恋人、幼馴染み、同級生。いろんなシチュエーションあります。
怪盗よりも厄介な人
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『シェリンさんってこんな雰囲気も出せるんですね』
今日はとても天気の良い休日のお昼過ぎ。いつも通り依頼もなく事務所で穏やかな1日を過ごしていた頃。
ニヤニヤしながら僕を見てくる彼女は『へ〜え、ふーん。これはこれは』とかなんとか一体何を言ってるんですかね、これは気になります。
「あ、あの…なんのことでしょう?」
『ん?あ、これこれ、この前企画でプロデュースされてたでしょ?ボイスの販売もあったし、買って聴いてるの』
髪の毛で隠れたワイヤレスイヤホンを見せてくる彼女。
あぁ、なるほど。本人の目の前でなんてことを。まあ、全然いいんですけどね。恥ずかしい…とは思いますけど?僕以外の聴いてる訳じゃないですからね、そこは寛大に…
『黛くんの良いっ、好きっ!』
「え!僕の聴いてたんじゃないんですか!?」
『え?』
「あ、いや…」
しまった、僕とした事が思っていた事が口に出てしまっていたらしい。
キョトンとした顔で見てくるなまえも可愛らしいですね。…じゃなくて。
「よ、よーし!僕はこれから依頼された猫探しを…」
『いやいや、依頼なんて来てないじゃないですか、シェリンさん』
誤魔化せませんでした。
『でもさっきまで聴いてましたよ、シェリンさんのボイス。えっちでした!』
「あ、ありがとうございます」
『高圧的なシェリンさん、素敵でドキドキしちゃいました』
「なまえは高圧的な僕が好きなんですか?」
『好きって言うか、その、普段から想像出来なくてギャップ…で萌えちゃうみたいな?』
なるほど、ギャップですか。女性はギャップ萌えが好きとどこかで聞いた事があります。
『でも、私はそのままのシェリンさんが好きですけどね』
なんて可愛らしい事をおっしゃるんですか。探偵のこの僕をこんなにも、ときめかせる貴女には本当に敵わない。
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