り口は爆破されており、近くには原型を留めていない死体が2体転がっていた。トゥムルはその死体の腕を触っていた。
トゥムル「...識別コードがある...検問所の
トゥムルは胸騒ぎをしながら星降りの地の中に入っていった。中は山のように積み上げられたゴミが四方八方にありトゥムルはがゴミがないゴミとゴミの間の小道を歩き周囲を見渡していた。
トゥムル「アスノーツに似た
ボソボソと喋りながら考え歩いていた。
トゥムル・???「アラレ計画とは」
考え事に夢中になり周囲の警戒が怠っている時、トゥムルは同じセリフが聞こえた方を見た。
トゥムル「...お前がヒュウマさんが言っていた
相手には聞こえない小声で発しながら、トゥムルからは見た事ない激昴が見えた。
???「トゥムル・グローリアだね、こっちに来なよ話したい事があるんだ」
トゥムル「...言われなくても行ってやる」
トゥムルはごみ山を駆け上がりながら上にいるアスノーツに似た
???「おいおい痛いじゃないか...僕の作品が」
トゥムルの拳は腹部に綺麗に入っているが
トゥムル「...外部音声か携帯電話とかで使わられて連携取るっていう...そんな事より貴様の目的はなんだ」
???「わお!この子ができてる理由とかより目的が知りたいの?君達が製造を阻止したこの
トゥムル「いいから答えろ!」
???「そんなの...アラレ計画の復活に決まってるじゃん」