恋人、幼馴染み、同級生。いろんなシチュエーションあります。
あと一歩の時の誘い方
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「そこ詰めて来るから一旦引いていいよ」
『は、はいぃ…!すぐ戻ります!』
ヘッドフォンから漏れ出る普段聞くことのない銃声と聞き慣れた柔らかい声。
『あ、あ、撃たれて…あ……すみません…やられちゃいました』
私達がやっているのは某レジェンド達が戦うゲーム。
やり始めたばかりの私にコーチをしてくれている。
叶さん視点に切り替わった画面をドキドキしながら眺めるも、数の差で相手にやられてしまった。
「ごめん、僕もやられちゃった。惜しかったね〜」
『そうですね、あとちょっとだったのに!叶さんすみません、ダウンしちゃって』
「最初の頃より上手くなってるから、気にしないでいいよ」
『でも…ご迷惑かけてばっかりで…』
やり始めたばかりだけど、流石にセンスないんじゃ?って思うくらい足を引っ張ってる気がする。
今度ひっそり練習しようかな…。
「僕はなまえさんとやるの結構好きだけどな」
「じゃなきゃ僕から誘わないよ」なんて、きゅんとしちゃうじゃないですか。
「それに、なまえって外で遊んだりするの苦手でしょ?丁度良いかなって思ったんだよね〜。デートって思ってくれたら良いよ」
『デート!?』
「まだ付き合ってないしデートって変?でも、こう言われると僕の事こと意識するんじゃない?」
『そ、りゃあ…意識しますよ、なに言ってるんですか』
「だよね〜」
デートとか言われて意識しない人とかいるのかな、私はしますけど。
「て事で、今度は本当にデート行こっか」
ゲーム音に似合わない彼の台詞に私がお返事するのはすぐ後の事。
1/1ページ